- アンジェラ・アキ
『BLUE』 - 2012/7/18 リリース
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初回生産限定盤 ESCL-3938
3,500円
通常盤 ESCL-3940
3,059円 - エピックレコードジャパン
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アンジェラ・アキ |
全国を回るロング・ツアーが開幕。 愛の歌で笑って、泣いて |
2012.10.13.SAT Concert Tour 2012-2013 BLUE サンシティホール(埼玉) |
今年でデビュー7年目を迎えたシンガー・ソングライター、アンジェラ・アキ。今年2月に第一子を出産し、母となった彼女が開催する出産後初の全国ツアー。7月にリリースした最新アルバム『BLUE』を携え、10月13日(土)サンシティホール(埼玉県)よりスタート!
「アンジー、アンジー!」。この日を待ちわびたファンで埋め尽くされたサンシティホール(埼玉県)に“アンジーコール”が響き渡る。約5か月にわたるロング・ツアー“アンジェラ・アキ Concert Tour 2012-2013 BLUE”の初日。今年2月に第一子を出産した彼女の出産後初の全国ツアーであり、3年ぶりの全国ツアーとあって、コンサートが始まる前からファンの熱気は高まるばかりだ。
「みんな来てくれてありがとう。この1年は私にとって盛りだくさんで、2月に出産して母になり、夏にアルバムをリリースして、秋にこのツアーが始まりました」と語るアンジェラ・アキのキラキラとした表情からも、ツアーの初日を迎えられた喜びがあふれていた。
本ツアーは、7月にリリースされた7枚目のオリジナル・アルバム『BLUE』をひっさげて行われるコンサート・ツアー。2台のピアノを中心にした特別編成によるステージで構成され、軽快なメロディとリズムに乗ってドラマティックに盛り上がる最新シングル「告白」などを披露。「好きになってもいいですか?」とストレートに伝わる爽やかな彼女の歌声が会場に響き渡る。
「『BLUE』は私にとって最高の出来になったアルバムです。これまでリリースした中で一番充実した内容になりました。生でみなさんの前で演奏できて幸せです」と話すように、本作には実にバラエティ豊かでさまざまなテーマのラブソングが揃っている。そんな作品たち1曲1曲の色に合わせて、多くの照明を駆使しステージ全体を演出する。楽曲ごとに変化するステージの表情が、歌と演奏を引き立て、観客をアンジェラ・アキの世界へ引き込んでいく。
彼女のピアノ演奏が主体となるしっとりとした楽曲では、水を打ったような静けさの中、彼女の透き通った歌声に観客は聴き惚れ、ポップなナンバーでは、転がるようなピアノ演奏と声量たっぷりの歌声でぐいぐいとひっぱる彼女に、観客は総立ちとなって一緒に盛り上がった。最新アルバムだけでなく、「サクラ色」や「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」など、ヒット曲も届けられた。また、「初めて来た方はこんなにしゃべるとは思わなかった?」とトークのほうも、もちろん快調。彼女のコンサートではお馴染みのあのコーナーもたっぷり用意され、観客は笑顔で楽しんでいた。
「『BLUE』はラブソングにこだわって作ったアルバム。シンガー・ソングライターとして、これからもラブソングを歌っていきたい。そんなラブソングには、“別れ”をテーマにした曲もあります。大切な人と別れるのはつらいけど、そんなときは我慢せずに泣くことが大切だと思います。泣くことで現実を受け入れられる。シンプルな感情を取り戻すために、思う存分泣けばいいと思います」と、素直に泣くことも大事だと語る彼女。やさしく語りかけるような歌声に、会場にはじんわりと感動が広がった。
笑って、泣いて、歌って、エネルギーに満ちあふれた充実のコンサート。アンジェラ・アキの愛の歌を受け取った観客は、2013年3月まで続く長い全国ツアーへ彼らを送り出した。
“アンジェラ・アキ Concert Tour 2012-2013 BLUE”は、3月3日(日)岡山シンフォニーホールまで全39公演。ツアーの合間には、年末恒例のスペシャルライブ“MY KEYS 2012”を、12月20日(木)神戸国際会館こくさいホール、26日(水)日本武道館で開催。今年は、デビュー・アルバム『HOME』を完全再現する。
text by 門宏
3年ぶり、全国をほぼ網羅する5ヶ月間の大規模ツアー
10/13(土)サンシティホール(埼玉)を皮切りに
3/3(日)岡山シンフォニーホールまで、全39公演を開催。
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