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Bleu


Bleu
パワーポップ・シンガーソングライター、BLEU(ブルウ)。通称、モミアゲ。全米メジャーデビュー作となった『Redhead』は映画『スパイダーマン』で収録曲「Somebody Else」が使われたこともあり日本でも大ヒット。Bleuとしての活動のみならずE.L.Oのオマージュバンド、L.E.OをAndy Sturmerと、またMike Violaとのバンド、Major Labels など次々と結成。その稀有なポップセンスが高く評価され、セレーナ・ゴメス、ジョナスブラザーズ、PUFFY、Boys Like Girlsなど楽曲提供。2011年には日本の震災支援アルバムに「SAKURA」で参加。続く2012年2月22日には最新作2枚をカップリングした『Four/Besides』を日本盤をリリース。8年ぶりの単独公演を5月に控えている。


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SHIMOKITAZAWA SOUND CRUISING出演者インタビュー第3弾は、泣きのモミアゲという愛称とレンジの広いパワーポップで一世を風靡したSSW、Bleu(ブルウ)。新作2枚組アルバム『Four/Besides】をひっさげて8年ぶりとなる来日を果たす今回、作品と大好きな日本について多いに語ってもらった。




──2月22日に日本で『Four』がリリースされました。日本では『Redhead』以来約9年振りのリリースになるんですが、この『Four』がどのように制作されたのか簡単に教えていただけますか?

Bleu:まーあれだよ、Bleuってわけじゃないけど、2007にJVCからL.E.Oのアルバム『alpacas orgling』が日本発売されているよ(JellyfishのAndy、The Black CrowsのStiveとChicagoのJasonがフィーチャーリングされている作品)。日本ではアレだったけど色々活動してたよ(笑)。
『Four』は色々なスタジオで何年もかかって作られたんだ。2004の「A watched post」にとりかかる前から書き始めた曲もあれば、アメリカでリリースされた2010年のそれこそ発売直前まで完成しなかった曲もあるんだよ(たぶん7年くらいかけたのかな~)。
その頃の曲を多くアルバムに選んでしまったのが、ある意味『Besides』の発売動機でもあるんだよね。入れなかった曲たちを披露するためにね・・・。

──『Four』はバラエティに富んだ素敵なポップソングにあふれていますが、あなたの書く歌詞もまたとても面白いですね。 「Dead in the Mornin'」とか…。歌詞はどんな時に書いたり思いついたりしますか?

Bleu:他のアーティストに提供する場合と自分の歌う曲はまったく違ったもので…Bleuとして曲を書く場合はかなり個人的な歌詞が多いよ。自分にとって重要なことを歌詞にしてる…必ずしも個人的な内容である必要もないけど。でも絶対にそういう重要な…例えば人の心理や人間関係の複雑さや愛情、自然界の破壊、人類の目的や意味、道徳心、神の存在の有無・・・。
基本的に生命のもたらす意味・・・僕の音楽っていうのは、そんな様々な思いや疑問への答えを探すための手段なのかな。

──あなたは Jellyfish の Andy Sturmer や E.L.O. の大ファンを公言されていますが、彼等の音楽にいつ出会ったのですか?実際 Andyや Roger Joseph Manning Jr. と曲を書かれていますが、彼等とのお仕事はどのような感じでしょう?

Bleu:高校の頃からJellyfishが大好きでさ。だからandyやRogerと製作や演奏を共にしたことは、僕の長年の夢が叶った瞬間だったってわけ! まさか憧れのミュージシャン達と共演する日が来るなんて思ってもみなかったからね。
子供の頃から、いつでもE.L.O、Travelling Wilburys、Jeff Lynneがプロデュースした作品(Tom Petty、Harrison)なんかをラジオやMTVで聴いてたけど、彼の独特な作曲法には大学時代にも、それ以後も興味があった…彼らは今でも僕に大きな影響を与えてるね。

──『Redhead』がリリースされた頃は、あなたの作品のサウンドについて "POWERPOP(パワーポップ)" という形容詞が使われていましたが、『Four』では "POWERPOP" という言葉だけでは言い表せないさまざまなスタイルの曲があります。パワーポップアーティストと呼ばれる事になにか思う事はありますか?

Bleu:そりゃぁ大歓迎だよ。振り返ってみると『Redhead』はまさに”POWERPOP”なアルバムだった、そういう仕上がりを狙って作ったわけでもないのにね。そしてL.E.Oも間違いなく”POWERPOP”要素はあるし、実際E.L.Oがそうだよね。ただ誤解があると嫌なんだけど『A Watched Pot』や『Four』は全曲がパワーポップしている作品だとは思わないんだ。でもやっぱりパワーポップのファンが僕を好きでいてくれるってことは本当に重要なんだ。凄く支えだし、感謝してる。だから僕を結び付けてくれることは光栄だし、ファンのみんなが喜ぶような作品をこれからも生み続けていきたいな。

──あなた自身は既に次のアルバムの制作に入っていると思います。どんなアルバムになりそうですか?なにかコンセプトはあるのでしょうか?

Bleu:新しい作品はとってもエレクトロミュージックからの影響を受けているんだ…他のアーティストに提供してるものも同じくエレクトロだし、ガールズバンドafterschoolの新しいアルバムの1曲目「Rip Off(※詐欺やペテンの意味)」みたいに。僕の大好きなこういった要素も自分のアルバムに取り入れたかったんだ…僕の1枚目『Headroom』はこういった要素もかなりあって…そう考えると原点に少し戻ったような…だから初期からのファンも楽しんほしいなーと。

──ライブパフォーマンスについて。今ではギターの音やノイズをサンプリングをして音を重ねながらそれをバックに歌うスタイルはそんなに珍しくありません。しかしあなたは10年以上前からこのスタイルでのライブパフォーマンスをされていますが、これをやるきっかけはなんだったのでしょう?

Bleu:ずっと僕はエレクトロとサンプリングが好きで、その独特な、”一.人でやっているんだけどサウンドは超ロック”みたいなアイデアが面白いと思っているんだ。今はドラマーのJoe Seidersと二人だからアレだけど、基本は同じだよね。音作りの考え方には相違はなくて…二人だけでの演奏を試したり、ステージでエレクトロやサンプリングを取り入れるのは既存の曲を違う形で再生するいい機会だし、おかげで新しいアイデアや感触が生まれて、録音された音源(CDとか)とは違って、それもまた好きなんだ。

──ライブパフォーマンスでこだわっている事ってありますか?

Bleu:ほとんどの時は、楽曲どおりにペダル操作することに集中してる…これがなかなか難しいんだよ…3つのペダルがあって、1つはビートとサンプリング、2つめはギターのエフェクト、3つめはボーカルのエフェクトのためにある…それが思索中の照明のために4つ目のペダルがあるんだよーーこれを全部覚えるのはかなり大変なんだよ。

──さて、5月にはあなた自身のツアーとしては2004年以来の日本公演があります。ズバリどんな気持ちですか?

Bleu:実は2008年に来日してるんだ…Mike Violaのバンドメンバーとして、あとは僕の別バン「The Major Labels」のSHOWのためにね。今度の来日は、僕にとって4回目、すごく楽しみにしてるんだ…。

──以前日本に来た時に何か驚きの経験などはありましたか?文化の違いに吃驚したとか…

Bleu:来日の楽しみのひとつは…日本食!名古屋のきしめん、と東京のもんじゃ、大阪のお好み焼き…美味しい日本食がたくさんあるからね!納豆やその他の日本特有の食べ物だって好きなんだよ(ウニ、フグ…)もう待ちきれないねー!来日したら食べて、食べて、食べまくるんだ~~。
思い出深い出来事は…大阪でThe Major Labelsが結婚式で演奏したことかな!
参列者はみな有名な映画の曲「That Thing You Do」を僕達が演奏するのを、すごく喜んでくれたよ。みんな踊りながら歌ってくれたんだ…。その晩のSHOWには大勢が駆けつけてくれて…すごく狭い会場だったけど、2公演だったからなんとかみんなに見てもらえたんだ…花嫁と花婿まで来てくれたんだよ!結婚初夜にだよ?(苦笑)いやーそれはそれは思い出深い1日だったね、沢山の素晴らしい音楽(もちろん)、ふたりの門出を祝う瞬間に立ち会えたしね(でも、なんといっても美味しい日本食!!!)。

──5月19日には来日公演の中でクルージング型ライブサーキット「Shimokitazawa Sound Cruising」に出演します。 そこで多くの若手日本人アーティストを目にするチャンスがあると思います。どんなアーティストとの出会いを期待しますか?

Bleu:出演者みんなに会って、一緒に楽しみたいと思ってるんだ! 日本の人々、特にミュージシャン達…ぱっと聴かせてもらったけどポップなバンドだけでなくエレクトロニックなバンドも多いね。間違いなく出番の後は酔っ払っちゃいそうだよ。すごく楽しいフェスティバルになること間違いないね。


【商品情報】
『Four/Besides』
XQER-1037/¥2,200(税込)
Powerpop Academy
2012.02.22 on sale

DISC1 “Four”
1.Singin' In Tongues
2.B.O.S.T.O.N.
3.How Blue
4. Dead In The Mornin'
5. In Love With My Lover
6. When The Shit Hits The Fan 7.I'll Know It When I See It
8. Evil Twin
9. You Catch More Files With Honey Than Vineger
10. Everything Is Fine

DISC2 “Besides”
1. Take Cover
2. When The Other Shoe Falls 3. No Such Thing As Love (Original Version)
4 Can't Be That Bad (If It Feels This Good)
5. The Blame Game
6. Don't Take It Personally
7 How Blue (Acoustic Mix)
8. If...
9. When The Dog Day Comes 10. Blow Up The Radio
11. A Watched Pot
12. Mailman's Son
13. In Love With My Lover (Demo)
14. Save It For A Rainy Day