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後編


中西:でも、例えばジュビロでも我の強い選手が多いですよね。
福西:はい。
中西:誰と食事に行くんですか。
福西:誰だろ。そんなに行かないです。
藤田:昼のメンバーを言えばいいじゃん。
中西:昼のメンバーは。
福西:昼のメンバー・・・西(紀寛、ジュビロ磐田)とか。
会場:笑い
中西:何で笑うんですか。
福西:西はそういうキャラなのかな。
中西:あとは。でも前に、剛(大岩、鹿島アントラーズ)君とかともご飯食べてたよね。
福西:ああ、食べますよ。
中西:剛君から電話がかかってきて、「今、福西と一緒だから。店、探してくれ」って。そのとき、いましたよね。
福西:いました。助かりました。
中西:剛君とは仲いいんですか。
福西:仲いいですね。
中西:今だに。
福西:うん、今だに。
中西:今日は負けてましたよ(’04年10月17日新潟スタジアム、鹿島アントラーズ0-1アルビレックス新潟)。
福西:ドーピングだって言ってました。
中西:ドーピング検査ですか。
福西:そういうこと、よく知ってるでしょ。
中西:あとは誰か一緒にご飯を食べに行く人、いないんですか。
藤田:みんな一緒に行くよ、基本的に。
福西:俊哉さんみたいに、食後にゆっくりコーヒーを飲む人は、そういう人たちで集まって、食べてしゃべって。食べてから寝る人はパパッと食べて。リズムの合った人たちで食べますね。
藤田:僕は寝ないで、そろそろ練習かなって頃まで。
中西:寝ない人もいるんですね。
藤田:昼寝できたっけ。
福西:寝るところ、ありますよ。
藤田:全員分はないけど。
中西:でも、寝てる人はいるんですか。
福西:いますよ。
中西:ご飯、ゆっくり食べるタイプだよね。
藤田:うん、まあ。
中西:中山さんなんか、ガーッて食べて。
会場:笑い
藤田:本当、早いでしょ。
中西:「食うぞ」って言って。
福西:食うときは食う。食ったら次、しゃべる。
会場:笑い
藤田:食ってるときはみんな黙ってる。
福西:そう。
藤田:ハット(服部年宏、ジュビロ磐田)とかも異常に早いからさ。
中西:服部君とは僕、ご飯、食べに行ったことない。
福西:マコとか俊哉さんはゆっくり。
中西:田中誠君はゆっくり系ですよね、落ち着き系。
福西:俊哉さんと一緒で、隅々まで気を配って。
中西:いくつ違うんですか、おふたりは。
福西:5歳です。
藤田:僕はこの間の10月4日で33歳になりました。
会場:拍手
中西:初めて会ったときは、こんなちっちゃかったのにね。
藤田:よく言われる。すごい、そういうイメージがあるんだよね。ちっちゃいっていう。
中西:僕もすごいある。
藤田:イヤなんだよね、それも。消し去りたい、それは。
中西:身長はだってもう、僕と変わらないでしょ。
藤田:そうですね。
中西:初めて会ったのが、僕が高1のとき。
藤田:高2のときでしょ。高2で、俺が中3でしょ。体が違う。
中西:でも、普通の中3はもっと大きかった。
藤田:何を基準に普通とか言ってるの。標準以下ってこと。
福西:前から数えた方が早かったの。
藤田:ああ。普通にそうだよ。
中西:ちっちゃい頃は華奢だったの、細かったんですよ。だから体がぶつかったら、本当。高2の選手とやってたので。中3、高1、高2で、東海選抜があったんですよ。僕が高2で、藤田選手が中3で。バンバン点取って。
福西:今もぶつからないんじゃない。かわすのをそこで覚えたの。
会場:笑い
中西:でもやっぱり、チームのことを考えてるから、それがプレーに。
藤田:考えてるかな、自分ではそんなつもりないんだけど。別に何もみんなのためにしてないよ。
福西:自分ではそう思ってるかもしれないけど、周りの人は。落ち込んでる人がいたら声かけたりするし、調子に乗ってる人がいたらグサッと言うし。
中西:近年、一番調子に乗ってる人って誰ですか。
藤田:基本的にみんな調子に乗るからね。
福西:「昨日、点を入れたからニコニコしてるけど、俺だったらチョイだよな」って。
会場:笑い
中西:「調子に乗るなよ」って。
藤田:いやいや、そういう。言ってるときはあるけど、冗談っぽく。あんまり真剣には言わないよ。
中西:でも、そういうことって大事ですよね。ちょっと調子に乗ってる選手だったら、何となく冗談っぽく言われても、「あ、ちゃんとしなきゃ」って思います。
藤田:ただ、隆行にはよく言う。
会場:笑い
中西:鈴木選手って、どこを切っても「僕は下手だから」って言ってますけど。
藤田:でも大舞台とか、リーグでもジュビロ戦に限って点を取って。それがむかつくんだよね。
会場:笑い
中西:むかつくの。
福西:だって、ジュビロだけでしょ、点取ってるの。
藤田:そう。
中西:確かに。
藤田:「お前、何点取ったの」って聞いたら、「3点」って言うから。それ、全部ジュビロとの試合のときだろって。それがまたむかつくとかね。
中西:本当に鈴木選手にはすごい失礼なんだけど、ジュビロ戦の3点目のシュートはあり得ない。すごいきれいだった、左足で。
藤田:あんなのが出ちゃうところが、また。
中西:思いっきり蹴るのが鈴木選手ですよ、シュートは。ね、ものすごいいい切り返しだったし。
藤田:成長してるの。
中西:向こうで、たまに会ってたらしいですね。
藤田:車で来てくれた。
中西:オランダのとき。
藤田:そうそう。だって隣の国だもん。
中西:隣の国と言っても、オランダとベルギーでは僕らにはすごい遠いイメージが。
藤田:1時間半ぐらいで来ちゃうよ。
中西:静岡県と愛知県ぐらい。
藤田:そんなもんでしょ。
藤田:「どう?」って言うと、「じゃ、練習が終わってから行きます」って。で、一緒にご飯食べて。「伸二も呼ぼうか」って。
中西:自分は動かないんだ。
藤田:いやいやいや、それで、お店に行こうって。
中西:では、ジュビロの話を聞きたいんですけど。第6問「ジュビロのサッカーは、やっていて楽しい」。おふたりとも「yes」なのは当然なんですけどね。次、第7問「選手のコンビネーションは、まだまだ高めることができる」ってことなんですけど。あの、最近、調子が悪いじゃないですか、聞いてもいいのかと。
藤田:いいよ、別に。いいときもあるし悪いときもある。何が聞きたいの。
中西:度重なる不運があってね、今日もまた10人で。
藤田:でも、別に不運とも思わないけど。
中西:若い選手も育ってきてるし。第8問「若い選手にモノ申したいことがある」。福西選手は「yes」、藤田選手は「no」だったんですけど。ジュビロも最近は若い選手がね、試合にも出るようになりましたが。
藤田:自分が若い頃、何をしてたかなって思うと。
中西:筑波大のアパートに住んでいて・・・
藤田:だからね、今の選手はすごいなとかさ、そう思うんだけど。でも、そんなこと関係ないかなとも思うわけですよ。チームのためにやることは、ベテランだろうが若い選手だろうが同じだから。僕はいつも気づいたときに言うから、特別に「モノ申したいこと」はない。
中西:福西選手は何を言いたいんですか。
藤田:俺が普段、言ってるようなことだよね。
福西:そうそうそう。
中西:例えば。
福西:プレーしてるとき、ミスなんていいからもっと若者らしく、フレッシュにとか。
会場:笑い
中西:若者らしくないですか。
福西:何かちょっとしたミスで、考え込んだりするでしょ。
中西:思いっきりやれと。
福西:そうそう。
中西:後ろは面倒みるからとか。
福西:フォローしてやるからって。リスクは負ってやらないといけないし、ミスはするものだし、そうしないと消極的になるから。
中西:自分より前にいる選手は、特にそうですよね。中盤の前とかフォワードの選手とか、大丈夫だって思えないところがあるのかもしれないですね。彼らは、自分が勝ってきたっていうことがないから。
福西:それはあるかもしれないですね。
中西:チーム全員、11人が自信持ってるところって強いじゃないですか。例えば、ジュビロも以前だと負けてても10人でも同点にできるとか。11人全員揃ったら、かなりのところまでいけるとか。
藤田:大久保(嘉人、セレッソ大阪)とかね、出てきた時は生意気そうだったじゃん。あれぐらいあるとさ、勢いあるなって思うけどさ。今、ジュビロの中心になってる選手も、デビューしたての頃は生意気で。
福西:だから、ドゥンガ(ジュビロ磐田テクニカルアドバイザー)に怒られた。
藤田:言うことも言うし。生意気に思われるぐらいの選手だったんじゃないかなって。
中西:でもやっぱり、昔の選手ってそうですよね。藤田選手が22歳で入った頃っていうのは、けっこうもう。そういう意味では、下からもっとアピールしてほしいし、もっとがむしゃらにやってほしいと。
福西:いろんな意見が出てくるわけでしょ。例えば、文句の言い合いでもいいし。そっから話が広がるものもあると思うし。
藤田:最近そういう風になってきたかな。
中西:なってきましたか。じゃあ、いいんじゃないですか。
藤田:ミスを怖がらずに。少しずつそういう感じになってきたから。
中西:あとは結果が出れば。
藤田:でももう、今シーズンは9 試合過ぎちゃったから。
中西:何で僕が上げたのに、自分で下げるの。
藤田:でもさ、サッカーってそれぐらい繊細だってこと。
中西:そりゃ、そうですよね。でもまあ、僕はチームが過渡期なのかなって。
藤田:まあ、それは今みんなが思っていることだから。
中西:では、第9 問「あと10年くらいは、レギュラーの座を譲る気はない」。
藤田:10年でしょ。
中西:43歳ですね。
藤田:現実を見るから。まあ、それを目指すけど。
中西:でも言ってたじゃないですか、40歳まではやりたいって。
藤田:40歳までと43歳はまた違うから。
福西:7 年だったら「yes 」。
藤田:まあ、その・・・
中西:7 年ならどうですか。
藤田:いやいや、何年とかじゃなくて、今年、来年とかを見てやっていけばいいんじゃないかなって。
中西:藤田選手の場合、プレースタイル的に言うと、かなりの年齢までいけるんじゃないですか。
藤田:そんな保証ないからさ。だから一年ずつやってけばいいんじゃないの。10年先のことはわかんないよっていうこと。
中西:監督になってるかもしれないしね、解説者になってるかもしれないし。
福西:中西さんの席に座ってるかもしれないし。
会場:笑い
中西:あのとき、ああいう風に言ってたよって。福西選手が現役で、今と同じ席に座ってて。
藤田:だって10年だろ、今何歳。
福西:28歳です。
藤田:お前も強く出たね。
会場:笑い
藤田:でも、38歳か。
中西:まだ、現役で十分。
藤田:俺も意気込みはあるよ。
中西:質問は「意気込み」じゃなくて、「譲る気はない」だから。
藤田:そこまでは、ね。
中西:でも、日本のサッカー界を引っ張ってきたジュビロですからね。僕は期待してますし。ジュビロが強くないとつまらないと思うんですよ、本当に。ジュビロがやってるサッカーをうまく若い選手に引き継いでいってもらって。では、質問コーナーに移りましょう。
藤田:でもさ、適当に3 人が話して終わっちゃったって感じがない? すごく。俺たち3 人で話してるみたいで。
中西:どこかにメシ食いに行ってるみたい。
藤田:もう少し会場が見えると違ったんだけど。
中西:これから質問コーナーなので、みんな見えますから。
藤田:なるほど。
中西:でもね、見えないから、たぶん。あ、ライトアップになりました。ほら、めちゃめちゃお客さんいますね。2 階席も。すごいっすよ。ここを満員にすることができる歌手もあんまりいないですよ、本当に。2000人ですよ。それでは、質問のある方、思いっきり手を挙げていただきたいと思います。藤田選手と福西選手に選んでいただいて。
藤田:2000人かあ。すごいな。
中西:サッカー場だったら2万人規模ですけど。ホールで2000人って大変ですよ。じゃあ、質問のある方。まずは福西選手から選んでいただきましょうか。みんな控え目ですね。福西選手、どうぞ。
福西:指名するんですか。
中西:はい。係の方がマイクを持ってそこまでダッシュしてくれるので。
福西:あの方。
中西:2階席の。なぜか周りで拍手が起きました。今日はどこからお越しですか。
客:渋谷区の方から。
中西:近いですね。
客:京王線の初台ってところから。
会場:笑い
中西:結構、近いですね。質問をどうぞ。
客:ヨーロッパとか、南米とかにいろんな選手がいるじゃないですか。どの選手と一番勝負してみたいですか。
中西:おお、いいですね。いい質問。じゃあまず、福西選手。それは対戦してみたい人、対戦でもいいの。
客:はい。
福西:ジダン(ジネディーヌ、スペイン・レアル・マドリッド、元フランス代表)ですかね。
会場:拍手
福西:見てみたいですね。やったことないんですよ。
中西:藤田選手は。
藤田:当然ないよ。
中西:対戦したことがありそうな顔してた。
藤田:だって福西は結構、代表でフランスとやってるから。
中西:そのとき、近くで見てないですか。
福西:見てないです。選ばれてないんで。
中西:選ばれてないですか。結構、選ばれてるのに。当然、やるチャンスはありますよね、いつかは。プレーを見ていて、どうですか。かなわなさそうですか。
福西:間近で見たいですね。
中西:あんなに大きいのに、めちゃくちゃうまいですもんね。リーチも長いし。
福西:目の前で、あ、こんななんだって。
中西:ボールとか、取らないんですか。見てるだけ。
福西:取ったら、名誉なことですね。「あ、取れちゃった」って。
会場:笑い
中西:一緒にやってみたい選手はいないですか。
福西:一緒に・・・
中西:チームメイトとして。
福西:ドゥンガともう一回やりたい。
会場:拍手
中西:今のドゥンガじゃないですよね。
福西:今のドゥンガじゃない。
会場:笑い
中西:当時のドゥンガ。
福西:今だったら、俺に勝ち目がある。
中西:今だったら逆に、福西選手の方が怒っちゃう。走れないし。でも、それぐらいインパクトがありましたか。
福西:ありましたね。僕がボランチで、いろいろ言われて。ドゥンガがいなかったら、今はない。
中西:具体的にはどんなところですか。
福西:ボランチとはどういうものかっていうのを、ドゥンガから学びましたよ。
藤田:いろいろ言われて、かわいそうだった。でも、仕方ないよね。みんなも言われてたし。選手でそこまで言うっていうのは、あの人のすごいところ。自分のミスを、一旦、置いとくわけでしょ。
中西:自分のミスはさて置き。
藤田:お前たちのことを注意するっていうスタンスだからさ。ある意味、根性あるなって思いましたよ。
中西:あそこまで怒るのはね。
藤田:同じ選手だからお前もミスするだろうって、みんな思っちゃう。だけど、それは一旦置いといて、人に厳しくできるというのはやっぱり勇気がいることだし。
中西:藤田選手の対戦したい選手というのは。
藤田:バッジョ(ロベルト、元イタリア代表)がいたら、バッジョとやってみたかったけど。今だったら、ロナウジーニョ(スペイン・FCバルセロナ、ブラジル代表)とやってみたい。
中西:あ、ロナウジーニョ見たい。目の前で見たい。
会場:笑い
中西:あんなにまたいで。足、もつれるかなっていうぐらい、またいで。すごいよね。
福西:やりたかったですよね、ジュビロとバルセロナのプレシーズンマッチ。ちょうど代表で出れなかったけど。
藤田:本当すごい。試合、観た。
中西:普通じゃないですよね、感覚が。
藤田:練習で今度はこういうのをしようかなっていうものを、彼は普通に試合でやる。
中西:一緒にやってみたいのは誰ですか。
藤田:アンリ(ティエリ、イングランド・アーセナル、フランス代表)。
中西:僕、やったことある。
藤田:自慢?
中西:違う、違う。
藤田:試合?
中西:いや、ミニゲームで。
藤田:何かちょっとイャだな、それ。
会場:笑い
藤田:でも、すごいよね。
中西:対戦相手にもなったんだけど、風のように通り抜けていった。5mぐらいを、一瞬で行っちゃった。触れないの、横を通っても速過ぎて、本当に。フェイントないよ。2歩で行ったよ。俺はたぶん、コーンだった。
福西:相手にとっては。
藤田:見えてなかったんじゃないの。
中西:本当、マネキン?
福西:何かいたかな、ぐらいの。
中西:そう。いい経験したなと思った。ちょうど稲本(潤一、イングランド・ウェストブロミッジ)選手がいたときで。練習のとき、左足でリフティングしてましたけど、すごいうまいの。
福西:何で左足を使わないんでしょうね。
中西:右で全部済んじゃうからじゃないですか、成立しちゃうからじゃないですか。たまに成立しないときは使うけど。左足のシュートもすっごいうまい、実は。では、ラストの質問。
藤田:じゃあ、「はい、はい」言ってる、あの方。
中西:おめでとうございます。どちらからお越しですか。
客:名古屋です。おふたりにとってベストゴールと、これからの理想のゴールを教えてください。
中西:いつも思うんですけど、ジュビロの会だといい質問しますね。サッカーをわかっていらっしゃる。じゃあ、ベストゴールを。これが一番よかったという。
藤田:印象があんまり。
中西:じゃあ、こうしましょうよ。藤田選手から見た、福西選手のベストゴール。
藤田:・・・Vゴールしたじゃん、優勝を決めた。
会場:拍手
中西:あれはすごかった。地を這うミドルシュート。
藤田:あれは。
福西:舞台が整ってたからね、あそこ。
藤田:いいところで取って、かっこいいなって。
中西:一番、印象的な。福西選手は。
福西:自分の初得点ですね。
藤田:レイソル戦?
福西:右サイドで出たんですかね、中盤の。センターからちょんと、左足で。
中西:そのときの感覚っていうのは、失ってないですよね、ストライカーの。
福西:ありますよね。また、シュートは練習しないと。
中西:それはそうですよね。
福西:今はもう、ペナルティエリアの中に入ると緊張しちゃう。
会場:笑い
中西:前はペナルティエリアの中でも冷静だったでしょ。それが取り戻せないっていうところはありますよね、違うポジションをやってると。
福西:そうですね。
中西:じゃあ、藤田選手のベストゴールというと。
福西:えーと。
中西:いっぱいありますから。
藤田:そんなにきれいなのってあんまりないよ。
中西:いっつも、いいところにいるなって。
藤田:何となく入ったっていうのが多い。
中西:そんなことないんじゃない。この間のマリノス戦の。よくあんなとこにいたなって。
藤田:ああ、エコパ。それにしましょう。
中西:いっぱいありますよね。今、何点ですか。
藤田:93点。
中西:それはね、すごいと思いますよ。福田(正博、元浦和レッズ)さんの記録を上回った。
藤田:本当?
中西:あ、いや、通算得点が並んだって。この間のトークバトルで話したじゃないですか。もう忘れたんですか。
藤田:そういうところはね、忘れるんだ。
中西:福西選手は何点ですか。
福西:40点か41点。俺も忘れた。覚えてないなあ。
会場:41点!
中西:ありがとうございます。ファンの方がいらっしゃいますね。ということで、残念ながらもう終わりなんですよ。
会場:イヤ!
中西:僕もイヤですよ。まだまだお話を聞きたかったんですけど。最後はちょっとお立ちいただいて、福西選手から一言いただきたいと思います。初めてでしたけど、どうでしたか。楽しかったですか。
福西:楽しかったです。
中西:やる前は、「中西さん、本当に1時間半もやるんですか」って。
福西:そう。話がないかなって思ったんだけど。だけどすぐ経ちました。早かったです。
中西:どうでしたか、楽しかったですか。
福西:楽しかったです。
中西:じゃあまた、来てくれますか。
福西:また機会があれば。
中西:藤田選手は2回目でしたけど。
藤田:今回も1時間半って長い時間かなと思いましたけど、あっという間に過ぎますね。前回より、もっともっとたくさんの方が来てくれて。果たして、実のある話になったかなって、そういう不安が。
中西:この間も言ってましたね。
藤田:また頭をよぎって。果たしてうまく話ができたかなと。
中西:今、会場から「イヤイヤイヤ」って声がありましたから、大丈夫ですよ。
藤田:もっとうまく話せるようになりたいなと。
中西:大丈夫ですよ。
藤田:もうちょっと整理した方がよかったな。
中西:つまらなかったとしたら、それは僕の責任。
藤田:いやいや。でも、本当に思った以上にあっという間に過ぎてしまいますよね。本当に皆さん、ありがとうございました。
会場:拍手
中西:最後に、今日来ていただいた方々に。
福西:今度はグラウンドに立って、皆さんに僕が楽しくサッカーするところを見せたいと思います。今日はありがとうございました。
藤田:今、この1時間半の間、3 人で話してきたようなことを思ってあの人たちはプレーしてるんだなと思ってもらえるようなことがいっぱいありました。たとえばW 杯でも、Jリーグでもプレーをしたいし、たくさんの試合に出たいし、ケガなくとにかく常にグラウンドに立ちたいなと思います。またこんな機会を作ってもらえたら、話せたらいいかなと思います。次は上手に話をして。
中西:全然、大丈夫だと思います。
藤田:おもしろ、おかしく話せたらいいと思います。
中西:十分におもしろかった。
藤田:本当に、たくさんの方々にこの会場に来ていただきまして、ありがとうございました。
会場:拍手
中西:おふたりの益々のご活躍をお祈りしたいと思います。頑張ってください。今日のゲストは藤田俊哉選手、そして福西崇史選手でした。どうもありがとうございました。どうぞ大きな拍手をお送りください。
会場:拍手
中西:今日はこのたくさんの方々の前で、中野サンプラザ、圧倒されましたね。2000人のトークショーなんてまずない。やっぱりジュビロのサポーターの方々の温かさがすごく伝わりますし。さっきも言いましたけど、サッカーをよくわかっていらっしゃいますし。やってる選手もサッカーにこだわってる選手たちですから。それを考えると、こういうサポーターに囲まれて、すごく幸せだと思います。あとやっぱり、僕はいつもお願いするんですけど、サッカーが好きで、ジュビロが好きで、選手が好きで、今日、いらっしゃったと思うんですけど、やっぱりこういう方々をさらに増やしていきたいですし、ジュビロはすばらしいサッカーをしてるわけですから。友だちを連れて、毎回ジュビロのスタジアムに行ってくれると。ジュビロのサッカーを見せると、サッカーがわかると思うんですよ。さっき、藤田選手が言ってましたけど、あ・うんの呼吸、パスワーク。選手の個性豊かなプレーはアピールするところがいっぱいありますし、サッカーを観て、楽しいと思う人がいっぱいいると思うので。ぜひとも皆さん、ひとりでも多く、友だちを無理矢理引き連れて、スタジアムに足を運んでほしいですし。ジュビロ磐田のみならず、サッカーをみんなで盛り上げていって、文化にしていただきたいなと思います。今日は本当にありがとうございました。
会場:拍手
中西:そういえば、名波(浩)選手もまた来てくれるって言ってくれましたし、今日は福西選手も藤田選手も来てくれましたから。今度はもっとみんないっぱい集めたらいいんじゃないですか。スペシャルで。5 人ぐらい呼んで3時間とか。そしたら皆さん、もっと友だちを誘って来てください。
会場:拍手

取材・構成:CREW
撮影:フレンダー田中