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ジャンヌ

「ジャンヌ」―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実― ぴあ最速独占先行決定!6月5日~6月20日
2013年9月5日(木)~24日(火)世田谷パブリックシアター
『ジャンヌ』 ジャンヌ・ダルクと彼女を取り巻く男たちの物語

『ピグマリオン』(『マイ・フェア・レディ』の原作)の作者としても知られるイギリスの劇作家、ジョージ・バーナード・ショーが、15世紀フランスの悲劇のヒロイン、ジャンヌ・ダルクを社会と葛藤する一人の人間として描いた傑作。ただの歴史劇に終始しない、巧妙な台詞劇として、演劇ならではの醍醐味を存分に味わえる作品です。 ロンドンの初演は1924年3月。本作は、1920年5月、時のローマ教皇により死後500年にしてジャンヌが聖女の列に加えられた3年後に執筆されています。 社会と個人、多数と少数、男性と女性、そして神と人。二項対立する相対的な世界から、己の信じる絶対的な世界へ挑もうとした一人の少女の生き様が、社会的通念への執着や野心をいだく男性たちの対比の中で、イキイキと描かれていきます。 果たしてジャンヌは聖女なのか、それともただの異端者だったのか? 戯曲後半は法廷劇のスタイルをとり、最終幕はジャンヌの名誉が復活した1920年当時のイギリス紳士が舞台に登場してジャンヌと語り合うシーン等、劇中劇の趣向も垣間見られる興味深い構成となっています。

充実のスタッフ、キャストが集結

世田谷パブリックシアターの主催公演ではこれが初登場となる鵜山仁が、英国の大劇作家がものした「ジャンヌ・ダルク」像をいかに創出していくのかが見どころです。本作の日本初演は1926年の築地小劇場。1963年には劇団雲が福田恒存の翻訳・演出で、岸田今日子、仲谷昇、名古屋章、高橋昌也、山崎努、橋爪功等の出演で上演(1969年に再演)。その後は日本でもなかなか上演される機会にめぐまれず、今回の上演は44年ぶりのこととなります。 ジャンヌ役の笹本玲奈はミュージカルの舞台で数多くのヒロインを演じてきましたが、2011年の井上ひさし作・栗山民也演出『日本人のへそ』以来のストレートプレイの主役での出演となり、鵜山仁と双方念願の初顔合わせが実現しました。また伊礼彼方、馬場徹など幅広いジャンルで活躍する若手陣も鵜山とは初のタッグを組むことになります。その一方で、鵜山作品常連の充実のキャスト陣が集結し、登場人物30役以上(オリジナル台本)に及ぶ役どころを総勢15名のキャストが、時には複数役に挑みながら繊細かつ大胆に演じていきます。 毎回、劇場空間の特性を活かしながら、舞台を構築していくのが鵜山演出の面白さの一つでもありますが、今回の美術は昨今めざましい活躍を続ける若手の筆頭・乘峯雅寛が担当します。その他、各世代で活躍するプランナー陣が鵜山演出をいかに彩り盛り立てていくのか、スタッフワークからも目の離せない舞台となるに違いありません。

チラシ撮影時インタビューはこちら
スタッフ、キャスト

作:バーナード・ショー

翻訳:中山龍一/小田島雄志

演出:鵜山仁

笹本玲奈

笹本玲奈

ジャンヌ・ダルク

今井朋彦

今井朋彦

ウォリック

伊礼彼方

伊礼彼方

デュノア

大沢 健

大沢 健

修道士マルタン

浅野雅博

浅野雅博

シャルル

馬場 徹

馬場 徹

ジル・ド・レエ

石母田史朗

石母田史朗

デュノアの小姓、
ド・クールセル

金子由之

金子由之

プーランジェ、
ジョン・デスティヴェ

今村俊一

今村俊一

ジョン・ド・ストガンバー

酒向 芳

酒向 芳

賄方、イギリス兵

石田圭祐

石田圭祐

大司教

新井康弘

新井康弘

ラ・イール、紳士

小林勝也

小林勝也

ラ・トレムイユ卿、
死刑執行人

中嶋しゅう

中嶋しゅう

ロベール、
ジョン・ルメートル

村井國夫

村井國夫

コーション

ストーリー

本作に登場するジャンヌ・ダルクは、1429年の17歳から処刑時19歳までの2年間の姿が描かれます。そして更にエピローグではその25年後、フランス王となったシャルルとの“特殊な再会”も描かれます。ジャンヌはあの世から舞い戻り、自分の裁判と処刑にかかわった、シャルルをはじめとする幾人もの男たちと次々に言葉を交わしていくのです。

フランスのロレーヌ地方に生まれた乙女ジャンヌはある時突然「神の声」を聞く。それは、イギリスに攻め込まれているオルレアンの包囲を解き、王太子シャルルをランスの大聖堂で戴冠せよとの「声」だった。フランス軍の先頭に旗を持って立つジャンヌは、その「声」の通りに王太子をフランス王にした。だが教会という「組織」や、王や貴族という「権力」を無視して、「神」と直接話す力を持つジャンヌに人々は恐れを抱き始める。やがて異端とみなされ、莫大な賞金とともにイングランド方に売られてしまうのである。そして宗教裁判がはじまった。

「私はいつも神様のみ声のままに動いています。」
「お前が聞いたという声は、すべてお前自身の勝手気ままな
 心のこだまにすぎぬ。」
「ちがいます!」

果たしてジャンヌは聖女なのか、それともただの異端者だったのか?ジャンヌ処刑から470数年の歳月を経て、「イギリスの知性」と称えられた劇作家が、その真実を明かします。

公演・チケット情報

東京公演

2013年9月5日 (木) ~24日 (火)

世田谷パブリックシアター

チケット料金:S席7,500円 A席5,000円 B席3,800円

Pコード : 428-915

2013年7月6日 (土) チケット発売

公演・チケット情報
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13:00    
   
   
19:00                        

:終演後にポストトークあり

兵庫公演

2013年9月28日(土)〜29(日)

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

チケット料金:A席8000円 B席5000円

Pコード:427-192

2013年7月6日(土)チケット発売

公演・チケット情報
  9/28 29
 
13:00  
16:00  

笹本玲奈主演「ジャンヌ」の特設ページです。