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ヒットミュージカルを次々と世に送り出してきたアラン・ブーブリルとクロード=ミッシェル・シェーンベルクが新作に選んだのは、 あの不朽の名作「椿姫」。身分の違う男女の悲恋が、第二次世界大戦下のパリで許されぬ愛に身を燃やす男女の物語に姿を変え、 鮮やかなミュージカルとして蘇らせた。重層的な物語構造、ミシェル・ルグランによるドラマティックな音楽、 オペラを彷彿とさせる荘厳な舞台セットと衣裳。ショービジネス界の最先端を走る一流クリエイターが集結してつくりあげた傑作ミュージカル、 それが「マルグリット」だ。
ロンドン生まれの洗練され尽くしたこのミュージカルを日本で再現することができるのか、誰もが不安を抱いた。 しかし2009年の日本初演はその予想をはるかに超えるものとなり、演出家のジョナサン・ケントに「ウエストエンド版を超えた」と言わしめたほど。 中でも楽曲の評価は非常に高く、マルグリットが歌う代表的なナンバー「チャイナ・ドール」は多くのアーティストによって歌われ、 既にミュージカルナンバーのスタンダードとなっている。 再演となる今回のキャストには、主演のマルグリット役に、2作のミュージカルに主演し、 比類なき美しさと確かな歌唱力でミュージカル界の新スター誕生を印象づけた藤原紀香。その若き恋人アルマン役に、本作の初演で鮮烈な俳優デビューを飾り、 ミュージカル界で躍進を続ける田代万里生。二人の愛を引き裂くナチス将軍・オットー役に、日本の音楽シーンに金字塔を打ち立てた西城秀樹。 西城は今回が初の悪役挑戦となる。 選び抜かれたキャスト陣の、厚みのある歌声が奏でるミュージカル「マルグリット」に、期待が高まる。舞台は第二次世界大戦下のパリ。街はナチスの占領下におかれている。マルグリットはかつてコンサートホールをわかせた歌姫だが、 今はドイツ人将軍・オットーから寵愛を受け、贅沢三昧の暮らしをおくっている。
40歳の誕生日を迎えた夜、マルグリットはパーティーの演奏に雇われたバックバンドのピアノ弾き、アルマンと出会う。 彼は、昔ナイトクラブで歌うマルグリットの姿を見て、彼女に秘かに思いを寄せていたことを告白する。 空襲警報が鳴り響き、パーティー客が逃げ惑う中、二人は激しい恋におぼれていく。 一方、パリ市内ではナチスによるユダヤ人への迫害が強まっていた。アルマンのバンド仲間であるルシアンは、 ユダヤ人であることを隠して生活している。しかし、同じくバンド仲間のピエロの不注意で、ナチスから追われる身となってしまう。 ルシアンは恋人のアネット(アルマンの姉)と一緒にパリを脱出しようとするが、 アネットはナチスの愛人と恋仲になったアルマンの身を心配し、後で追いかけること誓いひとりパリに残る。 そんな中、マルグリットとアルマンの関係がオットーの知るところとなり・・・。
ピエロー:山崎祐太
ルシアン:松原剛志
アネット:飯野めぐみ
ジョルジュ:横内正 ほか
STAFF
作曲:ミシェル・ルグラン
脚本:アラン・ブーブリル/
クロード=ミッシェル・シェーンベルク/
ジョナサン・ケント
作詞:ハーバート・クレッツマー
演出:ジョナサン・ケント
脚本/訳詞:竜真知子
[東京公演]
2011年3月11日(金)~28日(月) 赤坂ACTシアター
料金:S席 12,800円 A席 8,600円
10月23日(土)10:00一般発売
[大阪公演]
2011年4月6日(水)~10日(日) 梅田芸術劇場メインホール
料金:S席 12,800円 A席 8,600円 B席 4,000円
10月23日(土)10:00一般発売