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メータがバレエの指揮を振る。IPO(イスラエル・フィル)がオケ・ピットに入る。ベジャールの名作が、 超一流の指揮者&オーケストラ+合唱の生演奏で上演される。すべてが空前絶後のスーパー・ガラ!
NBSが創立30年にあたって企画した、音楽界・バレエ界の常識を超えたスーパー・ガラが、今秋実現します! 世界中の有名オーケストラや歌劇場で活躍し、ことにストラヴィンスキー、 マーラーにかけては極上の音楽を生み出す巨匠指揮者ズービン・メータ。豊穣にしてスケールの大きな演奏と、 世界一との定評もある艶やかな弦楽パートを誇るイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。 この音楽界の名コンビが、ふだんは縁のないバレエ公演のために、オーケストラ・ピットに入ります! 舞台上で演じるのは、20世紀最大の巨匠振付家と称される故ベジャールが創設したモーリス・ベジャール・バレエ団と、 18ものベジャール・レパートリーを擁して、欧州ツアーでも喝采を浴びている東京バレエ団。 ふだんベジャール作品は特別録音の音源で上演されており、オーケストラの生演奏がつくことは稀な出来事です。 上演されるのは、20世紀の音楽とダンスに革命を起こしたと言われるストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」と「ペトルーシュカ」。 そしてマーラーの交響曲第3番の第4、5、6楽章で構成された「愛が私に語りかけるもの」。 声楽をともなう後者には、バイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場をはじめ世界有数の歌劇場で活躍を続けるメゾ・ソプラノの藤村実穂子、 そして栗友会合唱団と東京少年少女合唱隊も参加。 オーケストラと独唱・合唱、そしてバレエ。総勢300名ものアーティストが一堂に会し、 それぞれの十八番である楽曲=バレエをともに響かせ演じる。たんなる豪華メンバーの顔合わせではありません。 そこには音楽と舞踊が高みで出合う、魔法のかかった祝祭の瞬間が待っています。 音楽ファンもバレエ・ファンも、人生にそうたびたびはやってこないこの奇跡の瞬間をどうぞお見逃しなく!1936年、インドのボンベイ(現在はムンバイ)に生まれる。ウィーン国立音楽大学でハンス・スワロフスキーに師事。 58年、リバプール国際指揮者コンクールで優勝し、翌年ウィーン・フィルに客演して大成功を収めた。 1961年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と初共演。音楽顧問、音楽監督を経て、 81年に同管弦楽団の終身音楽監督に就任。78〜91年はニューヨーク・フィルの音楽監督も務めた。2008年、世界文化賞を受賞。
1936年、バイオリニストのブロニスラフ・フーベルマンの呼びかけで結成されたパレスチナ管弦楽団が、 1948年のイスラエル共和国建国とともに、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と改称した。 結成当時以来の伝統で厚みのある弦楽器の響きは“世界一の弦”と称される。第二次大戦後、 1950年に初のアメリカ公演で大成功を収め、その名声を高めた。 これまで数多くの世界的指揮者・ソリストを招聘し名演を残している。
モーリス・ベジャールの気鋭作「春の祭典」の成功により、1960年、ブリュッセルのモネ王立劇場付カンパニー 〈20世紀バレエ団〉として創設される。以来、肉体の存在を強調した男性中心の舞踊、 思想・文学・哲学などを題材とする現代的テーマ、スペクタクル性あふれる演出などベジャールの鬼才を繰り広げ、 世界中に名を馳せる。1987年ローザンヌに拠点を移して改名。2007年ベジャール死去後は、ジル・ロマンが芸術監督に就任。
1964年創設、3年目には早くもモスクワ、レニングラードで公演を行う。 古典の全幕作品から現代振付家の名作まで幅広いレパートリーを持つが、 なかでも1982年の「ボレロ」上演以来ベジャールとの親交を深め、現在に至るまで彼の18もの作品を上演。 「仮名手本忠臣蔵」を題材とした「ザ・カブキ」や、三島由紀夫を題材とした「M」などオリジナル作品も有する。 この夏、第24次海外公演を実施し、ミラノ・スカラ座における「ザ・カブキ」で700回公演達成の偉業を成し遂げた。
東京芸術大学・同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。 在院中にバイロイトのワーグナー・コンクールで事実上の優勝。 オーストリアのグラーツ歌劇場専属歌手として契約。 2002年バイロイト音楽祭およびバイエルン国立歌劇場に主役級のデビューを飾って国際的な注目を集める。 以来、ミラノ・スカラ座、バイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場、 英国ロイヤル・オペラなど著名歌劇場やオーケストラと共演を続ける。
photo:Kiyonori Hasegawa
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:モーリス・ベジャール
指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
出演:モーリス・ベジャール・バレエ団/東京バレエ団
※生贄役…11/3:東京バレエ団キャスト、
11/4:モーリス・ベジャール・バレエ団キャスト
photo:Francesca Palazzi
音楽:グスタフ・マーラー(交響曲第3番 第4、5、6楽章)
振付:モーリス・ベジャール
指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
出演:藤村実穂子〈メゾソプラノ〉/モーリス・ベジャール・バレエ団/
栗友会合唱団/東京少年少女合唱
photo:Kiyonori Hasegawa
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:モーリス・ベジャール
指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
出演:東京バレエ団
11月3日(水・祝)・4日(木) 東京文化会館 大ホール (東京都)
料金:
S席 39,000円 A席 35,000円 B席 31,000円 C席 25,000円
D席 20,000円 E席 15,000円 F席 11,000円
8月28日(土)10:00より一般発売
巨匠メータと“世界一の弦”IPO
固い絆で結ばれた最強コンビによる金婚コンサート
1936年—イスラエル・フィル(設立当時はパレスチナ交響楽団)とズービン・メータは同じ年に誕生しました。 両者の出会いはそれから25年後。メータは急病のオーマンディに代わってテルアビブで指揮台に立ち、 以後、半世紀に及び、他に類を見ない深く強い絆を結んできました。
世界的なオーケストラや歌劇場の音楽監督を歴任し、管弦楽にオペラに腕をふるうメータ。 “世界一の弦”と賞される弦楽パートの独特の色合いをもつ音色や濃厚なアンサンブルで、 他にない個性を響き渡らせるイスラエル・フィル。両者の共演は今シーズンで50年目を迎え、 それを記念した今回の演奏会はゴールデン・ジュビリー—まさに“金婚コンサート”といえるものです。公演スケジュール
10月30日(土) ザ・シンフォニーホール