特典は、公演ロゴの入ったオリジナル特製ハンカチです。
主役のオセローが妻のデズデモーナに贈った、大切なプレゼントであるイチゴ模様のハンカチを
イメージしました。このハンカチは、劇中では悪だくみによりなんと別の男の部屋から出てきてしまい、
オセローの嫉妬心を芽生えさせてしまうという、物語のキーアイテムとなります。
1604年の初演以来、400年以上経つ現在も上演が途絶えない『オセロー』。
市川團十郎が59年に及ぶ俳優人生で初の翻訳劇としてオセローに挑みます。
日本では明治36年に川上音二郎が初演したのを皮切りに、團十郎の叔父の初世白鸚や二世松緑などもオセローを演じています。
そして、オセローを言葉巧みに操る偽善の忠臣イアーゴーを海老蔵が演じ、親子共演で敵対する役をつとめます。
さらに、貞淑さが悲劇をもたらす妻デズデモーナには元宝塚トップスターの朝海ひかる、
快活な侍女で夫イアーゴーへの忠心を誓うエミリアには水野美紀。
深い洞察力で骨太なドラマを生み出す栗山民也の演出によって繰り広げられる豊穣な舞台にどうぞご期待ください。
ここはヴェニス。将軍オセローは議員の娘デズデモーナと秘密の結婚をする。オセローの忠臣イアーゴーは、副官に任命されなかったことで、オセローに深い憎しみを抱いている。
トルコ艦隊との戦いのためオセローたちがキプロス島に到着すると、敵は嵐のため全滅する。イアーゴーは祝い酒で副官キャシオーを酔わせ喧嘩をそそのかす。副官の任を解かれたキャシオーは、デズデモーナと、侍女エミリアの助けを借り復職を請うが、イアーゴーは、あたかもデズデモーナが不貞を犯しているかのように言葉巧みにオセローの心を揺さぶる。オセローは疑惑の枷に嵌められ、デズデモーナの裏切りを確信し、怒り狂う。
愛を失ったことを嘆き、悲しい失恋の唄を歌い寝室で夫を待つデズデモーナ。オセローに貞操と不変の愛を誓う。しかし嫉妬に駆られたオセローは。