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山下達郎「100Q-Returns」+「Youと“達郎”PIA」web版

山下達郎に100問突撃!「100Q-Returns」ダイジェスト

100の質問を投げかけるという、いたってシンプルなぴあの名物インタビュー企画「100Q」。2011年8月、Webサイト「@ぴあ」で公開した山下達郎への「100Q」はその人物像を映し出し、大きな反響を呼んだ。 9月26日に発売となった雑誌『ぴあ Special Issue ~山下達郎"超"大特集号~』では、「100Q Returns」として100Q第2弾を敢行! 雑誌からセレクトした8つの質問をご紹介します。
Q101 運転している時、人が変わるタイプですか?
まったく変わらない。むしろ助手席に乗ってる時のほうが「あぶないだろ、オイッ」「轢くぞコラァ!」みたいな。自分で運転してる時は、もう、安全ドライバーの見本みたいなものです。
Q102 奥さまの手料理で一番好きな料理は?
ラザニアかな。彼女が学生時代、アメリカ留学していた時にホストファミリーのお母さんが教えてくれたというもので。うん、なかなかの逸品ですよ。
Q103 「オレってイケてる!」と思うような、自分惚れする瞬間はありますか?
ない。
 
 
Q104 最近、面白かった映画は?
マーティン・スコセッシの『ヒューゴの不思議な発明』と、ウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』。特に『ヒューゴ~』は、僕みたいに古い映画が好きな人間には楽しかったなぁ。あれはスコセッシの最高傑作かもしれない。
Q105 ネット上で有名な達郎さんを表した顔文字、かわいいと思うんですが……おイヤですか。
いや、シャレはわかりますけどね。ライヴのMCでも言っているように、オレはこんなに唇厚くねえっての(笑)。カワイイかぁ? どーこがあ? ま、最初に考えついたヤツは確かにすごいとは思う。
Q106 もしドラマにカメオ出演するとしたら、どんな役がやりたいですか?
タクシー運転手とか? そうねぇ、いろいろ想像するのは楽しいけど、今の自分の風体で出られる役じゃないとね。とすると、現実的にはやっぱりストリート・ミュージシャン役かな。
 
 
Q107 女性のどんな仕草にドキっとしますか?
長い髪が、風でふわぁーっとなるのがいいな。セクシーだと思う。一昨日(映画)『男と女』を映画館に観に行ったら、アヌーク・エーメのそういうシーンがあって、グッときた。
Q108 これまで手がけたCMソングで、いちばんのお気に入りは?
う~ん、数があるから、いちばんと言われてもなあ。そうね、"三ツ矢サイダー"の、'76 年のアカペラ・ヴァージョンかな。あれは、自分としては会心の作だった。"ひとりアカペラ"を初めて世に出した曲でもあるから。"コカ・コーラ"も好きなんだけど、あれは自分の曲じゃない からね。
取材・文:能地祐子
ぴあ
「ぴあ Special Issue ~山下達郎"超"大特集号~」 9月26日 緊急発売!
山下達郎とぴあのコラボレーションが実現!山下達郎を大フィーチャーした「ぴあ」の表紙は、おなじみの及川正通による描き下ろし。独占ロング・インタビュー、100問突撃!「100Q-Returns」、"生タツ"ドキュメンタリーと題した613のパフォーマンスの記録をはじめさまざまなデータベースや、竹内まりやのインタビューも掲載。はみだしも復活!
profile 山下達郎(やましたたつろう)
1953年2月4日、東京都豊島区生まれのシンガー・ソングライター。1974年に、シュガー・ベイブとしてシングル『DOWN TOWN』、アルバム『SONGS』でデビュー。1976年にアルバム『CIRCUS TOWN』でソロ・デビュー。『RIDE ON TIME』『クリスマス・イブ』『ずっと一緒さ』など多数の自曲のほか、竹内まりややKinKi Kidsらへの提供曲も大ヒット。CMタイアップ楽曲の制作や、プロデューサーとしても活躍。

YOUと"達郎"PIA web版

webアンケート、Facebook、Twitterなどで募集した「あなたと山下達郎さんのエピソード」。 多くの方から、素敵な(熱く、思い深く、かつ長文の)エピソードをたくさんたくさん投稿していただきました! ありがとうございました。 誌面ではスペースの都合で泣く泣く掲載を諦めた投稿も多数……。 web版ではそれらも併せて、セレクトした12本をご紹介させていただきます。

「思い出の山下達郎」

今は昔の中学生時代、ラジオで流れていた 『アトムの子』を聞いた途端に
脳髄に100万ボルトの電流が走り、それ以来達朗さんの曲なしでは生きていけない体になってしまいました。初めて買ったCDも『ARTIZAN』です。この『ARTIZAN』、高校の学園祭のBGMで使うために学校に持っていったところ、お祭りのゴタゴタに紛れて無くなってしまいました。落ち込んだものです。その20年後、何気なくふらりと立ち寄った街中の中古CDショップで私は見つけてしまったのです。ケースにひびの入った『ARTIZAN』を。まず間違いなく私が無くしたものではないのですが、なんとなく長い旅をして自分の元に帰ってきてくれたような気がして、買って帰りました。今も昔も色褪せない宝物です。
<文金>
初めての山下達郎ソングは、
小学生の頃に聴いた『RIDE ON TIME』。初めて聴くサウンドに鷲掴みにされました。我が家は民謡番組とのど自慢番組以外は、不良の音楽として御法度、隠れてラジオで聴きました。大学自治寮はテレビ禁止。1日中ラジオを流し、達郎さんの番組を聴く生活が苦学生時代の一番の娯楽でした。就職で1人暮らし、CDを買い、初のファンクラブ加入も達郎さん。初めてのライブは、ツアー千秋楽で、達郎さんの誕生日を舞台や客席でお祝いし、まりやさんも登場される華やかな日。人生初、男性を誘ってコンサートでしたが、私は初めての達郎さんのライブに身震いして大感激し、ライブしか記憶が(笑)。だって達郎さんは私の恋する理想の人♪ 達郎さんの音楽を知り30年位、私には音楽の先生で、教科書で、日々の生活の中にも、人生の節目にも、達郎さんです。震災後、音楽を楽しめない私を、再び音楽に戻してくれたのも、地元の市川市開催のツアー初日でした。人生ずっと、老後の入院入所生活も、天国でも、生まれ変わっても、一緒にありたいのが私にとっての山下達郎さんです。
<めい>
初体験(笑)はご多分にもれず、 中1の時にラジオで聴いた 『RIDE ON TIME』です。
達郎さんの声やアレンジはもちろんですが、当時私は吹奏楽でドラムを始めたばかり。部室の初心者用楽器とはあまりに違うそのリズムサウンドに耳を全て持って行かれました。そして『SPARKLE』をブラバン編曲して演奏会でやったマニアな高校に進路を決め、楽器好きが高じて職業はピアノ調律師に。その際に寮でよく聴いたのがアルバム『POCKET MUSIC』で初ライブもこの頃。また趣味のドラムも当時の山下サウンドに近づけるべく、青山純さんが『JOY』で使用していた SONOR DRUMUSを手に入れるために稼ぎのほとんどを注ぎ込みました。そういう意味でも達郎さんは私の半ば破滅的な(?)音楽人生を決定づけたと言えるでしょう。おかげ様で結婚は無事に出来まして、今はコンサートに夫婦で行ってます。現在も仲間とバンド三昧の日々です。本当に心より感謝しております。ありがとうございます。
<たけひご親方>
当時の中学2年生、昭和54年の私はテレビから流れてくるCMに釘付けになりました。
それは,誰でも知っているコカコーラのCMでした。映像の素晴らしさもさることながら、曲の素晴らしさに、思わず、体に衝撃が走ったことを覚えています。当時、アカペラという音楽があることも全く知らないので、一体どんな人が歌っているのだろうと思いました。すると画面の右下に、「唄 山下達郎」とクレジットがありました。「人の声だけでこんなにも素晴らしいハーモニーを奏でる事が出来るなんてなんて素晴らしい」と思いました。当時は、ビデオなど持っていなくて、カセットテープに録音して何度も聞いていました。CMとは言え、本当に感銘を受けたのだと思います。有名な曲なので、歌詩はほかのアーティストの方が歌っているものと同じですが、達郎さんの歌は、何かとても心に響いてくるものがありました。そして翌年、『RIDE ON TIME』の大ヒット。自分の好きな達郎さんの大ヒットは自分のことのように誇らしく思ったのを覚えています。そして、中学3年生の私は親に頼みこんで、達郎さんのコンサートにも行きました。今まで色々な方のコンサートにも行きましたが、生まれて初めてのコンサートが達郎さんのコンサートで良かったと今でも思っています。今後も素晴らしい音楽を作り続けてください。
<達郎フリーク>

「山下達郎から影響を受けた私のエンタメ」

山下達郎さんの奥様である竹内まりやさんの
『いのちの歌』のCDジャケット、原田泰治さんの日本の原風景の絵。以前から好きだったのですが、まりやさんが採用されたのを聞いて嬉しく思いました。この夏、思い立って家族と諏訪へ旅行し美術館に立ち寄りました。建っている場所も諏訪湖の湖畔というシチュエーションが素晴らしいのですが、実際に色々な作品を見せていただき、細かい描写に大変感動しました。
<食いしん坊>
高校1年か2年だった'94、5年、
「サンソン」でdick dailの紹介をされていたのがきっかけでディック・デイル & ヒズ・デルトーンズ 『Greatest Hits 1961-1976』を購入しました。これをきっかけにサーフミュージックは勿論、中近東ミュージックへの僕の探検が始まりました。その他では、ゲーリー・ルイス、ダイアナ・ロス、シレルズなどの中古レコードを買いました。日本人では村田和人、西郷輝彦が好きになりました。
<ぎょうた>
"よしなに"なんて言葉、
ラジオから滅多に流れないし使う人はいない。氏の放送を聞く人にとっては、この言葉で何曜日の何時と思い出すと想う。影響を受けたエンタメは"落語"の古今亭志ん生、iPodに入れてます。よく寝ちゃう!
<samu>

「はみだしYOUと達郎PIA」

  • 1986年7月7日、愛知勤労会館。当時浜松で研修中だった私は帰りの新幹線に間に合わせるため、アンコールの1番いいとこ(高気圧ガール?)で会場を飛び出しました。残念!結局寮の門限には間に合わず食堂の窓から入りました(笑) <たけひご親方>
  • 私のような怠惰な人間が、ドロップアウトすることなく仕事を続け、まがりなりにも社会生活をおくっているのは、ひとえに達郎さんの「次のライブに行くまで」「次のアルバムを聴くまで」いうモチベーションによるものです。要するに、如何なる政治や行政の施策よりも力強いものであり、達郎さんの活動こそが最大の社会貢献であると、声を大にして言いたいのです。 <世田谷クマオ>
  • 30年前の初夏の日。クラスメイトからもらったカセットテープ、アルバム『RIDE ON TIME』。全てはあの時から始まったんだ。今、どうしているんだろう・・・・私にかけがえのないものを伝えてくれたあの人。きっと、今でも聴いているはず。あの人に、今すぐ会って感謝したい! <たかの ゆり>
  • テレビで、歌番組が全盛だった頃、テレビには出ないと言っていたアーティストが、今では当たり前に出演していたりするが、一貫して出演しない達郎さんはさすがだと思う。 <笑いの切り込み隊長>
OPUS
OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012~(オーパス・オールタイム・ベスト イチキュウナナゴ カラ ニーゼロイチニ)2012年9月26日発売 全3枚組、49曲収録 ¥3,980(税込) ワーナーミュージックジャパン
全曲リマスタリング!1家に1枚のオールタイム・ベスト!
山下達郎がシュガー・ベイブとしてレコード・デビューした1975年から最新曲までを網羅した3枚組みの本作は、全レーベルをまたいで選曲された初の完全ベスト盤。自身による選曲で新たにリマスタリングされた名曲の数々に加え、初回限定盤のボーナスディスクには『硝子の少年』のデモ・ヴォーカルVer.や『希望という名の光』の2012アコースティック Ver.というレア・トラックを収録。

竹内まりやのロングインタビューもお見逃しなく!

「昔から話を盛らない人なんだよねー(笑)。 でも、盛らないからこそ信用できるのかも」
山下達郎ファンにとって、公私にわたるベスト・パートナーである竹内まりやは、いつも気になる存在。
「ぴあ Special Issue~山下達郎"超"大特集号~」には、
ファン歴37年、世界一の達郎マニアである
竹内まりやさんの8ページにも及ぶ貴重なインタビューを掲載しています。
竹内まりや『Expressions』
竹内まりや
『Expressions』


発売中
¥3,980(税込)
ワーナーミュージック・ジャパン
デビュー30周年の2008年にリリースされた
オールタイムベスト・アルバム