――イレブンプレイのメンバーはどんな方たちですか?
「広島時代の教え子や、舞台の仕事で知り合った子、既にアーティストだった子や現在女優として活躍している子もいます。みんな何らかの仕事で関わって、自分がいいな、育てたいなと思った子に声をかけました。技術的なこと以外に、人間的な部分も育てるつもりで、普段は週に2回、トレーニングをみっちりやって、リハーサル期間には3ヵ月ぐらい一緒に作品作りをします。当初は11人でしたが、今は15人で、今回の公演には14人が出演します。 女性ばかりなのは、やはり女性の内面を踏まえた上で振付するのが私のやりたいことだからなんです」
――『dot.』はダンスと映像と照明のコラボレーションということですが。
「ダンスのショーとしてももちろん成り立っていますが、お客様が舞台を観ていたような、ライブを観ていたような、映画を見ていたような、不思議な感覚になってもらえたらいいですね。それもただ観ているというよりは、席もステージも自由に作れる多目的空間なので、それをうまく使いこなして、お客様が会場に入った瞬間にワクワクするような、空間自体を体験してもらう形にしたいと考えています」
――その空間をMIKIKOさんと一緒に作り出すクリエイター陣も、豪華な顔ぶれですね。
「映像の関和亮さんは、10年ほど、PerfumeのPVとCDジャケットやライブのパンフレットなどのアートディレクションをして頂いている方で、真鍋大度さんは多方面で活躍されているメディアアーティストで、去年、Perfumeの東京ドーム・ライブでの仕事が、世界で話題になったんですよ。照明のダムタイプの藤本隆行さんも、世界で活躍されている方で、今回、初めてきちんとした作品を作るに当たって、最強メンバーを揃えたくてダメ元でお願いしたら、快諾してくださったんです」
――それだけの作品が2日間だけの公演ではもったいない気もします。
「この作品が1つ形として残って、世界に呼んでもらえるような物になったらいいなと思っているんです。クラシックバレエとか他のジャンルの作品が、出演者が変わっても長く上演されるように、『dot.』もアップデートを繰り返して、レパートリーとしてずっと上演出来るような作品にしたいですね。もちろん新作も作りますが、流行りの物ではなく、それも作品として名前が残るような物にしたいなと思います」
撮影:源 賀津己