インタビュー

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Ikeda (Vo.Gu.) 、 U (Vo.) 、 Maru (Gu.) 、 roku (Ba.)の4人からなるANGRY FROG REBIRTH。各地のライブで大きな反響を巻き起こしている彼ら。バンド結成のいきさつから、メンバー脱退などもあった2013年の振り返り、そしてライブに対しての考え方など、メンバー全員に話を聞いてみた。

メンバー内には初心者も・・・バンドがひとつになるまで

――まずバンドの結成のきっかけについてお聞かせいただけますか?
U (Vo.):2010年に結成したんですが、Ikeda(G/Vo)が中心になって、ネットのメンバー募集で集まったんですね。その時はもうやめてしまったメンバーとIkedaとMaru(G)がいて。
――え!?初心者!?
U:そうなんです(笑)その後Ikedaの喉にポリープができて、もうひとりVoを入れるタイミングで僕が加入して、その後今年の5月にroku (Ba.)が入って、今に至るって感じですね。
――って事は、皆さん元々活動拠点はバラバラだったという事ですよね?
Ikeda:そうですね。それぞれが音楽でプロになりたいって言う事で上京してきたんで。南は九州、北は青森。僕は大分だったんですけど。
――(笑)でも本当にそれぞれバラバラの所から集まった感じなんですね。Uさんやrokuさんのように後から入った方もいると思うんですけど、まず始めにバンドをスタートさせる時に、「こういう音楽やりたい」って既存のバンドの名前を出したりすると思うんですけど、それは皆さんの場合どういったバンドだったんですか?
Ikeda:僕が最初に提示してたのはELLEGARDENとかZEBRAHEAD、Limp Bizkit、あと日本語詞もやりたかったので、RADWIMPSとかも言ってましたね。色々な事がやりたかったので、何かに偏っているんじゃなくて、音楽が好きで、音楽を聴いている人を探していた感じですね。
――なるほど。今なんでこれを聞いたかと言うと、ライブを見させていただいた時に、さっきネットでメンバーを集めたっていうのがにわかに信じられないと思ったんですね。バンドとしてきちんと個になっているという印象があったので。だから好きな楽曲が似ている、という所から始まったのかなと思ったのですが、そういう感じでもないのかなと。
Ikeda:そうですね。
――では活動をしながら、バンドを作り上げていった感じですかね?
Ikeda:そうですね。さっき言ったんですけど、ギターのMaruに至ってはその当時僕が千葉に住んでいたんですけど、Maruが武蔵小金井に住んでいて、往復2500円かかるんですけど(笑)仕事が終わったらMaruの家に行ってギター教えて・・・を毎日繰り返してましたね。
――凄い・・・!
Ikeda:最初はKen Yokoyamaさんしか知らなかったんですよ、Maru。Hoobastankとかも知らなくて、だからCD聞かせたりして色々教えていった感じですね。
――なるほど。
Ikeda:あと普通にバンドやってる人ってバイトをしながら、月に2~3回ライブをやる感じだと思うんですけど、俺たちは月に10本、しかも都内でノルマを払いながらやってたんですよ。その分バイトも沢山しなきゃいけないので・・・。
――そうですよね、最初はお客さんとか集められないですもんね。
Ikeda:ふたつバイト掛け持ちして、18時間くらい働いたあとにそのままスタジオ入ったりとか・・・寝られるのは移動中だけ・・・みたいな。ていうかその当時はMaruも家が無かったので。
――えええっ!(笑)
Ikeda:(笑)ちょっと楽になってきたときに、「Maru家が無いから」ってことで巣鴨に家を借りてあげて、敷金礼金とかもみんなで集めて住ませてあげて。
――Maruさんは色々な施しを受けて生きているんですね(笑)
(一同笑)
――(笑)でも、皆さんの覚悟というのが良く分かる良い話だと思います。
Ikeda:このバンドを結成したのが27とかなんで、最後のバンドのつもりでやってて。他のバンドのペースの10倍ぐらいのペースでやりましたね。
――ちなみにIkedaさんとMaruさんはそれぞれ根底にあるアーティストをお聴きしたんですが、Uさんとrokuさんは影響を受けたアーティストいますか?
U:僕はPay money To my PainのKさんには凄く影響を受けてますね。あと元々ソロシンガーを目指していた事もあって、R・ケリーなどの洋楽R&Bにも影響受けていると思います。
――なるほど。メンバーそれぞれが独自の音楽性を持っているから、バンドとしてオリジナルな音になっているんですね。

2013年を振り返って

――バンドとして色々転機もあったと思うんですが、2013年を振り返ってみていかがですか?
U:メンバーが脱退して、色々辛い事もあったんですが、そんな時にお客さんとか周りの人が励ましたり支えてくれて、改めて恵まれているなと思いましたね。
――それでこの『Dance in the dark』に繋がるわけですね。
Ikeda:そうですね。

ANGRY FROG REBIRTHのライブはお客さんが主役!

――先ほどライブの話が出たんですが、ANGRY FROG REBIRTHにとってライブとはどういう場だと思いますか?
Ikeda:うーん、お客さんが主役の場、ですかね。これは昔から考えていた事で、最初は楽しくて音楽をやっていたんですが、途中から音楽に救いを求めるようになってっていう過程があって。だから僕お客さんの気持ちが凄く分かると思っていて、凄く好きなアーティストのライブがあって、会場に行くまでの楽しさ、待ってる時のワクワク感、ライブ中の高揚感とか、好きな人のライブに行ったらそうじゃないですか。
――凄くわかります。
Ikeda:普段ライブハウスとかホールにはいるまでの現実を忘れるというか、そういう場を作れるアーティストでいたいなとは思いますね。
――なるほど。
Ikeda:もちろんバンドが主役だっていうアーティストの方も沢山いると思うんですけど、そういう人がいるんであれば、俺らみたいにお客さんが主役だって思いながらライブやってるバンドがいてもいいんじゃないかと思ってますね。
――ああ!そっか!
roku:その時から思ってたのは何か分からないけど凄いな、って。

転機になったあのバンドのライブ

――では、他のアーティストや自身のライブで、記憶に残っているライブはありますか?
Ikeda:僕は、21の時に福岡で見たELLEGARDENのライブですね。細美さんの声というよりも、周りの奴の声しか聴こえなくて(笑)でもこれで良いのかな、こういうものなのかなって思えて。さっき言ったみたいな「ライブはお客さんが主役」って思える転機になったライブですね。あと、その時に僕ドラムやってて、ハイハットを持って行って、それに高橋さんにサイン貰おうとしたら「これにして良いの?こんなの初めてだよ!」って驚かれたのもあって、凄く印象に残ってますね(笑)。
――(笑)スティックで良かったんじゃないですか?(笑)
Ikeda:(笑)その時細美さんとも写真撮って、いつか会えたら「細美さんのおかげで今バンドやれてます」って言いたいですね。
――良い話ですね。いつかIkedaさんの前にもANGRY FROG REBIRTHのライブを見てバンドやったんですって言う人が現れるかもしれないですね。
Ikeda:うん!そうなったら最高ですね。
――ありがとうございます。来年の4月12日(土) 渋谷CYCLONEでの『UNDER THE DEAD VOL.4』についてお聞きしたいんですが、これはどういったライブになりそうですか?
Ikeda:まだ決定ではないんですけど、これまでこのイベントでは10バンド近くバンドを呼んでいたんですが、今回はそういう形じゃなくなるかもしれないですね。これからの活動において、ツーマンやスリーマンでのライブを普通にして行きたいなって思っていて、それで違和感が無いぐらいのアーティスト数にしていきたいなと思ってます。
――今回の『Dance in the dark』ツアーに来た人も、同じ楽曲でも違って聴こえる感じになるという感じですかね。
Ikeda:うん、良い意味で違って聴こえると思います。

扉のバンドになりたい

――それは期待持てますね!このインタビューでANGRY FROG REBIRTHを初めて見る方もいると思うんですが、客観的に見て、どういうバンドだと思いますか?
Ikeda:ジャンルにとらわれないバンドって言葉があるじゃないですか。多分こういうバンドを目指して結成する人って多くて、僕らもそうだったんですけど。でもそういうバンドであり続けられていると思います、結成からブレてないというか。
――「扉のバンド」めちゃくちゃ良い言葉ですね!
Ikeda:扉のバンド・・・良かったっすね(笑)。
――ありがとうございます。では最後に、このページをご覧になっている方にメッセージをお願いいたします。
U:4月にリリースする僕らの初シングルは自信作になると思うので、ぜひ楽しみにしてください!

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