インタビュー

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akihic☆彡、SHINTARO、SHINSUKE、TOYOTAKA、RYO、YASS、gash!の7人からなるダンスアーティスト集団Beat Buddy Boi、通称B.B.B。ほかのダンスチームとは一線を画す、新たなエンターテインメントで着実にファンを拡大している。このインタビューでは、結成のきっかけから、メンバーそれぞれのパーソナルな部分、そしてダンス・ライブに対する想いを聴いてみた。

7人のメンバーがダンスに出会ったきっかけ

――まず、Beat Buddy Boiというユニットを組んだきっかけについてお聞きしたいのですが。
akihic☆彡:僕だけちょっと年が上なんですけど、色々なダンスグループで活動していく中で、Overflowという、TOYOTAKA、RYO、YASS、SHINSUKE、SHINTAROのグループと顔見知りになって。gash!は(秋田から)上京してきて、僕がやっていたダンスレッスンに来てくれて、そこで知り合って。僕を含めた7人が東京ガールズコレクションで一緒に出る機会があって、そこで「一緒にやってみない?」となったのが最初ですね。その後、THE ABSOLUTEという、僕のお世話になってる先輩がやってるイベントにBeat Buddy Boiで初舞台を踏んで、現在に至るという感じです。
――そこで一緒にやってみない?となったのはどうしてなんでしょうか?
akihic☆彡:この7人に共通して言える事は、ジャンルに囚われないって事ですね。ヒップホップならヒップホップだけに固執することがなくて。そこは凄く重要だったかもしれません。僕、そもそも、ユニットという言葉が嫌いで。
――すみません、先ほどユニットって言ってしまいました(笑)
(一同笑)

akihic☆彡:いや、良いんですよ(笑)ただ、ユニットってすぐ終わりそうじゃないですか。なので自分の中ではユニットというより、チームという意識が強くて。
――チームを組むにあたって、目標のようなものはあったのでしょうか?
akihic☆彡:明確な目標と言うよりかは、さっき言ったような、7人が好きなダンサーや、音楽が一緒だったっていうのが大きいかもしれないですね。
――なるほど。では、皆さんのダンスの原体験をお伺いしてもいいですか?
SHINTARO:(かすれた声で)僕は・・・。

akihic☆彡:(笑)せっかく話し出したら声カスカスじゃん!

(一同笑)

SHINTARO:(笑)僕は高校を卒業するまでずっとサッカーをやっていて、ダンスをやった事がなかったんです。元々スケボーとかDJとかいわゆるブラックカルチャーが好きだったんですが、卒業してからサッカー以外の事をやってみたいなって思った時に友達がダンスをやっていて、目の前で踊ってもらったら、それに衝撃を受けちゃって。そこで教えてもらったのがきっかけですね。

SHINSUKE:僕は6歳上の姉がいるんですけど、地元の新潟でダンススクールに通ってて、その発表会を毎年通ううちに、10歳の時、自分から親に「ダンス習いたい」って言ったみたいで・・・自分で憶えてないんですけど(笑)そこから週1でレッスンに行ったのがスタートです。

YASS:俺はHIP-HOPの曲が好きで、それも元々兄貴がスケボーが好きで、自分でミックステープを作っててそれを聴いてたんですけど。で、ダンスは元々母親の知り合いのダンススクールに1年ぐらい通っててというのはあるんですが、直接のきっかけは、駅でストリートダンスを踊ってる人を見たのが一番の衝撃ですね。そこに自分から飛び込んで行って。

akihic☆彡:僕は小3の頃から器械体操をしていて、とにかくバク宙が好きでずっとやってるような子供だったんですが(笑)
――(笑)
akihic☆彡:大きなきっかけはその頃やってたバブリシャスのCMに、当時ブームのダンス甲子園に出ていたダンスチームIMPERIAL JB'sが出てて「これはヤバい!」って思って。すぐに近くのレンタルビデオ屋で「ダンス甲子園」のビデオ借りて見倒して。出会った時期も良かったんですよね、その時は1993年だったんですけど、1992年っていうのがHIP-HOPの黄金期と呼ばれる時代で。見るものが全てカッコよくて「ワオ!」って感じだったので。

RYO:そもそものきっかけは母親がダンスやっていて、母親が出てる発表会とか行ってて、母親に「やってみれば」って言われたのがきっかけなんですけど。地元の福島ではダンスやってる男の子が僕しかいなくて、最初はつまんないなって思ってたんですけど、1度発表会に出たら、人前で踊ってるっていうのが凄く楽しくなって。それがきっかけですね。

gash!:僕は元々HIP-HOPのファッションが好きで、その影響で日本のHIP-HOPが好きになって、ただまだ中学生とかだったんで、本格的にダンスをやるって事にはならなくて。その後、高校の時に友人がストリートでダンスを始めて、最初は「人前で踊るのなんか恥ずかしいな」って思ってたんですけど、1回試しにやってみたらハマっちゃって、そこからですね。

TOYOTAKA:僕は、元々スーパーガリ勉で。

(一同笑)

SHINTARO:(笑)そんな言葉ある?

TOYOTAKA:(笑)親からもずっと「お前は慶応大学に入るんだぞ」って言われて育って、ずっと勉強させられてたんですね。僕その時関西に住んでて、土曜日の朝に「おはよう朝日土曜日です」って番組を見てたんですが、そこでw-inds.のデビューシングル『Forever Memories』がMVが流れてて、そこでのロックダンスが自分にとって衝撃で。僕は、そこでダンスっていうよりかはw-inds.にハマったんですよ(笑)
――僕もw-inds.大好きです(笑)
TOYOTAKA:良いですよね(笑)で、そこから勉強しながらバレないように、窓に向かってw-inds.のマネしたりとかして。高校に行った時にダンス部があったので、そこから本格的にですね。リーダー(akihic☆彡)がw-inds.の振り付けを担当していたのも知っていたので、縁かなと思いますね。
――ちなみに、慶応は行かれたんですか(笑)
TOYOTAKA:はい、行きました。

(TOYOTAKA以外のメンバー)「おーっ!さすが!」

TOYOTAKA:しらじらしい(笑)

RYO:ちなみに、いつから行ったんですか?

TOYOTAKA:(笑)高校から。

RYO:しかも!?

TOYOTAKA:ニューヨーク校です(笑)

(TOYOTAKA以外のメンバー、拍手)

SHINTARO:ダンスをニューヨークで始めたんですね!

TOYOTAKA:これまで(インタビューで)何回このくだりやったんだよ!(笑)
――皆さん初めて聞いたみたいな(笑)
RYO:だって、聞いてくれって言わんばかりの話し方だったから(笑)
――皆さんの原体験の話を聞いて思ったのは、きっかけは姉や母、友人とか近しい存在の方からスタートしている方が多いんだなってことで。それって、僕がBeat Buddy Boiを見て感じる、「近所のお兄ちゃん」 の雰囲気に通ずるのかなと思って(笑)
(一同笑)

akihic☆彡:近所のお兄ちゃん、良いですね(笑)
――やってる事は高度で、凄いんですけど、でも凄い事やってる風に見せないというか。あくまでも見て楽しんでもらうという事を念頭に置いていると思うんですよね。
akihic☆彡:うん、でもそうですね。

BBBのライブは、お客さんも一緒になって盛り上がれる!

――音源も勿論なんですが、やはりBeat Buddy Boiにとって、ライブというのは大きく比重を占めると思うんですが、ライブというものをどう捉えていますか?
akihic☆彡:普通のクラブでやるSHOWとはまた違う事をやってると思ってるんですが、端的に言うと自分たちを全部出せる場ですね。普通のSHOWだとあまり笑いとかも入れられないと思うんですが、僕らは一人間がやっていると思ってるので、ダンスだけをやってきた人間じゃないし、色々な人に見てもらうときに、自分たちはこういう人間だって伝える手段として、ダンスだけじゃなくて自分たちのキャラや性格も知ってほしいし、それが知ってもらう上での近道だと思ってて。

TOYOTAKA:お客さんと一緒になって盛り上がるっていうのが、ほかのダンスチームではできないんじゃないかなっていう思いはありますね。

RYO:みんなが手を挙げてくれたり、手を振ってくれたりっていうのがこれまでのダンスではなかったことなんですね。まだこうした形でスタートして2年ほどなので、やっていてまだまだ発見があるし、新鮮な気持ちでライブに向かってますね。
――ありがとうございます。これまでBeat Buddy Boiにとって、大きな転機となったライブ・または出来事などはありますか?
akihic☆彡:JAPAN DANCE DELIGHTで優勝した時ですね。チームとしての目標を達成できたなって想いがあって、そこで一度「次何しようか」ってなったのが大きいですね。
――目標を達成して、次何しようかってなるのが凄いですよね。
akihic☆彡:そこで優勝して、カンタローくん(Beat Buddy Boi所属事務所の社長)に出会ったのが大きいですね。基本的にそこで優勝すると、芸能界に入ったりと言うのが多いんですが、僕たちはずっとダンスをしていきたいなって思っていたので、カンタローくんにそこで「武道館でやってみない?」って言われて。最初は「いや、無理でしょ!」って思ってたんですけど(笑)ただ、転機ということでいうと、ひとつひとつが全て転機だなと思ってますね。
――最近で言うと、Busta Rhymesとコラボされてたのも大きな動きですよね。
akihic☆彡:本当にその通りですね。

BBBはドリフターズ!?

――これまでお話を聞いていると、本当に仲がよさそうだと思うんですけど、ケンカとかはあったりするんですか?
akihic☆彡:ケンカというよりかは、本当にそれぞれを家族みたいに思ってるんで、建設的な話し合いはありますけど、殴り合いとかはないですね(笑)

RYO:この前、SHINSUKEのことをいじりすぎて、LINEで本気で切れたよね(笑)

SHINSUKE:ちょっと言いすぎじゃないですか!って(笑)
――でも敬語なんですね(笑)
(一同笑)
――ではこれからBeat Buddy Boiと言うグループを知る人に、「Beat Buddy Boiはこんなグループだ!」と言える何かセールスポイントや一言みたいなものはありますか?
SHINTARO:何となく考えてるのは、ドリフターズみたいな。

akihic☆彡:うん、あの方々は全員演奏できて、凄いカッコいいけど、でもギャグもヤバイ。そういう感じは目指しているかもしれないですね。
――凄く分かる気がします。10月より行う全国8か所にわたるツアー、ここへ向けて意気込みなどお聞かせいただけますか?
YASS:ライブだと、動画とかではわからないひとりひとりの動きとかが良く分かると思うので、もしこれまでライブに来た事がない人がいたら、ぜひ来て欲しいですね。

akihic☆彡:色々な人に来て欲しいんですけど、特にお子さんに来て欲しいですね。最近だと、僕たちの格好を真似してくれる子達がいて、お母さんから「服の値段が高い!」って怒られたりもするんですけど(笑)でもそういう風に形から入ってくれるのは、僕らもガキの頃そうだったし、凄く嬉しいんですよね。
――それこそ、「すべてはストリートダンスの未来を切り開くために」ですね。最後に、このページを見ている方に一言お願いいたします。
akihic☆彡:ほかのダンスチームにはないことをやっているつもりなので、ぜひライブに足を運んで欲しいですね。老若男女楽しませる自信があるので、まずは動画でも音源でもいいので、知ってもらって、興味を持ってもらえたら、それに尽きます。

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