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チケットぴあインタビュー

Cyntia

Cyntia
女の子によるメタル・バンドが作る新たなシーン、"嬢メタル"の注目バンド・Cyntiaが3月20日ついにメジャーデビュー!
メタルへの強いこだわりと、"雑食派"な音楽性を取り込んで幅広い層のリスナーへアピールし得る魅力を持つ5人組に、その独特なスタイルを自ら解説してもらおう。

――まずは、Cyntiaのバンドとしてのコンセプトを教えて下さい。


SAKI「私達は、"歌ものメタル"と言わせていただいているんですけれども。みんなで歌えるような聴きやすい、メタルを知らない人の入口になるようなメタルをやりたいっていうのをコンセプトにしています。それこそ、"みんなが知っているメタルの曲"みたいなものがもっと世の中にあって良いんじゃないかなと私達は思っているので、"メタルにもこういう曲があるんだ、じゃあ聴いてみよう!"っていう入口になる音楽がやりたいっていうところで"歌ものメタル"というコンセプトを掲げています」



――皆さんは、それぞれどんな遍歴を経て現在の"歌ものメタル"というスタイルを作り上げられたんですか?


SAKI「私は、高校を卒業して大学に入ったときに、舞台や女優の勉強など色々なことをしていたんです。演技をする中で歌うシーンがあったんですけど、演技をしているときより歌うことのほうが大好きだって改めて気づいて。それで、自分のこれからの人生を決める岐路に立ったときにCyntiaのボーカル・オーディションがあるという話を聞いて、これは神様が"ボーカリストになりなさい"って私にくれた運命だと思って(笑)、オーディションを受けたんです」

YUI「私は、元々は友達に誘われてバンドを始めたんです。最初はその友達が好きな音楽をコピーすることから音楽がどんどん面白くなって、自分がコピーしていた人達の中に、例えばEARTHSHAKERさんやLOUDNESSさん、44 MAGNUMさんとかがいて。他にも、SHOW-YAさんとかも"女性なのにめっちゃカッコいい!"って、いわゆる"ジャパメタ"ばっかり聴くようになったのが、私のメタルのきっかけでした」

AZU「私は、親がローリング・ストーンズとかビートルズとかが好きだったというのもあって、自分もそういう昔のロックが好きで。昔の古いロックを聴きながらも、例えばジェットとかをコピーしつつ、オリジナル曲もやりつつ…。ガンズ・アンド・ローゼズと出会って発狂してしまいLAメタルにハマッたり(笑)、色々通ってきました」

KANOKO「私がドラムを始めたのは小4だったんですけど、その前に、お稽古ごととしてエレクトーンとかをやっていて。でもそれって楽曲的にはクラシックとかになるじゃないですか。私はそういうものよりも単純にロックがやりたくて、ビートルズとかドゥービー・ブラザーズみたいな昔のロックを一人でコピーしてました。その後に東京に来てからいっぱいバンドを組んだんですけど、とにかくドラムの練習がしたかったので、その時はジャンルのこだわりは無かったんですよ(笑)」

AYANO「私も、雑食派というか(笑)。音楽に目覚めたきっかけとして好きなアーティストを上げるならまずはマリリン・マンソンで、そのバンド・メンバーだったトゥイーギ・ラミレスが好きで。で、トゥイーギが脱退して新たに入ったア・パーフェクト・サークルのライブを観に行ってノックアウトされてから、さらに色々な音楽に触手を伸ばすようになり…。とにかく音楽の道を究めようと思って音大に進学して、自分で作曲を始めたりしたんです」



――なるほど。"メタル"という芯がある中で、すごく幅広い音楽性があるんですね。 そのようなバックボーンがあった上で、今回のアルバムは自分たちがやりたいような曲が反映され、成長を感じ、お互いをリスペクト出来る1枚になったと伺っていますが、いかがでしょうか。


SAKI「そうなんです。実際に、今回のアルバムも、振り幅がすごく広いアルバムになったと思っています。『Run to the Future』を最初のシングルとしてリリースして、1stアルバムの『Endless World』をリリースしてからライブを重ねてメンバー間の団結とかも強まっていった中で完成したのが、今回の『Lady Made』という作品で。“これが今のCyntiaです!”という感じの、名刺代わりのような作品になったと思います」




取材・文:道明 利友


■ Cyntia プロフィール
Cyntia (左から順に)
keyboard:AYANO
Bass:AZU
Vocal:SAKI
Guiter:YUI
Drums:KANAKO
YUIとKANOKOを中心に結成。
インディーズよりシングル『Run to the Future』をリリースし、オリコン・シングルデイリーランキングで28位を記録。
その後AZUを迎え現メンバーとなり、音楽専門誌『Player』では2012年読者投票の「BEST NEW ARTIST」部門で1位を獲得する。
2013年3月20日(水)にアルバム『Lady Made』でメジャーデビュー。

■ Cyntia メジャー・デビュー・セカンド・アルバム『Lady Made』 2013.3.20 On Sale
Lady Made 【初回限定盤A・B】VIZL-526/VIZL-526 \3,500(tax in)
【通常盤】VICL-6401 \2,800(tax in)
【CD収録曲】
1. 深愛エゴイズム -extended-
2. I Will
3. IV
4. Fly away
5. Chilly Nights
6. Lady Made
7. Jewel Stars
8. 箱庭のイデア
9. Wish
10. Raison d'etre
11. 睡蓮と蝶



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