インタビュー
- ――7月にリリースしたシングル「相思相愛☆destination」が好評のフェアリーズ。
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藤田みりあ(以降、藤田):
今までのフェアリーズにはなかったような、ロックで、盛り上がる曲です。
野元 空(以降、野元): かっこよく踊ってるところもあるんですけど、歌詞の意味をとらえた振付――“射止める”っていうフレーズで弓矢をひくポーズがあったり、ハートマークがあったり。曲自体がロックでありながらキャッチーさがグッと出ている曲なので。フェアリーズらしい振付になっているんじゃないかなと思います。 - ――6人の肝はなんといっても、ポップでクールなダンス・チューンに、息の合ったパワフルなダンス。「ファンの方から、学園祭でフェアリーズの曲踊ったよとか、運動会でフェアリーズの曲流したよという声ももらうんです。そんなふうに、ダンス系と言えばフェアリーズの曲って盛り上がってくれるとすごく嬉しい」(藤田)というくらい、同世代の10代の女の子を中心に支持を集めている。「相思相愛☆destination」は現在、イベントでも観客と高い一体感を誇る曲へと成長しており、これからのライブの盛り上がりに欠かせない1曲になってくれそうだ。また、11月18日には、12枚目のシングル「Mr.Platonic」のリリースが決定。こちらはクールさと、女性らしい強さとしなやかさが活きるダンスが魅力とのこと。
- 伊藤萌々香(以降、伊藤): 今回は、名古屋ビレッジホール、大阪なんばHatch、東京アンフィシアターと、3か所それぞれ雰囲気のちがう会場やステージで。各会場ならではの魅せ方や演出もできそうなので、わたしたちも楽しみですね。3ヵ所全部のライブに来ても楽しめると思います。
- ――前回のツアーでは、メンバーの意見やアイディアがセットリストや衣装、またツアー・グッズにも反映されたりと、自分たちでライブを作り上げていく楽しみやワクワク感も増えている。この取材が、ちょうどツアー決定直後とあって6人の「こんなことをやりたい!」という希望、想像、妄想が止まらない。ライブについて楽しく、興奮気味に話す姿が、エネルギッシュなステージに繋がっている。
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林田真尋(以降、林田):
アンフィシアターは円形ステージだから、お客さんにいろんなところが見えちゃいそう(笑)
井上理香子: たしかに。どこ向いても、キメてなきゃ(笑)。たまに、うしろを向く振付の時に、変顔してるメンバーがいたりするんですよ!
林田: だれ~(笑)?
野元: お前だー! 絶対、気を抜けないよね(笑)
下村実生(以降、下村): ツアーグッズでは、空が絵が得意なので、空がデザインしたものをメンバーみんなで決めて作るんです。これまでのグッズをイベントで持ってきてくれるファンの方もたくさんいるので、今回もまたいろいろと作りたいですね。 - ――MAXやDA PUMP、w-inds.といった事務所の先輩アーティストのライブを観たり、共演をしながら、フェアリーズならではのライブを作り上げている現在。「同世代に憧れられるというのはもちろん、いろんな世代の方に愛されるような欲張りな存在でありたい」(野元)と、刻々と成長を遂げるフェアリーズ。そのリアルな姿が映るライブを、ぜひ目撃してほしい。
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伊藤:
あえて立ち位置や歌割りを変えてみたり。サウンドもアコースティックバージョンにアレンジをしたり、衣装を作ってもらったりというライブならではの魅せ方にもこだわっているので。ぜひそういうところも見てほしいですね。
下村: 前回、ツアーをやっていくうちに「もっとこうしたらいい」といろいろ変えていった部分もあったので、今回も最初から最後までどんどん変わっていくツアーになると思います。