インタビュー

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現役女子高生4人で構成される、スターダストプロモーション初のガールズバンド・Le Lien(ルリアン)が、9月2日、シングル「がんばりDoki」でメジャーデビュー。2013年11月、楽器未経験の4人でバンド結成。インストアライブや「TOKYO IDOL FESTIVAL」など数多くのイベントを経験し、わずか2年弱で“メジャーデビュー”までたどり着いた彼女らに話を聞いた。

インタビュー

――9月2日、メジャーデビュー・シングル「がんばりDoki」をリリースするLe Lien。まずはメジャーデビューを目前に控えた、現在の心境を聞かせて下さい。
Minami: 今までよりもっとたくさんの人に曲を聞いていただける機会や、イベントなどで見ていただける機会が増えると思うので。見ている人に「応援したい」と思ってもらえる、ガールズバンドになれればいいなと思います。

Shione: 1stミニ・アルバム『530日』はタワーレコード限定で発売していたんですけど、今度は全国のCDショップに置いていただけるので、すごく嬉しいです。リリースイベントも増えてきて、メジャーデビューに近づいているんだなという実感も湧いてきました。

Karin: 私もイベントをやるたびに、だんだん実感が湧いてきてる感じで。「がんばりDoki」ももう、イベントで演奏しているんですが、みんなが掛け声を合わせるパートで、一緒に盛り上がってくれるのがすごく楽しいです!

Hikari: メジャーデビューするのが夢だったので、それが叶ってすごく嬉しいです!
――バンドでデビューするなんて、想像していなかった未来だったんじゃないですか?
Shione: そうですね、音楽やりたくて事務所に入った子は一人もいなくて。みんな女優やモデルを目指していて、ある意味、転機というか。良い経験が出来て、本当に楽しいです。
――2013年11月結成ということですが、この4人でバンドをやることになった経緯は?
Shione: 事務所から一人ひとり、「バンドやりませんか?」って聞かれたのがきっかけです。私は「NANA(漫画)」が好きで、音楽にも興味があったんで、すぐに「やります」って答えたんですけど、3人は「ちょっと考えます」って答えたそうです。

Karin: 一度、お母さんに相談したら、「他のことに挑戦するのは良いことだから、やってみたら」と言われて、じゃあやってみようかなって。

Hikari: 私はもともと音楽が好きで、ダンスも好きだったんで、ちょっと考えて「やってみようかな」と思いました。

Minami: 私は小学校の頃、ピアノをやっていたんですけど、しばらく楽器を触っていなくて。不安はあったんですけど、SCANDALさんとかを見て、「私もこうなれたらいいな」と思って、やってみようと思いました。でも、実際にやってみたらピアノとは全然違って。最初はすごく苦労しましたね。
――それぞれ、楽器をやってみての苦労は?
Karin: 私はベースって全然知らなくて、「こんな楽器があるんだ」くらいのところから始めて。ピックから指弾きに変えた時も早さについていけなくて、すごく大変でした。

Hikari: 私は家であんまり練習が出来ないので、スタジオで練習する時間がすごく貴重で。

Shione: 最初はJUDY AND MARYさんの「そばかす」をみんなで練習して。スタジオに入って1ヵ月くらいで、事務所の人がスタジオに来てお披露目会をやったんですけど、自分のことで精一杯だったので、全然記憶がないんです。
――でもその後、一生懸命練習して。2014年春には、初ライブをしてるんですよね?
Shione: はい。でも、その頃はまだ全部カバー曲で、オリジナル曲をやったのは8月の「TOKYO IDOL FESTIVAL」です。そこで初めて野外のステージで演らせてもらったんですが、外でやってる開放感とお客さんの多さにテンション上がって、終わった後に「すごく楽しかった!」と初めて思いました!私、ステージを降りてから泣いちゃったんです。その時から、「間違えてもいいから、楽しんでいこう」って思考に変わって、それまではステージに出る前にビビッてたんですけど、ライブが楽しみになったんです。
――自信が付いたんですね。その後もものすごい数のステージを経験していますよね。
Shione: 『530日』を出した時も、タワーレコードさんで毎週インストアをやったり、すごい数やってると思います。インストアで盛り上げ方とか、ステージでの動きもいろいろ試せたし、インストアはフリーなので、「一回見てみよう」って人がファミーユ(Le Lienファンの総称)になってくれたり、インストアはすごく自分たちのためになりました。
――「がんばりDoki」のリリースイベントも続々と決まっていますが、リリースイベントでは何曲くらい演奏するんですか?
Shione: 多くて4曲くらいですね。オリジナル曲に加えて、私立恵比寿中学さんの「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」や、今はけいおんの「Don't say “lazy”」、チームしゃちほこさんの「抱きしめてアンセム」をカバーしています。

Hikari: オリジナル曲の中でも、『530日』に入ってる「きずな坂」は自分たちも作詞に参加していて、「自分たちの思ってることが、聴いてる人に届いて欲しいな」と思って演奏出来る曲です。これから、作詞とかももっと挑戦していきたいです。
――活動している中で大変なことも色々ありました?
Karin: 私は腱鞘炎になって、対バンのリハの時にすごく痛くなっちゃって。病院で大きい注射を打ってライブをやったことが一番大変でしたね。

Hikari: 私は「きずな坂」の演奏がすごく難しくて、練習中に泣いてしまったことです。でも、頑張って壁を乗り越えて、今は叩けるようになりました。

Shione: 私は全部イヤになっちゃって、「ホンットに無理!」と思った時があって、スタジオから抜け出してしまいました・・・(笑)。後になって反省して、すごく謝りました。

Minami: 私は人見知りなので、最初の頃は3人の輪に入れなくて悩みました(笑)。あと、鍵盤をドゥルルルンって流すやつ(グリッサンド)で指にマメが出来て、すごく痛いんですよ! それはいまでも苦痛です(笑)。
――一生懸命頑張ってるからこその苦労があるんですね。デビューシングル「がんばりDoki」は、出来上がってみての感想いかがですか?
Shione: すごく元気が出る曲になりました。前向きな応援ソングなんですけど、広い世代の人を応援出来る曲だし、自分たちも歌詞に共感出来る部分が多いです。ファンの人と一緒に盛り上がれる、最高の曲になったと思います。

Hikari: みんなを元気づけられるし、私たちも演奏していて元気になる曲なので、ライブでもたくさん演奏していきたいし、それをたくさんの人に見て欲しいです。この曲ではメンバーもハモリに参加しているので、そこも聴いて欲しいです。

Minami: 私たちのことを知らない人でも耳に残るリズムやメロディだと思うし、"Le Lien"ってバンド名や4人の名前も曲の中に入ってるんで、この曲が私たちのことを知ってもらうキッカケになったらいいなと思います。

Karin: PVもすごくポップな仕上がりになっているし、ベースを弾いてるところもすごくカッコ良く撮っていただいたので、PVもぜひ見て欲しいです。
――デビュー後、いま見えてる夢はありますか?
Shione: 次はワンマンライブですね。私たちが初めてライブをやった、原宿アストロホールでワンマンをやって、ファミーユだけで埋めるのが目標です!