インタビュー

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日本代表として世界のソウルミュージックシーンに羽ばたく希望の光。4月にはセカンドアルバム『RISING』をリリース。また10月からは全国ツアー“Rising Japan Tour 2015 ~Livimg Our Dreams~”がスタート。音楽への想い、ツアーに向けての意気込みについて語ってもらった。

生き様が入るからソウルミュージック。その人の人生が反映されているからソウルミュージック。

――「Rising(2015年4月8日発売)」で、国内メジャーデビューを果たし、「The Light(2013年発売)」が、先月(2015年7月17日)全米デビューになったそうですね。おめでとうございます。この2枚のアルバムは、とても音楽的で、歌詞も深みがあって、心にまっすぐ入ってくる曲ばかりでした。まさにソウルミュージックでした。
ある曲との出会いが、全てを変えてくれました。サム・クック(※注1)の「A Change Is Gonna Come」という曲です。NYCでこの歌に出会い、何度も歌うにつれて、歌詞と自分の人生が重なっていく感覚がありました。それは「長い時間がかかるけど変化は必ずくる」という歌詞なんですが、それを歌い続けるうちに、確かな変化を感じたんです。この曲と出会って、初めて「歌えば歌うほど勇気付けられる」という経験をして、「音楽ってこんなにパワフルなんだ」と実感しました。わたしは今まで音楽にとても助けられてきたんですが、特にソウルミュージックには出会えてよかったと思います。ソウルミュージックが好きになったのは、「言葉がシンプル」でその人の人生が反映されているからです。例えばラブソングで、「あなたのことが好き」と歌うにしても、今のわたしと30年後のわたしではまったく違う歌い方になると思います。
――まさに、そうした「生き様」がふんだんに散りばめられているのがこれまでの2枚のアルバムということですね?
はい、まさにNao Yoshiokaの生き様が詰まっています。自分に立ちはだかってきた壁をどうにか乗り越えようと、もがきながらも出した答えをソウルミュージックという形で詰め込んでできたのがこの2枚です。自分がぐっとくる生き方って、こういうことなんだっていうのを嘘偽りなく表現しています。バカな自分もいますし、やさしくなりたい自分、悲しい自分、やる気のある自分、そういういろいろな感情が混在しているのが人間の面白いところだとも思いますし。2枚のアルバムには、SWEET SOUL RECORDSやたくさんの人との出会いに支えられてこうして歌っていられる私自身の生き様、わたしの大好きなソウルミュージック、まさにこれまでの全てが入っています。

これまで自分が使ったことがないような声に出会えた

――それぞれのアルバムのテーマは?
私にとって人生の一筋の光となるのが音楽なんです。その一筋の光である「音楽」に出会い、それを頼りにその光へ向かって歩き出すというのが「The Light」のテーマでした。そして、「Rising」は、その光を追いかけるだけじゃなくて、その光の中で輝いていこう!という一段成長したフェーズをテーマにつくりました。
――「Rising」の、4曲目「Joy」は、心が温かくなる名曲だと個人的に思いました。そのほかにも「Dreams」「I Need You」「Rise」など、ソフトな歌い方にもかかわらずとても力強く、サウンドもタイトで、まっすぐな思いを共有できるような歌詞が印象的ですね。
実は「Joy」は「Rising」のなかで一番初めに書いた曲で、アルバムのテーマの「光り輝く女性像」をイメージした曲です。光り輝いている女性ってどんな人なんだろうって考えたときに、自分自身を愛していて、決して消えることがない愛をもっているという自信がある人なんじゃないかって思ったんです。愛されるのを待っているだけの人ではないなと思っていて。出来上がった曲も、エタ・ジェイムズの「At Last」、アレサ・フランクリンの「Natural Woman」のようなムードで、まさに祝福の光に包まれるような美しい曲に仕上がりました。「Dreams」「I Need You」「Rise」は、ゴードン・チェンバース(※注2)が、ディレクションしてくれました。本当に絞り出すようにこれまで自分が使ったことがないような声に出会えた貴重な体験でした。

きっと、わたしたちが生きてる世界は美しい

――NAOさんのライブに来た人に、どんな気持ちになってもらいたいと思いますか?
NYC時代に、SMOKEというvenueで、グレゴリーポータートリオのライブを観たんですが、そのときの彼のエネルギーがものすごくて全部宝石みたいにきらきらしてみえて、彼の全てに惹きつけられました。この人がつくる世界に包まれているなぁという感じがして、生きていることの喜びを感じられる、なんて素晴らしい世界なんだろうって、そう思わせてくれたライブだったんです。私は、そのライブの前までは、多分、音楽って「歌とか音」だと思っていたんですね。でも違ったんです。音楽はエネルギーそのものでした。グレゴリーポーターのライブは、声とか音として良いとかうまいとかそれだけではなくエネルギーでつつみこむような空間、時間でした。それが、まさに私がやりたいライブです。私のステージを観て帰るときに、ほんとに良い日だったな、音楽っていいな、とか、やっぱり生きてる世界は美しいんだな、という気持ちになってもらいたいです。
――今回のツアー、2015年11月21日(土)、イイノホールでの東京ファイナル、どんな演出で臨みますか?
バンドの編成は、フルバンドです。セットリストはこれから決定していきますが、間違いなく、いままでのライブよりもボリュームは多くなると思います。ステージにあがる前は、1曲目から最後まで本番をイメージして2時間集中します。そして、ステージではいつも「歌の世界を観ながら」歌っています。まさに映画をみているように、夕焼けとか、わたしたちを育ててくれてる母の姿とか、いろいろ想像しながら歌っています。そうですね、みなさんとは、私がみている同じ景色を共有できたらうれしいです!
――オーディエンスのみなさんと一緒に、どのようなライブにしたいですか?
「The Light」と「Rising」には、等身大の自分をぶつけました。今は、毎日、毎日、次のNao Yoshioka をつくっています。9月からのライブにむけて、ライブでみせる自分にただただ向き合っています。夢を叶えていく、伝えられる準備をしていきます。みなさんをモチベートできるようなライブを目指して、「等身大の自分」をライブバージョンにパワーアップしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!わたしもみなさんと会場でお会いできることを楽しみにしています!!

MOVIE

INFORMATION

  • Rising Japan Tour 2015 -Living Our Dreams-
  • ▼11月21日(土) 18:00
  • イイノホール
  • [一般発売]全席指定-6000円
  • ▼10月31日(土) 15:30/19:00
  • 心斎橋JANUS
  • [一般発売]自由-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)

PROFILE


Nao Yoshioka(なお よしおか)
NY仕込みのパワフルなヴォイスと表現力、ヒストリーに根ざしながらもレイドバックとは異なるモダンなテイストを兼ね備えた現在進行形ソウル・シンガー。
2009年から単身ニューヨークに2年半滞在。ソウルの殿堂アポロシアターのアマチュアナイトで準優勝しトップドッグまで上り詰め、アメリカ最大級のゴスペルフェスでは40,000人の中からファイナリストに選ばれ帰国。
2013年11月にデビューアルバム『The Light』をリリースすると、テレビCMへの起用、関西最大のラジオ局FM802のヘビーローテーションに選出されるなど大きな注目を集めた。
2014年には3ヶ月間に渡ってアメリカ、オランダ、日本(大阪、名古屋、東京、札幌)をまわるワールドツアーも成功。
2015年には2ndアルバム『Rising』でYAMAHA MUSIC COMMUNICATIONSからメジャーデビュー。リリースパーティーとして行った初の単独公演のブルーノート東京ではソールドアウトを記録。そして7月には『The Light』で全米デビューを果たし、ニューヨークのB.B. King Blues Club & Grillで行ったリリースパーティーも成功させた。
この夏はSUMMER SONIC 2015への出演も決定し、名実共に日本を代表するシンガーへと飛躍するNao Yoshiokaによる待望のツアーが9月にはじまる。

NEW RELEASE

2nd ALBUM 「RISING」 2015.04.08 リリース ★通常盤(CD) 品番:YCCW-10259 価格:2700円+税 詳しくは公式サイトへ ⇒こちら

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2nd ALBUM 「RISING」
2015.04.08 リリース

★通常盤(CD)
品番:YCCW-10259
価格:2700円+税

詳しくは公式サイトへ
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