インタビュー

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7月8日(火)に東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催されるライブイベント「THE対決ライブ アイドルvs.ロック~初夏の渋谷頂上決戦~」。同イベントではアイドルのTHE ポッシボー、LinQとバンドのアーバンギャルド、DOMINO88が出演。それぞれのライブと、THEポッシボーとアーバンギャルド、LinQとDOMINO88のコラボレーションが予定されている。今回、イベントプロデューサーの櫻井孝昌になぜこの4組なのか、またイベントのタイトルに「対決」とつけた真意、そしてと、THEポッシボー、LinQのメンバーに出演に際しての意気込み、互いの印象など話を聞いた。

対決と銘打った理由

――このライブを企画したきっかけについてお聞かせいただけますか?
櫻井:まず、THEポッシボーとLinQと一緒にやってみたかったというのが大きな理由ですね。ポッシボーは去年、僕が企画して松戸で開催されたライブイベント「Japan Popculture Carnival 2013」に出演してもらったんですが、出る事が決まったのがギリギリで。ほかの出演アーティスト同士はコラボなどしてもらったんですが、ポッシボーにはその時間がなくて、当日ステージ横でライブを見ながら「ポッシボーにも色々やってほしかったなあ」って・・・心残りがあって。

後藤(THEポッシボー、以下ポ):そうだったんですね。

――なるほど。でも、今わりとアイドルのイベントというのは多いと思うんですが、こういう風にアイドルとバンドが一緒に出て、しかも「対決」と銘打つのは見たことないと思うんですが。
櫻井:そうですね。最近アイドルの現場に行って思った事があるんですが、僕はずっとロック少年で、2010年にモーニング娘。をパリで見るまで、アイドルにはこれっぽっちも興味なかったんです。自分とは別世界のものだって。でもそこで凄く衝撃を受けて、現場に通いだすんですが、アイドルのライブに行く感覚が、10代の頃、ロックのライブに行く感覚と一緒だって気づいて。
――例えばどういう所ですか?
櫻井:アイドルのライブって、いつも自分の中の盛り上がり所が違うんですよ。どこにそのライブの頂点が来るのが分からなくて。それがロックのライブと似ているなと思ったんですね。だったら僕の好きなこの2アイドルグループと、ロックバンドに挑戦状を叩きつけたら面白いんじゃないか、良い化学反応が起きるんじゃないかというのが、こういうタイトルになった理由ですね。
――でも挑戦状!ってかなり好戦的ですよね(笑)
(一同笑)

櫻井:(笑)はい、だから2組にはそこを念頭に置いていただいて好戦的に・・・ポッシボーもLinQもそこをよろしくお願いしますね(笑)

ポッシボー・LinQ:よろしくお願いします~(笑)

LinQは「地元愛」ポッシボーは「叩き上げ」それぞれの魅力について

――櫻井さんから見た、THEポッシボー、LinQそれぞれの魅力についてお伺いしたいんですが。
櫻井:2組に共通して言える事は、メンバーのキャラがかぶってない感じですね。あと楽曲が良くて、それをきちんと歌いこなせる歌唱力、表現力、がある所は魅力ですよね。
――アイドルの中でも2組は特に実力派ですもんね。では、それぞれの魅力は何だと思いますか?
櫻井:それぞれ、うーん、何だろう?(LinQのメンバーに)なんだと思う?(笑)

髙木(L):えっ!(笑)何ですかね~。

櫻井:LinQはメンバーがかぶらな過ぎて、統一のイメージを持ちにくいね!(笑)

姫崎(L):確かにそうですね(笑)でも、私たちは地元愛!とか、福岡パワー!とか言ってますね。

櫻井:全員あまおうを食べてる感じ?

姫崎山木髙木(L):(笑)そう・・・かもしれないです。
――(笑)大きく言えば地元愛という事でしょうか?
姫崎(L):そうですね(笑)
――ポッシボーの皆さんは自分たちの魅力を聞かれたらどう答えているんですか?
岡田(ポ):うーん、雑草魂?

後藤(ポ):でもアプガ(アップアップガールズ(仮))とかぶるよね。

橋本(ポ):うんうん。

諸塚(ポ):なんだろうね。

櫻井:アプガとポッシは根っこが一緒な気はするね。

ポッシボー一同:うん、まさにそうですね。

櫻井:ハロプロエッグ出身に共通して流れてるものなんだろうね。両グループともに今年それが爆発している感じはするけど、あえて違うところを探すと・・・たたき上げている感じかな。

ポッシボー一同:あはははは!

櫻井:この言葉をアイドルに使っていいのか分からないけど(笑)そこが好きな所かな。
――一歩ずつ階段を上ってる感じですかね?
櫻井:そうですね。ライブバンドとかに近いと思いますね。自分の好きな感じで言うと、ブルース・スプリングスティーンみたいな。

岡田(ポ):えっ!そこに例えてくださるんですか!(笑)

櫻井:うん、ニューヨークより、ニュージャージーな感じなんですよね。
――ちょっと土着的な感じですか?
櫻井:そうです!でもフォローするわけじゃないんですけど、見た目は凄く洗練されているし、カッコ良いし、ファッショナブルですよ。でも精神がそういう感じですね。

ポッシボー、LinQ、それぞれのイメージ

――ありがとうございます。次に、LinQ、ポッシボーから見たお互いに対するイメージをお聞きしたいんですが。まずはポッシボーから見たLinQはどういうイメージですか?
岡田(ポ):まだLinQさんのライブは生で拝見した事はないんですが、YouTubeでは凄く見ていて。CDジャケットとかオシャレだなあって。

秋山(ポ):うんうん!分かる分かる!

岡田(ポ):ファッションもそうだし、PVの作り方とかもオシャレで。私たちはライブっぽい、スカイダイビングで素の表情を出したりとかが多いので(笑)映像もカッコいいなあと思いますね。

橋本(ポ):同世代が見ても憧れるよね。

諸塚(ポ):うん、女の子にも好かれそうなイメージがあります。

LinQ一同:いやいやいや・・・。

(一同笑)
――凄く恐縮されてますけど(笑)
櫻井:逆にLinQはポッシボーをどう見てるの?

姫崎(L):ライブの感じとか凄くカッコいいなあって思いますね。自己紹介とかもドラムと合わせたりして・・・。あと公演中も、お客さんと一緒に盛り上がっていく感じが見えて・・・。

山木(L):楽しませるのが凄いなあって思いますね。

髙木(L):歌も凄いし。

姫崎(L):エンターテイナーやなあ・・・って。

山木(L):カッコいいよね。

岡田(ポ):褒められ慣れていないから、恥ずかしいですね(笑)

(一同笑)

櫻井:この前、ポッシボーのライブにLinQが登場したんだよね?そういうほかのアイドルのライブに出るのってこれまであったの?

姫崎(L):いや、なかったですね。

櫻井:そうだよね。どういう感じだったの?

姫崎(L):やっぱり、最初はみんな私たちのことあまり知らない人が多くて、ポカーンとしてたんですが、そこからみんなニコニコして手拍子してくれて、「ポッシボーさんのファンは温かいなあ」って思いました。

髙木(L):出させていただきながら、どんな反応が来るか分からなくて怖かったんですけど、みんな優しくてね。

山木(L):うん、アウェイの心構えをしてたんですけど、「LinQ~!」って歓声も聞こえてきて、歌ってて凄く気持ちよかったですね。でもまず同じステージに立てるのが凄く嬉しかったので、またこのイベントで一緒に立てるのが楽しみですね。

アーバン浜崎の夢にロビンが登場!?LinQは曲終わりのジャンプに挑戦!?

――コラボしながら対決しなければいけないわけですもんね。
櫻井:そうなんですよ(笑)

後藤(ポ):アーバンギャルドは世界観が凄いから・・・。

岡田(ポ):でもさ、(後藤に)似てるよね?浜崎(容子・アーバンギャルドのボーカル)さんに(笑)

(一同笑)

後藤(ポ):服とかも似た奴着てみたいですね(笑)

橋本(ポ):今回はごとぅー(後藤)が率先して頑張るらしいので(笑)

櫻井:見かけも勝負!(笑)相手は手ごわそうだけど、でもファッションやメイクも全部含めて、アーバンギャルドのファンにも向けて対決を仕掛けるっていうのは良いよね。

後藤(ポ):これからリサーチしてみます(笑)

櫻井:でも、こうしてアーバンやDOMINO88をブッキングしたのも、僕にとって大切なバンドと言うのはもちろんだけど、でも元からこういうのに積極的じゃないバンドをブッキングしても意味無いわけで。マンガでも殴り合ったら最後友達になるじゃないですか。ああいう感じを求めてるんです(笑)

(一同笑)

櫻井:だから最終的に、仲良くなるか、決裂するかは分からないですけど(笑)

(一同笑)
――決裂しちゃダメですよ(笑)
櫻井:もちろん、決裂するような事が起きない4組ですけど、でも僕にも結末は分からないですから、ぜひ目撃して欲しいなって思いますね。
――LinQの皆さんはDOMINO88に対してどういうイメージをお持ちですか?
姫崎(L):YouTubeでアプガの皆さんとコラボしているのを見たんですけど、戦わなきゃいけないと思いつつ、でも凄く楽しそうだなって(笑)自分たちも演奏に負けないほど盛り上げなきゃいけないなって思いますね。
――うん、LinQの曲がDOMINO88と一緒にやると、また盛り上がりそうだし、ポッシボーの曲とアーバンがコラボしたらまた違う世界観が生まれそうだし、これはファンは楽しみですね。
櫻井:曲は当日まで内緒です(笑)でも多分「うおーっ!」って思ってもらえると思います。あと、LinQは生バンドとやるのは初めてなので、そこにも注目して欲しいですね。ポッシボーから、LinQに何か生バンドをやる上で言っておきたい事ある?オケとは結構違うよね?

岡田(ポ):そうなんですよ、初めてリハしたときに、自分の声が聴こえなくて。

後藤(ポ):音圧が違って。

諸塚(ポ):そうそう。

岡田(ポ):ベース音が胸に来たりするのが、最初は違和感あったんですけど、今は心地よくなって。リハでも「ベースの音上げてください」とか生意気に言ってみたりして(笑)

(一同笑)

岡田(ポ):バンドって私たちが思ってる以上にもっともっと自由だと思ってるので、例えば尺も延ばせられるし、リハで掛け合いも足せるし。

櫻井:うんうん、あとLinQには曲終わりのジャンプをして欲しいな。それは生バンドの醍醐味だよね。

姫崎(L):髙木(L):山木(L):(声をそろえて)やりたーい!

櫻井:くれぐれもバラバラにならないように(笑)

THE対決はお客さんと作り上げていくライブ!

――櫻井さんから、このライブに興味を持ってる方々にひと言ありますか?
櫻井:僕のプロデュースするライブは全部そうなんですけど、このライブは特に「お客さんと作り上げていく」という気持ちが強いライブなので、お客さんに来ていただいて、ぜひ盛り上げて欲しいですね。あとはTwitterでもバトルがスタートしてるので(笑)そこも見てもらいたいですね。でもLinQのメンバーはDOMINOにガンガン行ってるけど、でもポッシボーはまだアーバンに甘いからな~。

岡田(ポ):(笑)今夜から勝負行きます!でも浜崎さんも天馬さんも強そうだもんな~。

櫻井:強いよ~あのふたりは。そういえばよこたん(浜崎容子)の夢にロビンちゃんが登場したんだもんね。
――え?このライブが決まってからですか?
櫻井:ううん、その前に夢に出てたらしいんですよ、そこから繋がってるんですよね、このライブは。
――凄い因縁めいたものを感じますね。
櫻井:アイドルってこんなもんでしょ?って思ってる人もいれば、バンドってこんな感じでしょ?って思ってる人、どっちも見て欲しいですね。
――ありがとうございます、では最後に、ポッシボーを代表して橋本さん、LinQを代表して姫崎さん、櫻井さんに一言ずついただいてもいいですか。
橋本(ポ):私たちポッシボーはアーバンさんと対決なんですが、アーバンさんは良い意味で毒っ気が強い方々だと思ってるので、私たちと絡んで良い化学反応が生まれればいいし、私たちの事を知らない人の前でやる良い機会なので、ぜひこのイベントに来て、もっと私たちを知ってもらえればなと思います。

姫崎(L):私たちも、LinQのこと知らない人たちの前でやるのは楽しみだし、でも楽しみにしすぎて、DOMINO88さんとの対決に負けないように、気合を入れていきたいです。

櫻井:当日私もMCで出るので、良い雰囲気のライブになるように心がけて、両グループトークでイジったりしたいと思っているので、興味を持って、足を運んでいただけたら幸いです。

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