OKと即答!?結成のきっかけ
- ──まず、結成のきっかけについてお聞きしてもよろしいですか?
- 上口:インターネットを使ったり、ライブを見に行ったりして、ぼくが女性ボーカルを探していたんですが、知り合いの方から「今度ライブする女の子がいるから見においで」って言われて。そこで初めてうららに会って。その時うららは弾き語りでライブに出ていたんですが、自分がやりたいなと思っている音楽と、うららの声質が凄く近かったんですね。実際にライブも凄く良くて、衝撃を受けて声をかけました。
- ──上口さんは衝撃を受けたということなんですが、うららさんは上口さんの第一印象はどういったものだったんですか?
- うらら:なんだかボーっとした人だなあ、と(笑)
- ──(笑)
- うらら:一緒にやりませんかって言われた時に、私は結構乗り気で「はい!ぜひ!」ってすぐに答えたんですが、上口くんが「いや、もう少し考えていいから!」って逆に引かれちゃって(笑)。何なんだろうこの人は・・・って(笑)
- ──(笑)。でも、上口さんはそれだけちゃんと考えて欲しいって思ってたという事ですよね。
- 上口:そうですね、もしかしたら本当はシンガーソングライターとしてやっていきたいんじゃないかとか考えて。その時はまだ今みたいな活動形態になるとか全然考えていない時ですけど、とにかく彼女がやりたいと思っている事を邪魔したくないな、って思ってたんですけど、予想以上に速い球が来たのでびっくりしたんですよね(笑)
- ──(笑)。逆にうららさんが上口さんにその場でOKを出したのは何か考えがあったんでしょうか?
- うらら:私と上口くんの間に立ってくれていた人を信用していた、というのももちろんありましたが、そうでなくともOKしていたと思います。その時、自分が作る曲に行き詰まりを感じていて、自分は楽器が凄くできるわけじゃないし、きちんと演奏ができる方と組みたいなと思っていたので。その時から数日後に音源を送っていただいたんですけど、凄くきちんと作りこんでいるな、と思って。もうその時にシングル『赤い靴』のカップリングである「call」とかが入っていましたし、素晴らしいなって。
- ──曲を聴いて、決意が固まったということですね。
- うらら:うん、この人本気だ! って(笑)
- ──おふたりで組まれるときに、こういう音楽をやろうみたいなモデルケースになるアーティストとか、お話されたんですか?
- うらら:いや、組むときはそこまで話していないですね。上口くんの作る音楽を全面的に信頼していました。