ライブ・アルバム『Live Best』は、オメガトライブからアコースティックまで多種多様なステージをメガ盛! 様々な杉山清貴をご賞味ください。
- ――8年ぶりのライブ・アルバムを出されますが、どのような作品に仕上がりましたか?
- 30周年記念コンサートとして日比谷野音でやったライブが多めに入っています。他にもファンクラブの方30人をご招待し、キングレコードさんのスタジオを借りて開催したライブの模様も入っており、いろんなパターンを楽しめる内容になっています。ライブ・アルバム、好きなんですよ。しかも、ライブ・アルバムのベストというのは珍しいですよね。
- ――スタジオライブでいうと、芝浦のスタジオで収録されたものも入っていますね。
- そうそう、春ツアーのリハーサル最終日に機材をスタジオに設置して、そのままレコーディングをしたものです。ツアー会場でそれを販売したんですよ。ライブと同じ曲順なので、ライブが終わった直後に車の中などで余韻を楽しめると面白いなと思って。そこからのピックアップもありますし、今年の弾き語りツアーも入っているし、出し惜しみせずいろんなものを入れました。
- ――聴き所が満載ですね。
- オメガトライブ時代の曲に関しては、昔のメンバーがマイナス1人で集結しました。なので、演奏はまさにオメガトライブの演奏!これはなかなかレアだと思います。あとは、年間を通していろんなパターンのライブをやっているんですが、このアルバムにもいろんなシーンが入っているので、1年間を通じて杉山はこんなことをやっている、という杉山スタイルがわかるアルバムになったんじゃないかな。
- 杉山さんの中で、ベスト・オブ・ベストはどの曲ですか?
- う~ん・・・、ベストって決められないですね。常にベストを追い求めていたいので(笑)。
- ――それでは「これも入れたかったな」という曲はありますか?
- 茅ヶ崎のアコースティックライブはキーボードの高瀬順と二人でやったんですが、フルバンドともソロとも違うスペシャルな感じなので、入れたいという相談はしました。なので、「曲」というよりも「スタイル」に関してこれも入れたいというのはありましたね。基本的にライブ・アルバムの選曲はできないんですよね。誰でもそうだと思うんですけど、やっぱり自分のライブ音源を聴くと「この演奏が気になる!」というのが結構あって、そうなると客観的に聴けなくなります。なので、選曲に関してはお任せでしたね。
- ――常にベストを追い求める杉山さんらしいですね。
- そうですね(笑)。8年振りのライブ・アルバムは杉山清貴がたっぷり凝縮されたアルバムとなっていますので、皆さんに楽しんでいただけるとありがたいです。