インタビュー

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等身大の想いを赤裸々に綴った歌詞と圧倒的な歌唱力で、同世代の女の子を中心に厚い支持を受ける、シンガーソングライター・阿部真央。今年1月、デビュー5周年を迎え、5月から全国対バンツアーがスタート。そして10月には初の日本武道館公演を行う彼女に5周年を迎えての感想、そしてライブへの熱い想いを聞く。

“ファンの人に届けたい”って気持ちは明らかに強くなってる

――1月にデビュー5周年を迎えた阿部真央さん。5周年を迎えての感想はいかがですか?
デビューから3年くらいは初めての経験ばかりだったし、「これでいいんだろうか?」とずっと悩みながらやってきたんですけど。5年経ってやっと、「これで良かったんだ」と去年までの自分も肯定出来るようになって。これからも変わらず、心のままに苦しんだり、怒ったり、喜んだりすればいいんだろうなと思って、少し気持ちが楽になったところはありますね。
――ご自身で、この5年で一番変化した部分はどこだと思います?
“ファンの人に届けたい”と思う気持ちですね。5年前は「私を見て!」って感じで、楽曲やメッセージを届けたいという気持ちはほとんど無かったので。“ファンの人のために”って気持ちは5年前と比べて明らかに強くなっていると思います。
――阿部さんは同世代の女性ファンも多いですが、ファンは自分の想いを代弁してくれているという気持ちと、私の代わりに戦ってくれているという気持ちがあると思うんです。自分自身であったり、世間であったりに対して、阿部さんが歌とギターを武器に勇敢に戦っている姿に勇気をもらったり、救われている人は多いと思います。
自分のことはうまく言葉にできないけど、「そうだったらいいな」と思って聞いてました。でも、ライブすること、セットを組んで歌うこと、そのため私が日々、切磋琢磨して楽曲を作ることがファンの人のためになるなら、決して怠っちゃいけないというのは常に思っています。
――“ファンのため”が、“自分のため”になっているわけですね。
そうですね。5年間ライブはずっと続けてきて、そこが一番大事だと思っているし、私自身のモチベーションの全てがライブに向かっていて。ファンのために歌えることが嬉しくもあるし、デビューした時に力の源にしていた物よりずっと健全だと思うし。何より私のやりたいことに一番合っている気がするんですよね。

自分の好きなアーティストをファンの人に見てもらえるのが嬉しい

――昨年、アルバム『貴方を好きな私』リリース後は、全国20ヶ所を回るツアーを開催。ツアーの様子を収めた、LIVE DVD & Blu-ray『阿部真央らいぶNo.5@東京国際フォーラム』もリリースされますが、国際フォーラムでのライブはいかがでした?
……あの日はすっごい緊張しました(笑)。カメラが入るというのもありましたけどダントツで大きい会場で、お客さんが入ったら「こんなに大きいんだ!」って驚いちゃって。頭の何曲かは映像で見ても緊張してるのが分かると思うんですけど、「これも経験だ」と思うようにしようと思って(笑)。ライブ自体はしっかりツアーを締めくくる、とても良いライブになったと思っています。
――そして、5月8日からは全国対バンツアー「5th Anniversary 阿部真央らいぶ“お力添え、願います。”ツアー2014」がスタートしますが。各地での対バン相手は阿部さんが選んだんですか?
はい。大好きなアーティストさんばかりで、一緒にやってもらえたら嬉しいなと思ってお願いしました。自分の好きなアーティストをファンの人に見てもらえるのは嬉しいし、単純に一緒にライブが出来ることが嬉しいし、ライブが見れるのも楽しみです。
――対バンツアーで楽しみにしている箇所などあります?
福岡はすごく好きなので、楽しみです。大分に住んでいた頃、福岡まで通ってデモ音源を作っていて、私にとってすごく特別な街という感じがあって。あと、大好きなウラニーノさんとの対バンなので、彼らのライブをみんなに見て欲しいし、久しぶりなので今、どんなライブをするのか、私も楽しみだし。ファイナルの札幌も楽しみですね。日本で一番寒い土地なのに、札幌の人はみんな温かくて人柄がよくて。Rakeさんとの対バンなんですが、ライブがすごく楽しいので。私も頑張って良いライブをして、みんなが温かい気持ちになれる、良いツアーファイナルに出来たらいいなと思っています。

日本武道館公演は本番までに精神的な部分を高めて挑みたい

――そして10月10日には初の日本武道館公演「5th Anniversary 阿部真央らいぶ2014@日本武道館」が決定しています。
実感は湧いていなくて、「ついにか……」とひしひし感じているところなんですが。武道館が凄いところだというのは分かるんですけど、世代的にもピンとこないところがあって。どういう気持ちでやって良いのか測れないところもありますし、一度ステージに立ってみないと分からないのかな? というところもあるんですけど、本番まで精神的な部分をしっかり高めて挑みたいと思っています。
――今まで観た武道館のライブで印象に残っているのは?
デビュー前にaikoさんの武道館を観に行かせていただいたんですが、演出で紙飛行機がいっぱい降ってきて。紙飛行機の中で歌ってるaikoさんがすごく素敵だったのを覚えています。あとその時、風船みたいな大きな玉がパンと割れて、その中からaikoさんが出てくる演出も可愛くってカッコ良くて……。
――阿部さんもサプライズ演出、やっちゃいます?
玉の中から出てきましょうか? ツアースタッフやバンドメンバーには「真央ちゃんはあんまりセットとか凝らない方がいいと思うよ」とか言われるんですけど、「風船とかやりたいんだけどな」と思ったりもして(笑)。今年しか出来ないこととかやっちゃいます? 同じ真央だから、五輪にかけてフィギュアの格好でスケートで登場したり……ま、やんないですけど(笑)。本番までに色々考えて、阿部真央らしい武道館にしたいと思ってるんで、期待して下さい!

INFORMATION

  • 公演日・会場: 5月8日(木)Zepp Tokyo 5月13日(火)Zepp Nagoya 5月14日(水)Zepp Namba 5月16日(金)Zepp Fukuoka 5月30日(金)Zepp Sapporo
  • 席種:1Fスタンディング 5,555円
  • 公演日:10月10日(金)
  • 席種:全席指定 6,000円

PROFILE

阿部真央
2009年1月21日、アルバム「ふりぃ」にてメジャーデビュー。 等身大でリアルのみを綴った歌詞と、バラエティに富んだ楽曲毎に変化する、 表現力豊かなヴォーカライゼーションは高く評価され、 同世代の女性を中心に幅広い層からの支持を得るシンガーソングライター。

NEW RELEASE

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『Shout It Out』(CD+DVD盤)
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