役に入り込んでこそ輝く歌ばかり(ウエンツ)
- ――お2人が歌手活動をしてらっしゃるのは有名ですが、ミュージカル出演はこれが初めてなんですね。
- 里見 昔、美空ひばりさんと一緒に映画に出させていただいた頃は、竜宮城の中でお姫様と王子様が歌う映画などがありましたけれど、海外のミュージカルというのは全くの初めてですね。それこそウエンツくんがまだ生まれていない頃…たとえば『オズの魔法使い』や『雨に唄えば』、『足ながおじさん』に『巴里のアメリカ人』など素晴らしいミュージカル映画がたくさんあって、ジーン・ケリーやフレッド・アステアに皆が憧れていたものです。最近BSなどで放送しているのを改めて見ても、まったく古びていないしカッコいいですよね。ミュージカルは歌と笑いの要素が重要ですが、この『天才執事ジーヴス』にもそこはちゃんとあると思いますね。
- ――実際に稽古に入られた感触はいかがですか?
- 里見 今のところ、まだまだ難しいです(笑)。ウエンツくんとの丁々発止の掛け合いもあるので、やっぱり役に入り込んで、そこまでいけたら楽しいだろうなぁと。