早稲田にどうすれば勝てるかと常に考えていた
- ――大学入学前、早明戦に対してどんな印象を持たれていたか、教えてください。
- 清宮: ラグビー選手にとって最高峰の舞台。早稲田、明治の2チームに入らないと、そこに立つ権利がない。高校を卒業して“赤黒”のジャージを着てプレーすることが決まった時点で、「自分が国立に立つんだ」と妄想しました。少年を妄想にかき立てるような、素晴らしい舞台です。
- ――おふたりは早稲田、明治それぞれの中心選手でしたが、お互いにどう見ていましたか。
- 清宮: 吉田は天才ですよ。吉田は、タックルに入って、こちらが「決まった」という感覚のところから弾いていった。吉田と試合をして、何回かそう感じたことがあるな。そういうことをできる数少ない日本人の選手。