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2006年以来となるJ1リーグ制覇へ向けて、今季も大型補強を敢行した浦和レッズ。そんななか、伝統の背番号6と9を受け継いだ若きタレントが並々ならぬ覚悟と意気込みを持って、シーズンを迎えようとしている。中学生のときから切磋琢磨してきた山田直輝と原口元気が大いに語り合った。

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「『自分が付けていいかな?』と思ったが、浦和の顔になるなら9番しかない」(原口)

原口元気

――1月15日にチームは始動しましたが、ここまでの手応えは?

山田:すごくレベルの高いメンバーが揃っているので、充実した練習ができていると思いますね。

原口:今年はすごく練習がハードだよね。宮崎での1次キャンプは身体づくりの面ですごく追い込んだから、みんな良い状態に仕上がるような気がする。プロになってから一番キツくない?

山田:オレはケガもあってちゃんとキャンプに参加できるの2回目ぐらいだから、よくわからない(苦笑)。

原口:オレはプロになって6年目で今回が一番キツいなぁ。去年は夏場に運動量が落ちたことがあったけど、そういう時期にもう一歩足が出るようなトレーニングができている感じがします。

山田:今季も補強をしてライバルは増えたけど、その中でも仲良くやっているし、まだ自分の立ち位置を探りながらやっているけど、負けたくないって気持ちは強いね。

原口:競争があるから、毎日緊張感があるよね。どのポジションにも競争がある。今年はその競争に勝つだけじゃなくて、チームを引っ張っていけるようにならないといけないと思う。チームを勝たせることができるようになることを意識してプレーしています。

山田:浦和レッズでやっている限り競争はなくならないし、そこで勝ち続けていかない限り、今いるベテランの選手たちのようにこのチームにずっといることは難しいと思うので、僕もずっとこのチームにいられるようになりたい。今年は勝負の年だと思っているので。

――ふたりとも今季から背番号が変わりました。山田直輝選手は昨季限りで引退した山田暢久さんの『6』を、原口選手は“ミスターレッズ”福田正博さんの『9』を受け継ぎましたが?

山田:僕は発表される前から、そろそろ原口が9番を付けるんじゃないかなと思っていた。最近点も取れるようになってきたし、チームを引っ張っていくという気持ちも原口なりに出しているんで(笑)。それを番号が物語ってるように思う。

原口:9番を付けたいなと最初に思ったのは2011シーズンの途中ぐらいだったけど、葛藤もあったから……。やっぱり9番は僕の中では福田さんというストライカーのイメージがあって、じゃあ自分がそこまで点を取れるのかと言うと、自分はストライカーという感じではなかったから、「自分が付けていいのかな?」という気持ちがあった。(田中)達也さんがいなくなるときに達也さんの11番を付けたいなと思ったこともあったけど、やっぱり浦和の顔になるには9番かなと。

山田:そのあたりに、原口の覚悟を感じるよね。オレの方は、自分の6番にまだすごく違和感がある(苦笑)。

原口:まあ、たしかにジュニアユース、ユース時代から考えても直輝は『6』のイメージじゃないね。でも、直輝がヤマさんのような偉大な選手の番号を自分から望んで受け継いだということで、「今年、直輝はやるんだろうな」という気持ちが伝わってきた。似合う似合わないというのはまだあるけど、お互いこれから似合うようになっていくんじゃないかな?

――昨年までは山田姓がチームにふたりいたため、背中の表記が山田暢久さんは『YAMADA』、直輝選手は『NAOKI』でした。今季から直輝選手の表記が『YAMADA』となりましたが、ファン・サポーターの中には『NAOKI』のままの方がよかったと思う方もいるかもしれません。そのあたりは?

山田:そこは考えたんですよね。『6 NAOKI』で6番を自分の色に染めていくというのも大事かもしれないんですけど、名前の書き方が変わることで自分が変わるわけではないし、『6 YAMADA』という形をそのままチームに残せるのは僕しかいなかったから。そういう思いと自分の覚悟、今年の意気込みから、この形にしました。

原口:ヤマさんは何か言ってた?

山田:今年のオフの自分の結婚式のときに、「ヤマさんの6番を受け継がせてもらうことになりました」と報告したんだけど、「気負いすぎるなよ」って。元気はフクさんには?

原口:去年12月のチャリティマッチのときに会って報告したけど、「いいじゃん、いいじゃん」って言っていた(笑)。

山田:ちょっと軽い感じで?(笑)。

原口:うん(笑)。

――引退後の福田さんは『9』を神聖視されることを重く感じてるような節がありましたからね。ところで、チームメイトの反応はいかがですか?

山田:そんなにはないですね。あ、(柏木)陽介くんに「6番を付けるのがお前なら、いいや」って言ってもらえて、それは少し嬉しかったです。いや、少しと言うか、かなり嬉しかった。

原口:オレの方は、みんな「え~、お前が9番なの~」って、いつものイジられる感じ(笑)。扱い違うよね。

――『6』、『9』というチームの歴史上重みのある番号をふたりが付けた一方で、チームの中心に広島ゆかりの選手が増え、期待されたレッズ下部組織出身の選手が他のクラブへ移籍するという現実もありますが?

山田:そこは、やっぱり思うところはあります。だからこそ、この番号を付けさせてもらったところもある。

原口:去年のシーズン終了後の納会で、そういう話はしたよね。なんかオレが直輝に説教するような形になっちゃったけど(苦笑)。「直輝、何やってんだよ。サポーターが直輝コールばかりするぐらい、オレを嫉妬させるぐらいに活躍してくれ」と。

山田:そうそう、こんなヤツに言われちゃいました(笑)。けど、言われて当たり前だなとも思ったし、それで余計に「やってやろう!」って気持ちにもなった。原口は年齢はひとつ下でポジションもちょっと違うけど、ずっとライバルだと思ってやってきてたので、彼が試合に出ていて自分が出ていなかったのは悔しかった。だからこそ、今年はオレが同じことを言い返してやろうと思っています。

――原口選手がそういう説教をするのは、よくあることなんですか?

原口:初めてですよ。でも、このままじゃ駄目だなって。直輝もそう思っていたとは思うけど、やっぱり下部組織出身の選手がもっとやらないといけない、オレらが引っ張っていかなきゃいけないというのがあったので。そのことは、キチンと言えてよかったと思っています。

山田:たとえば同期の(高橋)峻希なんかはレッズから千葉に期限付き移籍して、そこから神戸に移籍しましたけど、でも、いつかはレッズに戻ってくると信じています。「そのときまで、オレらがしっかりレッズでやってないとな」って話も、納会のときに話しました。

原口:何年後になるかはわからないけど、最終的にはユース組のメンバーでまた埼玉スタジアムでやりたいって思いは強いよね。

「今年は自分の力でチームを引っ張っていけるようにしたい」(山田)

山田直輝

――埼玉スタジアムの話が出ましたが、おふたりがあの場所で過ごす時間のうち、最も気に入っているのはどのタイミングですか?

山田:考えるまでもなく、すぐにふたつ挙がりますね。ひとつはスタメンとして階段を上がって入場するとき。もうひとつが、勝って、みんなでスタジアムを一周しているときですね。

原口:うんうん。やっぱり一緒だ。

――それぞれの名前をコールされたり、応援歌を歌われているときは?

山田:あれは、ちょっと恥ずかしいところもあるんですよ(苦笑)。

原口:えっ、そうなの? オレは嬉しいけど。

山田:試合前は特にね。『いつ、お辞儀しよう』とか考えちゃうから。歌ってくれている途中でお辞儀しても変だろうし……。

――あらためて埼スタの魅力とは?

山田:まず、日本一のスタジアムってこと――。

原口:それじゃ、何にも伝わらないじゃん。

山田:だけど、そうでしょ? じゃあ、お前が言えよ(笑)。

原口:まず設備が良いというのはもちろんなんだけど、お客さんのいないスタジアムには魅力がないわけで、やっぱりサポーターが創り出してくれる雰囲気。初めて来た方だったら「なんだこの空間は!」と驚くような世界だと思うので、まだ来たことない方は是非一度足を運んでほしいです。

山田:原口がそういう人を埼スタに招待するとしたら、どの場所のチケットを用意する? オレはメインスタンドの上かな。まだサッカーにそれほど興味がない人を招待するなら、サポーターがどんな応援をしているかもよく見えて、埼スタの『異空間』という感じがよくわかる席だと思うから。

原口:オレは逆だな。メインスタンドの下段。そこの方が選手を近くで見られるからね。たとえばオレが知り合いを呼んだとして、メインの上からだと遠くてオレがどこにいるかわからなくて、つまらないかもしれないから。だから、サッカーを知らなければ知らない人にほど、ピッチに近い席を用意してあげたい。

山田:なるほどね。そういう考え方もたしかにアリだ。

――最後に、今シーズン目指しているものを聞かせてください。

原口:それは、ハッキリしています。でも、今からシーズン終盤のことを考えるのは早すぎるし、リアリティがないので。まず今は1日1日を成長できるように過ごすことに集中していきたいですね。今までなら、ピッチ上でのプレーを見てほしいと言っていたけど、今年はピッチ内外をすべて見てほしいと思います。発言から行動から、すべて。敢えてメディアに言うことによって、「しっかりしないといけない」と自分自身認識できますから。

山田:今年がミシャ監督の3年目で、監督も今年は攻撃だけじゃないということを考えています。それを1年間通すことができれば、おのずと結果は付いてくるはずと信じています。個人的には、去年は全然チームの力になれなくて、正直、自分のコンディションがもっと良ければ、最後に頂点を獲ることもできたんじゃないのかなって思ったこともあったので、今年は自分の力でチームを引っ張っていけるようにしたいです。


取材・構成:小齋秀樹
撮影:大崎聡

チケットぴあインタビュー 浦和レッズ「山田直輝」「原口元気」スペシャル対談のページです。J1リーグ戦、ヤマザキナビスコカップなど、2014シーズンに向けた2人のトークは必見!

INFORMATION

2014 J1リーグ戦
浦和レッズホームゲーム

3/8(土)16:00 vsサガン鳥栖
3/23(日)15:00 vs清水エスパルス
4/6(日)19:00 vsベガルタ仙台
4/19(土)17:00 vs川崎フロンターレ
会場:埼玉スタジアム2002

2014 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ
浦和レッズホームゲーム

4/2(水)19:30 vs大宮アルディージャ
4/16(水)19:30 vs徳島ヴォルティス
会場:埼玉スタジアム2002

☆プレリザーブ:
2/14(金)12:00~2/17(月)23:59
☆一般発売:2/23(日)10:00

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PROFILE

山田直輝(やまだなおき)

1990年、埼玉県出身。ポジションMF。中学から浦和レッズのジュニアユースに所属。2005年には高円宮杯U-15で優勝。2007年、U-17ワールドカップで日本代表の10番を背負う。2008年、17歳9ヵ月22日でJリーグデビュー。同年、高円宮杯U-18で優勝するとともに、得点王となる。2009年に国際Aマッチデビュー。2012年3月に左ひざの怪我に見舞われたが、昨年夏に復活。今シーズンの活躍が期待される。

原口元気(はらぐちげんき)

1991年、埼玉県出身。ポジションFW。中学から浦和レッズのジュニアユースに所属。2009年、開幕戦でJリーグ初出場を果たすと、翌月には17歳11ヵ月3日のクラブ日本人最年少ゴールを決めた。そのままスタメンに定着する。2011年、国際Aマッチデビューを果たすとともに、ヤマザキナビスコカップニューヒーロー賞を受賞。昨季はリーグ戦で初めて2ケタ得点となる11ゴールを挙げた。

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