チケットぴあインタビュー

──声優のお仕事と、今回のように舞台（ストレートプレイ）に立つお仕事とでは、仕事に対する取り組み方や意識の面で共通すること・異なることはありますか？

森久保「基本的には違いはありませんが、舞台の場合は立ち位置や装置との兼ね合いがあるので、覚える事は多いです。また、稽古を重ねて作り上げていくので、その楽しさは舞台にはあります」

津田「基本的には同じスタンスでやっています。表現の種類や大きさなんかが違いますね！」

竹内「芝居の取り組方や意識は同じなのですが、異なる所があるとすれば、想像力でしょうか。収録の都合上相手がいなかったり、別々に分けて収録したりと、常に一緒に芝居が出来るわけではありません。相手がいなくても想像力をフルに活用し、マイク前で芝居をしております」

浪川「気持ちは共通ですが体を全部使って表現できるのは、声優にはないものだと思います。覚える事が舞台は沢山あるので慣れない分、大変に感じることもあります」

鈴村「全く違う仕事ではないと思っています。マイクの前でも、ステージの上でも感情をコントロールすることに変わりはありません。でも、台本を目で見ながら言葉に変えるというのはかなり特殊かもしれません。ただ読むではなくそれを生きている声にするのは思っている以上に難しいことな気がします。舞台でセリフ覚えて自分の身に落とし込むのも大変な苦労なので……結局どっちも難しい仕事です（笑）」

──本番へ向けての意気込みをお願いします。

森久保「皆さんにとっての夏は「激動」の夏となりますよう、精一杯演じたいと思います。御来場、お待ちしてます」

津田「川島芳子の生きてきた世界を皆さんと共に生きて行きたいと思います。」

竹内「僕は1回のみの出演ですが、このご縁を大切にし、演じて行きたいと思います！」

浪川「他のキャストさんの稽古など見た時に、それぞれの雰囲気が素晴らしく面白かったです。自分も頑張らねばと奮い立ちます。劇場でお会いしましょう！お待ちしております!!」

鈴村「凄い共演者の方々とのステージなので、沢山勉強させていただきつつ、自分らしい津田（役名）を演じられるように頑張ります！」

──ありがとうございました。

▼「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語
8月23日(金) ～ 9月2日(月)　新国立劇場 中劇場(東京都)

［劇作・脚本］横田理恵 ［演出］ダニエル・ゴールドスタイン
［出演］水川あさみ / 桐山漣 / 細貝圭 / 田中茂弘 / 神永圭佑 / 原嶋元久 / 浜丘麻矢 / 奈良坂潤紀 / 愛名ミラ / 浪川大輔 / 佐々木喜英 / 別所哲也