8月19日、ぴあカードとシネマズ by SHOCHIKUの企画による「映画は観るだけじゃない!『映画 ひみつのアッコちゃん』と出会うティーチイン試写会&懇親会」がぴあプレミアム会員の女性限定20組40名様をご招待して開催された。松竹本社試写室での試写の後、レストランで行われたトークショー&懇親会には川村泰祐監督、美術担当の岩城南海子氏、スタイリストの杉山まゆみ氏が映画製作の裏話などを披露した。その後の懇親会では川村監督や岩城さん、杉山さんが参加者からの質問に気軽に答え、会場は大いに盛り上がった。
『映画 ひみつのアッコちゃん』、原作は言わずと知れた赤塚不二夫の名作、これまで3度にわたってTVアニメーション化されてきたが、今回、川村監督によって初めて実写映画化された。「テクマクマヤコン」と唱えればなりたいものにすぐに変身できる魔法のコンパクトを手に入れた10歳の少女、アッコこと加賀美あつ子が22歳の自分に変身!カラダは22歳、心は10歳のアッコが、仕事(?)や恋(?)に生きる素直な姿を描くハートフルな作品だ。22歳のアッコちゃんを演じたのは幅広い層に人気の綾瀬はるか。“ナカミは小学生!!”という難しい役どころを見事に演じている。
試写会後のトークショーでは川村監督が会場に集まった50名余の女性を前に緊張しながらも、作品の意図について「子どものころ当たり前だったこと、例えば“人の話は聞きましょう”などのことを伝えたかった」と語った。小学生のココロのまま大人の世界に入ってしまったアッコちゃんに大人の世界のダメな部分を指摘させたかったと……。美術の岩城さんからは「働く女性が共感できるような可愛らしい映画にしたかったのですが、ファンタジーをリアリティのバランスで表現するのが難しかったです」と全編にちりばめているカラフルな世界の苦労を話してくれた。またスタイリストの杉山さんは「台本を読んでアッコちゃんの気持ちになって何を着るか決めました。オリジナルで作った衣装は1点のみ。ほかはすべて既製の服です」と舞台裏を明かしてくれた。
参加者からも盛んに質問が飛び交うトークショーは和やかに進んだ。
その後の懇親会では、会場のtsukiji kitchenが『映画 ひみつのアッコちゃん』をイメージして作ってくれたスイーツバイキングを楽しみながら、参加者と監督、美術、スタイリストの面々が各テーブルでさらに『映画 ひみつのアッコちゃん』の作品や製作秘話を語り合う充実した時間を過ごした。プレゼント抽選会も大いに盛りあがり、最後に全員で記念撮影、自然発生的に始まった監督との2ショット撮影大会(!?)でイベントは終了した。
取材・文・撮影:イシイノブミ
■シネマズ by SHOCHIKU 公式サイト:
http://cinema.ne.jp/
■今回の模様が紹介されました!
→ ぴあ映画生活ニュースへ