全4幕/フランス語上演/日本語字幕付
作曲:ジョルジョ・ビゼー
台本:リュドヴィック・アレヴィ、アンリ・メイヤック
初演:1875年3月3日 オペラ・コミック座(パリ)
■大津公演
□2011年9月10日(土) 15:00開演
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
【席種・料金】
S席-52000円 A席-44000円
B席-37000円 C席-30000円
§出演予定§
ドン・ホセ(テノール):マルセロ・アルバレス
カルメン(メゾ・ソプラノ):ニーノ・スルグラーゼ
エスカミーリョ(バリトン):カイル・ケテルセン
ミカエラ(ソプラノ):ヴァレンティーナ・コッラデッティ
指揮:ミケーレ・マリオッティ(ボローニャ歌劇場首席指揮者)
演出:アンドレイ・ジャガルス
管弦楽・合唱:ボローニャ歌劇場管弦楽団・合唱団
※出演者・演出は変更になる場合があります。
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こんな面白い『カルメン』見たことない!舞台の緞帳はキューバの国旗。19世紀スペインの物語が、カストロ政権下のキューバという設定になってやってくる! したがってタバコ工場は葉巻工場に。ミカエラはドレッドヘアーの看護師スタイル。2幕の酒場では旧式の扇風機の下でフラメンコならぬサルサを踊る! 3幕の密輸仲間は60年代のアメ車で登場。エスカミーリョは闘牛士ではなくボクサー。4幕の闘牛場は、ボクシング・タイトルマッチのスポーツセンターに…。
※ヨナス・カウフマンの出演キャンセルに伴い、「カルメン」のドン・ホセ役はマルセロ・アルバレスに決定しました。
※エスカミーリョ役で出演予定だったパウロ・ショット、およびミカエラ役で出演予定だったアレッサンドラ・マリアネッリが出演キャンセルになりました。
オリジナルは1820年頃のスペインでの話だが、ここでは舞台設定をカストロ政権下のキューバとしている――。
葉巻工場の女工カルメンは喧嘩騒ぎを起こし、牢に送られることに。しかし護送を命じられた伍長ドン・ホセは誘惑に負け、彼女を逃がす。
ホセは営倉から出所後、かつて聞いた「リリャス・パスティアの店に行こう」というカルメンの言葉をたよりに、この密輸団のアジトでもある酒場を訪ねる。歓待するカルメン。そこへ人気ボクサーのエスカミーリョが現れ、カルメンは彼に惹かれ始める。カルメンに思いの丈を訴えるホセ。横恋慕する上官との諍いを契機にホセは軍を脱走、密輸団に身を投じる。密輸団の根城。カルメンのカード占いの目は「死」ばかり。見張りで1人残るホセの前にエスカミーリョが現れ、カルメンを巡って2人は決闘に。一味が戻ってそれを制すると、エスカミーリョはカルメンらを試合に招待すると言い残して去る。
故郷の許嫁のミカエラから母の危篤を伝え聞いたホセは一旦密輸団を離れる。ボクシング会場にエスカミーリョとその恋人となったカルメンが登場。1人会場から出てきたカルメンの前にホセが姿を現わす。復縁を迫るホセは「従わなければ殺す」と脅すが、カルメンは「言いなりにはならない」と拒絶し、指輪を外して投げ返す。逆上したホセはカルメンを刺し殺す。
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