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LOVE/LOVE・YA・DAY

ライブレポート #09

美帆(女流書家)先生

LOVE photoLOVEが主催する月イチの恒例イベント『LOVE・YA・DAY』の第9回が、2月28日に東京・J-POP CAFE SHIBUYAで開催。今回は、ゲストに女流書家の美帆を迎え、“想いを字にしたためるのも大事やDAY!”をサブタイトルにトークが繰り広げられた。

まず、書道に触れたきっかけについてLOVEが質問すると、「地元が宮崎の田舎だったんですが、習い事が書道ぐらいしか無かったんです。書道が好きというよりかは、得意なことだったので賞をとりたい、段が欲しい、ということしか考えていなかったですね。高校二年で師範を取得したんですが、それからはぱったり筆を置いていました」と話した。再び筆をとった経緯については「大学で東京に出てきて、トランスという音楽に出会って、真剣に遊んでいたんです(笑)。そこでステージの装飾をしてる方と出会って、蛍光塗料で書を書いてコラボしたのがきっかけでした。クラブで、書道って使えるんだな、と思って」と語り、美帆が好きなトランスの音楽や、自身の作品を写真で披露した。


LOVE photoまた、「音楽を聴くことは作品にも影響しますか?」とLOVEが質問すると「音楽を聴いているとストーリーが浮かんできます。自分の中には作品を作る際イメージがありますが、作品を見る方には自由に想像して欲しいと思っています」と答えた。
さらに、LOVEが「どんなことにインスピレーションを受けたりしますか?」と尋ねると、「一番浮かぶのは、恋愛ですね。けっこう影響が大きかったりします」と明かした。続けて「うまくいっていないときのほうが認めてもらいたいと思っていいものが出来たりします」と語り、女子ならではのガールズトークに花が咲いた。

その後は、実際にLOVEと美帆が筆をとることに。まずは書道の基本であるという楷書、行書などの書体を二人で一文字ずつ書き比べた。LOVEは「人前で字を書くって緊張しますねー」など感想を述べつつ、「行書ってこんな感じ?」と書体名から来るイメージで書いた漢字を披露して会場を笑いに誘った。


LOVE photo さらに、お互いの好きな漢字(LOVEは「厳」、美帆は「舞」)や観客にもらったお題の漢字「愛」を披露。そして最後は少し大きめの半紙に、お互いの質問の答えを書きあった。美帆の「LOVEさんにとっての音楽とは?」という質問に、LOVEは迷い無く「相棒」という文字を書き、「大きい紙に書くのって、すごく気持ちいい!」と初めての体験の感想を述べた。また、LOVEから美帆の「あなたにとって愛とは何ですか?」という恒例の質問に、美帆は堂々とした「尊」の字を披露し、「相手を尊敬することが愛だと思います」と語った。

後半のライブコーナーでは、LOVEと美帆が二人で選んだという曲『KISS ME IN THE RAIN』『がらくたライト』でコラボ!LOVEの力強い歌が会場に響きわたるなか、美帆が客席とステージに、蛍光塗料と墨汁を使って歌からイメージしたライティングを行った。


LOVE photoその後はLOVEがひとりで『あすなろ』『君は僕のセンユウ』など全6曲を熱唱。また、電気事業連合会『エネルギー/EV(電気自動車)編』のCMに使用されている新曲『未来へ帰ろう』が初披露され、思わぬLOVEからのプレゼントに会場は大きな拍手に包まれた。

撮影:山我祐生