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ジェフユナイテッド市原・千葉トークバトルVol.8
【 開催日/会場 】 9月11日(日) ホテルスプリングス幕張 スプリングスホール
Supported by
協力:ジェフユナイテッド市原・千葉
9月10日(土)vs鳥栖戦後の翌日11日(日)に、ホテルスプリングス幕張にて行われたジェフユナイテッド市原・千葉トークバトルVol.8。
ゲストには鳥栖戦で2ゴールをあげた深井選手をはじめ、山口選手、オーロイ選手を迎え、ホストに小倉隆史氏、MCにジェフユナイテッド市原・千葉スタジアムDJを務める蒲田健氏を招き、行われた。各選手のトレーニング法であったり、選手同士のプライベートなどの話を交えての2時間のトークをダイジェスト版でお届け!

<ホスト>
小倉隆史(サッカー解説者)
1973年三重県生まれ。四日市中央工業高から'92年に名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)に入団。「レフティーモンスター」の愛称で、多くのサッカーファンを虜にした。'00年ジェフユナイテッド市原・千葉に移籍。東京ヴェルディ1969、コンサドーレ札幌、ヴァンフォーレ甲府と渡り歩き、'05年に現役引退。現在は親しみのある明るいキャラクターで、サッカー解説者として活躍中。

<ゲスト>
深井正樹(ジェフユナイテッド市原・千葉)
1980年9月13日生まれ 161cm/61kg
'03年、鹿島アントラーズに入団し、'07年アルビレックス新潟へ、'08年名古屋グランパスへ期限付き移籍をしていたが、シーズン中の8月にジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍した。移籍後は得意のスピードあるドリブルで、巻誠一郎とゴールを量産。J1残留の立役者となった。'09年ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍。

山口 慶(ジェフユナイテッド市原・千葉)
1983年6月11日生まれ 172cm/70kg
'99年名古屋グランパスエイトのユースに入団。'02年にトップチームへ昇格を果たす。'02年7月第8節ジェフユナイテッド市原戦でJリーグデビュー。以降、スタメンに定着し、’07年5月第9節大分トリニータ戦で名古屋グランパスユース出身者初の通算100試合出場の記録を樹立した。'10年ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍。

オーロイ(ジェフユナイテッド市原・千葉)
'10年にJリーグ最高身長の204センチの長身ストライカーとしてジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍。'95年に母国ノルウェーでキャリアをスタートさせ、'99年~'01年までローゼンボリBKに所属し、'01年~'10年までをオーレンスFKで過ごした。'11年に10シーズン過ごしたオーレンスFKを離れ、初の海外移籍となるジェフユナイテッド市原・千葉に移籍を果たした。


前編

司会:「ジェフユナイテッド市原・千葉トークバトル vol.8 Supported by ビーバーホームの君津住宅」。このイベントは、ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルパートナー、株式会社君津住宅の特別協賛でお送りします。
皆さん、大変お待たせいたしました! それでは早速トークバトルをスタートしていきましょう。それではまず、ホストの方をご紹介したいと思います。昨年に引き続きこの方、ジェフでもプレーされていました。サッカー解説でお馴染み、小倉隆史さんです。
会場:拍手
司会:こんにちは。
小倉:こんにちは。
司会:よろしくお願いします! それにしても黒いですね。
小倉:はい、この黒さ・・・
司会:ただ者じゃないですね、この黒さ。大丈夫ですか?
小倉:大丈夫です! S級ライセンスを取りに行ってて、月曜日から毎日、外でやってるんですよ。
司会:おおっ、もう取った?
小倉:いや、真っ最中。
司会:真っ最中ですか!
小倉:11月までは月~木曜、S級ライセンスの講習に通ってるんで、それまでは黒いままだと思います。
司会:結果は年内に出るんですか?
小倉:承認されるには海外へ行ってレポートを出さないといけないんで、11月できっちり終わる方はそのまますんなり行きますけど、何回も受けないといけない方は…まぁ今までも何人かいらっしゃると。
司会:そうですね。
小倉:ジェフのOBにもいらっしゃるし。
司会:ああ。
小倉:誰かと言えば、お客さんはご存知だと思いますけど、Tさん。
会場:笑い
小倉:会場が「あ~あ」って言ってますけど、武田(修宏)さんです。
会場:笑い
司会:じゃあ、直接のライバルなんですね。
小倉:はい。
司会:真っ黒こげで頑張ってるわけですね。でも、そんなに黒いと違う職業と間違われませんか?
小倉:「黒っ!」って言われますね。現役じゃないのに。
司会:こうして太陽の下で頑張ってる小倉さんですが、去年に引き続きということでね。
小倉:はい。
司会:毎年秋の恒例でぜひ、宜しくお願いします。
小倉:すいません、毎度来ちゃって。
司会:なんで謝罪から入るんですか! 実は小倉さん、トークバトルは今回で8回目なんですが、第一回目のゲストは小倉さんだったんですよね。
小倉:そうなんです、その時はまだ現役だったんで。
司会:その時は川口能活(ジュビロ磐田)さん、青島健太さん、ホストが金子達仁さん。すごく濃いメンバーですね。
小倉:はい。
司会:そんなわけで、現在は解説などで大活躍中の小倉さんですが、いろいろなスタジアムにも出没中ということで、昨日は…
小倉:いや、昨日はちょっとイベントがありまして、行けなかったんですね。なので、ちゃんと試合は観られていないんですよ。
司会:これから大混戦なんでね。
小倉:そうですよね!
司会:この団子状態を、どうやって抜け出すのかがポイントになってくるわけですよね。
小倉:はい、その通りですね。
司会:今日はそういった部分も含めて、力強く後押しできるような、ポジティブオーラ満載でいきたいと思います。
小倉:ゲストがそんなオーラを出してくれるんじゃないですか、メンバー的にも。
司会:はい、強力な布陣という感じなので、ぜひ盛り上がっていきたいと思います。宜しくお願いします!
小倉:宜しくお願いします!
会場:拍手
司会:それでは早速、選手の方々を紹介したいと思います。さあ、まずはこの方からでしょう。昨日(vsサガン鳥栖・3-3)もゴールをぶちかましてくれた、深井正樹選手!
会場:拍手
司会:続いては鋭い洞察力が光る守備の達人、山口慶選手!
会場:拍手
司会:そしてもうひと方、常識を超越した現代のひとりガリバー旅行記、トーレ・オーロイ選手!
会場:拍手
司会:ゲストお3方に今一度、拍手をお願いします!
会場:拍手
司会:まずはひと言ずつ、今日の意気込みを聞かせてもらいましょう。深井選手お願いします。
深井:こんにちは! 短い時間ですけど楽しんでいってください。
司会:山口選手。
山口:こんにちは、僕はあまりこういったイベントに参加したことがないので、楽しんでいきたいと思います。宜しくお願いします!
司会:はい、宜しくお願いします。じゃあ、オーロイ選手、ひと言。
オーロイ:こんにちは。今日は皆さんにお会いできて、とてもうれしく思います。みんなで楽しみましょう!
司会:ありがとうございます。では、みなさんおかけください。
小倉:ちょっと、ちょっと、これ~、席順考えましたよね。大中小って…深井君、他意はないんだよ。
会場:笑い
小倉:オーロイ選手、でかいよね~。深井選手は・・・いいんだよ、ちっちゃくたって。
司会:さあ、トークバトルということでね、早速トークを進めてまいりたいと思います。まずはいくつか質問をご用意していますので、ゲストの皆さんに○×で答えていただきたいと思います。お手元に○と×の札がありますので、一問一答で出していただきます。小倉さんもツッコミたかったらツッコンでください。
小倉:はい、ついでにね。
司会:答えていただいても可ということで。

質問 山口 オーロイ 深井
Q1 監督が代わり、チームのプレースタイルが大きく変わった?      
Q2 オーロイ選手(自分)が加わったことで、チームのプレースタイルが大きく変わった?   ×  
Q3 メンタルトレーニングなど独自のトレーニング方法がある。 × ×
Q4 オーロイ選手の身長には、選手全員が驚いた。オーロイ選手は、逆に自分と身長差に驚いた。 × ×
Q5 どちらかといえば先輩にご馳走になるより、後輩にご馳走するのが好きだ。 × ○× ○×
Q6 千葉が好きだ! 千葉のいいところが言える。
Q7 家を建てるなら君津住宅と決めている。
Q8 試合中でもサポーターの声は届いている。

司会:それでは一問ずつ詳しく聞いていきたいと思いますが、まず1問目。プレースタイルが変わったのか否かということですが。山口選手、今年、監督が代わって、どういう風に変わったんですか?
山口:まず、僕自身はポジションが変わったんで。
司会:それは分かりやすいですね、明らかに変わった! そのほかにチームとしてもやることは変わっている?
山口:だいぶ変わってると思います。
司会:どういうところが変わったといえるでしょうか?
山口:戦術ももちろん違いますし、やりたい方向性というか。去年までだったら、ボールをつないで崩していきたいっていうサッカーでしたけど。まあ、今年はだいぶ違うかな。
司会:深井選手はどうですか? 大きく変わった?
深井:全く違うと思いますよ。うーん、まあ、現実的というか。
司会:なるほど。
小倉:でもねぇ、変わってるって言ったって、点を取ってるじゃない、今年。
会場:拍手
小倉:12点!
司会:そうですよ、単独トップですよ。
小倉:得点王まっしぐら!
深井:いや~、去年こんだけ取ってたら、J1に上がってたかなぁ。
会場:笑い
司会:まあまあ、それはそうですけどね。
小倉:なんでこんなに点取れてるの?
深井:そうですねぇ、信用して使ってもらってるというのは大きいと思います。まあ、やっちゃえ的な。
会場:笑い
深井:やっちゃってもあんまり怒られない的な。
小倉:やっちゃってる的な感じ?
深井:外しても「ゴメン」ぐらいで許してもらえるかなって雰囲気があって。
司会:トライできるってこと?
深井:トライできる。
小倉:それは大事ですよ。フォワードだからやっちゃえ的な雰囲気はいいですよ。僕なんか打たなすぎて、「おい、やっちゃえよ、小倉」って言われてましたもん。深井、やっちゃいな。
司会:やっちゃえで結果もついてきている訳ですから、これからもやり続けてください。小倉さん、オフェンシブな選手としては、メンタル的にそこでやっちゃえっていうのは、相当大きいんじゃないですか?
小倉:それは大きいですよ、やっぱり。本当にね、皆さんはフォワードやったことないでしょ? みんな外すと言うでしょ、「あ~あ」って。こっちだって外したいと思って外してないよ!
会場:笑い
司会:でも、そうやってチャレンジできる環境になっているというのは、大きいかもしれないですね。
  オーロイ選手は今年から加わっているので去年との比較はできませんけど、先ほどの質問で×を出しましたね。プレースタイルにはそんなに関与していないんじゃないかということですけど、それはなぜでしょう?
オーロイ:自分は昨年チームにいなかったので、昨シーズンと比べることはできないですが、コーチが代わったということで、戦術がガラリと変わったということはあるかもしれません。
司会:それはコーチ次第ということですね。
オーロイ:はい、そうです。
小倉:僕、オーロイ選手に聞きたいんですけど、Jリーグに来たわけですよね。日本のサッカーはどうですか?
オーロイ:選手個人個人が非常に高いスキルを持っていると思いました。山口選手も言っていましたが、パスでつなぐサッカーというのが日本のサッカーの印象なんです。自分は今まで、ダイレクトにゴールを狙うようなサッカーをやってきたので、ダイナミックというよりは、やっぱりパスでつなぐ緻密なサッカーという印象です。
司会:なるほど。でも、そんななかでオーロイ選手が来て、身長にはみんな驚いたかという質問がありましたけど、真っ先に深井選手は○を挙げましたね。そりゃ驚きますよね。でも、聞いてたんでしょ、大きい選手が来るってことは。
深井:そうですね、一応聞いてはいたんですけど。まあ、どんなもんかなって。で、来てみたら扉に頭が当たりそうになってて。日本人ではあんまりいないじゃないですか。「サッカーできるのかな?」って思いました。
司会:まずそこからですか! そりゃあそうですよね、実物を見たらビックリですよね。山口選手はどうでしたか?
山口:聞いてたんですよ、大きい人が来るって。でも、これほど大きい人が来るとは。
司会:そうですよね、人生の中で2m超える人なんて、そうそう出会わないですよ。でも、オーロイ選手は×でしたよね。チームと自分の身長差には驚かなかった?
オーロイ:深井は小さいけど。
会場:笑い
小倉:驚いてるじゃん。
オーロイ:ほかのチームメイトはそんなに背が低いという印象はなくて、アベレージくらいですかね。
司会:そんなに驚かなかった? 想定の範囲内だった?
オーロイ:サッカー選手以外でも、ヨーロッパの人と比べるとアジアの人の身長は低いですから、そんなには驚かなかったです。
司会:だけど、深井選手は驚いた?
会場:笑い
小倉:ノルウェーでも大きい方なんですか?
オーロイ:平均よりちょっと低いんじゃないかな?
小倉:えっ!!
司会:みんな3mくらいあるんじゃないですか?
オーロイ:ジョークです! 確かに高い方ですね。
司会:そんなオーロイ選手がチームに加入して、今、チームはここまで来ているということですね。では、3問目の質問にいきたいと思いますけど、「メンタルトレーニングなど、独自のトレーニング方法がある」ということで、深井選手が○で山口選手、オーロイ選手が×でしたけれど。
深井:メンタルトレーニングじゃないんですよ。皆さんご存知だと思いますけども、ピラティスを。
小倉:えっ! ピ、ピ、ピラティス? なんですか、それ!
深井:いや~、マイ・ワイフがですねぇ、かじってるもんで。
小倉:ピラティスとやらのその効能たるや?
深井:それはやっぱり、昨日の2点目のボレーのシュートが。
会場:拍手
司会:ピラティスがあのシュートを生んだ!
深井:いや、分かんないですけど。
司会:ピラティスってよく分からないんですが、呼吸法みたいなものですか?
深井:まあ、体幹ですね。
司会:体幹のトレーニング?
深井:はい。
司会:それはどうやってトレーニングするんですか?
深井:いろいろなエクササイズがあるんですけど、筋トレとかで鍛える表面の筋肉ではなくて、もっと深い、奥の方の。
司会:深井だけに?
会場:笑い
小倉:シャレじゃないですよ。
深井:まあ、それによってより鋭い体に鍛えるという。
司会:でも、深井選手はアウターマッスルもかなりゴツい感じじゃないですか?
深井:そうですね。でもまあ、アウターを使う前にインナーを使ってという方が、後から辛くないというか。
司会:小倉さん、そこ笑うところ?
小倉:いや、完全に把握してないな、コイツ。
深井:あの、言われたことをそのまま。
小倉:今日も奥さんと一緒にいらしていてね。きれいな奥さんでねぇ~。
深井:いや~そんなこと、あります。
会場:拍手
小倉:仲良さげでね。
司会:ピラティスは何年ぐらい続けてるんですか?
深井:もう3年くらいですかね。
司会:そうですか。それで体幹は相当シェイプされているという感じ?
深井:そうですね。
司会:それは、オリジナルなトレーニングのひとつですね。
小倉:いやー、いいと思います。インナーマッスルを使う、体幹っていうのはダイエットの基本ですからね。それを鍛えると痩せるっていうね。ダイエットにもつながるし、アスリートにもいいと。
司会:山口選手はそういった特別なトレーニングはしないですか?
山口:メンタルトレーニングはしないですね。
小倉:山口選手はないね。
司会:なんで決めつけるんですか? メンタルトレーニングに限らなくてもいいですが、自分のオリジナルで何かやっているものとか、あるでしょう?
山口:初動負荷ぐらいですかね。
司会:えっ?
山口:トレーニング方法があるんです。
司会:どういうトレーニングですか?
山口:関節をゆるめるというか。
司会:柔軟性を増す感じですか?
小倉:お前、ヘタだなぁ。分かんないよ、それじゃ。
司会:じゃあ、小倉さん説明してください。
小倉:説明しよう! 先ほど言っていた表の筋肉をつける運動が摺動負荷で、だいたいの運動がこの摺動負荷になります。初動負荷というのは、人間が動き出すときにかかる筋肉の負荷のことで。例えば専用の器具があって、最初の動きだけにかかる筋肉を鍛えると。
司会:最初のところだけということですか?
小倉:はい、最初の体のバランスを整えることによって、動き出しが速くなるという運動です。サッカー選手でやってる人もいると思うんですけど、なんで詳しいかというと、最初、僕とかがやり始めたんです。
司会:そうなんですか!
小倉:はい。元々陸上選手とか、イチロー選手もやっている、そういうトレーニングです。
司会:なるほど、初動負荷理論。いわゆる初めの一歩ということですね。
小倉:はい、体のバランスも整います。説明終わります。
司会:今、それは普及しつつあるんですか?
小倉:いや、そういう施設に行った選手だけじゃないですか。
司会:山口選手は名古屋グランパス時代からずっとやってるんですか?
山口:そうですね、名古屋の最後の方かな。
小倉:名古屋は専用の器具あったでしょ。
山口:いや、もうなくなってます。
会場:笑い
司会:それをやって何か変わりましたか?
山口:体のコンディションを一年間通して整えるのは、すごく難しいと思うんですよ。練習があって、試合があってという中で。
司会:そうですね。
山口:休むだけではなかなか体の調整ができないので、器具を使ったりして、できるだけ整えるようにしてるって感じですかね。
司会:そうですか。やっぱりプロフェッショナルは、ユニークなトレーニング方法がそれぞれにあるんですね。オーロイ選手はそういったご自分でやっている、ジェネラルなものではないトレーニング方法はありますか?
オーロイ:ゲームの前に、精神的に準備をするというのはそれぞれやり方があると思います。でも、エクササイズとして、自分はこれを特別やっていますというものはないですね。ゲーム前には自分なりの心の落ち着け方というのはあるんですけど。
司会:その落ち着き方というのはどういう方法なんですか?
オーロイ:ゲーム前はたくさん寝て、おいしいものを食べる。
会場:笑い
司会:食べる量はどうなんですか? すごい食べるんですか?
オーロイ:ビッグ・イーター! 大食いです。
司会:そうですか! 何が好きなんですか? やっぱり肉ですか?
オーロイ:肉、魚、そのほかにもいろいろと。
司会:それをガンガン食うと。
オーロイ:ガンガンって、どれくらいですかね?
司会:もう、めちゃめちゃ。
オーロイ:掃除機に近いかな。
小倉:ノルウェー料理ってどんなのがあるんですか?
司会:そうですね、イメージ的にはシーフードですけどね。
山口:サーモンじゃないの?
小倉:ノルウェーサーモン? そりゃ分かるよ。食材じゃなくて料理、料理。
オーロイ:ちょっと変わってるかもしれない。日本人の方が想像できないような食べ物がいっぱいあるんですけど、説明が難しいです。
司会:相当ストレンジな感じ?
オーロイ:日本人の皆さんからすると、変わってるんじゃないでしょうか。
司会:でも、ストレンジといえば、日本食でも相当おありだったんじゃないかなと思うんですが。「えー、こんなもの食べるの?」って料理はありませんでしたか?
オーロイ:自分の印象としては、日本の方はなんでもかんでも全部食べるという印象がありますね。野菜でもいろんな種類のものがありますし。
小倉:納豆は大丈夫かな?
オーロイ:納豆は大丈夫!
小倉:梅干しは?
オーロイ:梅干しは食べたことがないかもしれない。
小倉:アジの開きは?
オーロイ:魚は食べましたけど…。
小倉:なんで聞いたかというと、ストイコビッチ(現名古屋グランパス監督)が全部大好きだったから。
司会:そうなんですか。
小倉:あと鮎の塩焼きが大好きで、地方で試合があるときに、「アユノシオヤキ、アリマスカ?」って。
会場:笑い
司会:ピクシーがアジに納豆!
小倉:ベタに日本の食事が好きでしたね。
司会:へぇ~。オーロイ選手は海苔とか大丈夫ですか?
オーロイ:大丈夫です、寿司は大好きなので。
司会:結局なんでも好きなんですね。
オーロイ:まだ挑戦していないものがたくさんあると思うんです。出されたものはだいたいチャレンジしているので、今後も目の前に出されたものはトライしてみます。
小倉:じゃ、くさやとホヤを(笑)。
司会:食べ物系で言うと、山口選手は嫌いな食べ物はありますか?
山口:ないです。
司会:何でも大丈夫? くさやも大丈夫?
山口:くさやはちょっと…。
司会:深井選手は? 苦手なものはないですか?
深井:まぁ、あんまりないっすね。
司会:バリバリ食べる?
深井:バリバリ食べます。
司会:納豆、くさやOK?
深井:はい。
司会:でも、くさやは相当でしょ。
深井:いやー、出されたら食べます!
小倉:もう、ピラティスで。
会場:笑い
司会:食べ物つながりで次の質問。「先輩にご馳走になるより、後輩にご馳走する方が好きだ」という質問がありましたけれど、山口選手は×でしたね。深井選手は○×、オーロイ選手も○×という回答でした。山口選手は後輩にご馳走するのは嫌いなんですね?
山口:嫌いじゃないです! でも、おごってもらう方がいい。
司会:素直過ぎるでしょ、それ。でも、年齢的にはミドルクラスじゃないですか。だから後輩もいっぱいいるし、先輩もいるでしょうけど。普段はどんなメンツで行くんですか? おごったり、おごられたりの関係でよくあるパターンとしては。
山口:まぁ、久保(裕一)とはよく一緒に行きますね。
司会:後輩ですね、おごってもらうんですか?
山口:いやいや!
会場:笑い
司会:久保君には当然おごると。そういう時は何を食べに行くんですか?
山口:アイツ、韓国料理が好きなんで、韓国料理に行くことが多いです。
司会:焼肉ってこと?
山口:焼肉じゃないっす。お鍋みたいなものとか。
司会:そうなんですか、スタミナ系の鍋とか。でも、おごってもらう時もある?
山口:久保にですか?
司会:いやいや、他の選手に!
山口:他の人にはおごってもらうこともありますよ。
小倉:まぁ、そこはね。下のヤツがいるときは上のヤツがおごるっていうのはね、ずっと続いてることですから。僕も先輩にはおごってもらってたし、後輩を連れていく時は「お前ら金使わなくていいから、気だけは遣えよ」って。それはもう、ずっとですからね。
深井:おごってもらっていいっすか?
会場:笑い
司会:深井選手の回答は○×でしたけど。
深井:いやー、もう年齢的にだんだん上が。ま、何人かはいますけど。
司会:数が少なくなっていると。
深井:そうですね。どっちもありますけど、家族で食べに行くことが多くなっているんで。
司会:そうですよね。でも、一般的なパターンとしては、深井選手は誰と行くことが多いですか?
深井:うーん、あんまり行きたくない。坂本隊長(將貴)以外は。
会場:笑い
深井:いちばん一緒に行くと思います。あとは、グッピー(岡本昌弘)のところとか。
司会:それはお家に行くんですか? お店じゃなくて。
深井:お店もそうだし、家もそうだし。
司会:お家に行って? 家庭料理を味わったり?
深井:そうですね、はい。そうするとあまり、おごったりとかおごられたりとかじゃないんで。
司会:家族がいるとやっぱり家族ぐるみの方が楽しいですしね。
深井:そうですね。独身の人たちは勝手に行っちゃってることが多いんで。誘ってこないんです。
山口:誘いづらいじゃないですか、奥さんがいる人は。
司会:そりゃそうですね。オーロイ選手の場合は、そもそもおごったりおごられたりっていう関係は存在するんですか? そういうリレーションシップというのは?
オーロイ:先輩後輩の関係というのを3日前くらいに知りました。これは、私にとっては新しい発見ですね。もしかすると、来日してから私が払わなきゃいけないご飯がいっぱいあったんじゃないかと思います。
深井:そうだね。
会場:笑い
オーロイ:今度お返しします。
司会:そういう上下関係みたいなものは存在しないんですね。
オーロイ:自分がディナーを払わなきゃいけないのは、女の子を連れて行った時ですかね。
司会:そうか、そういうのは全然ないんですね。良いのか悪いのか分からないですけど。小倉さん的には、こうした日本のシステムの中で生きてきた身としては、どうなんですか。30代にもなっておごることを知らなかったノルウェー人に対しては。
小倉:それは文化でしょ。オランダでもないですもん。尊敬語を使うときも、それこそ本当のボスにあたるような人だけだし。そこは欧米人には理解しがたいところだと思いますよ。しかも、オランダ人はケチですから。僕が払ってやったりすると、「本当に? 本当に?」って何度も聞かれるぐらいですよ。
会場:笑い
司会:続いての質問、「千葉が好きだ、千葉のいいところを言える」では、全員○を強制的に出していただきましたが。「千葉のいいところを言える」、言えますね、深井選手?


取材・文/CREW 撮影/新関雅士
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[GUEST]
MF13 山口慶

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FW8 オーロイ

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蒲田健