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ジェフユナイテッド市原・千葉トークバトルVol.8
【 開催日/会場 】 9月11日(日) ホテルスプリングス幕張 スプリングスホール
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協力:ジェフユナイテッド市原・千葉
9月10日(土)vs鳥栖戦後の翌日11日(日)に、ホテルスプリングス幕張にて行われたジェフユナイテッド市原・千葉トークバトルVol.8。
ゲストには鳥栖戦で2ゴールをあげた深井選手をはじめ、山口選手、オーロイ選手を迎え、ホストに小倉隆史氏、MCにジェフユナイテッド市原・千葉スタジアムDJを務める蒲田健氏を招き、行われた。各選手のトレーニング法であったり、選手同士のプライベートなどの話を交えての2時間のトークをダイジェスト版でお届け!

<ホスト>
小倉隆史(サッカー解説者)
1973年三重県生まれ。四日市中央工業高から'92年に名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)に入団。「レフティーモンスター」の愛称で、多くのサッカーファンを虜にした。'00年ジェフユナイテッド市原・千葉に移籍。東京ヴェルディ1969、コンサドーレ札幌、ヴァンフォーレ甲府と渡り歩き、'05年に現役引退。現在は親しみのある明るいキャラクターで、サッカー解説者として活躍中。

<ゲスト>
深井正樹(ジェフユナイテッド市原・千葉)
1980年9月13日生まれ 161cm/61kg
'03年、鹿島アントラーズに入団し、'07年アルビレックス新潟へ、'08年名古屋グランパスへ期限付き移籍をしていたが、シーズン中の8月にジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍した。移籍後は得意のスピードあるドリブルで、巻誠一郎とゴールを量産。J1残留の立役者となった。'09年ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍。

山口 慶(ジェフユナイテッド市原・千葉)
1983年6月11日生まれ 172cm/70kg
'99年名古屋グランパスエイトのユースに入団。'02年にトップチームへ昇格を果たす。'02年7月第8節ジェフユナイテッド市原戦でJリーグデビュー。以降、スタメンに定着し、’07年5月第9節大分トリニータ戦で名古屋グランパスユース出身者初の通算100試合出場の記録を樹立した。'10年ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍。

オーロイ(ジェフユナイテッド市原・千葉)
'10年にJリーグ最高身長の204センチの長身ストライカーとしてジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍。'95年に母国ノルウェーでキャリアをスタートさせ、'99年~'01年までローゼンボリBKに所属し、'01年~'10年までをオーレンスFKで過ごした。'11年に10シーズン過ごしたオーレンスFKを離れ、初の海外移籍となるジェフユナイテッド市原・千葉に移籍を果たした。


後編

深井:ん?、いいところですか。
小倉:たくさんありすぎて困ってるねぇ。
深井:そうなんすよ。千葉みなとに「スタジオ ヴィボディ」っていうピラティス・スタジオがあって。
会場:爆笑
深井:ここは結構、いいっすよ。
小倉:ホントに? もしかしたらインナーマッスルが鍛えられる?
深井:そうなんす。
小倉:ダイエットにもいい?
深井:いいっすよ?。
小倉:なんて言うところ?
深井:「スタジオ ヴィボディ」。
小倉:ああ、覚えておこう。
司会:いいところありますよね、千葉には。千葉みなとでしたっけ?
深井:はい、駅のすぐ近くです。
司会:いいところなんだ。千葉ならではなんですね。山口選手は?
山口:僕はどっちかというと山育ちなので、海が目の前にあるっていうのは好きですね。新鮮なお魚とかも食べてこなかったんで。
司会:食べてこなかったって、可哀想な人みたいじゃないですか。
小倉:お前、どこ出身なんだよ!
山口:京都です。
小倉:京都の山猿なのね。山から降りて来たのね。
司会:そうか、食べてこなかったんだ、おいしい魚。
山口:食べて来ましたよ! 食べてきましたけど、そこまで新鮮なのは。こっちの方がおいしいじゃないですか。
司会:なるほど、ウォーターフロントでうれしいぞと。オーロイ選手、千葉のいいところは?
オーロイ:来日して7ヵ月になるんですが、今まで嫌なことが一度もないくらい、本当に素晴らしい環境にいさせていただいています。もちろん、日本のほかの土地と比べることはできないですけど、「なんて素晴らしいところなんだろう千葉は!」と、ずっと思っています。あとは子供がいるので、ディズニーランドが近くにあるというのもご褒美ですね。
司会:それはやっぱり、子供はうれしいでしょうね。もう何度も行っているんですか?
オーロイ:はい、もう3回行きました。
司会:オーロイ選手もお子さんと一緒に?
オーロイ:はい。
司会:それは目立ちますね?。
小倉:えっ、乗れるの?
会場:笑い
司会:そうね、逆身長制限とかないんですか? スプラッシュ・マウンテン乗れないでしょ?
オーロイ:頭ぶつけました。
司会:そうですよね!
オーロイ:ジョークです。深井選手サイズはどうなんでしょう?
会場:笑い
小倉:こっちはOKなの?
深井:ギリっす。
会場:笑い
司会:オーロイ選手、3回も行ってるんですね。ディズニーシーも行きましたか?
オーロイ:ディズニーシーは行ってないです。
小倉:会場の人は千葉の人が多いんですよね? 皆さんディズニーランド行く? あ、行かないんだ。三重に「ナガシマスパーランド」ってあるんだけど。
司会:知りませんよ!
小倉:規模が違うか。
会場:笑い
小倉:ディズニーランドは修学旅行の時しか行ったことない。
司会:修学旅行で行くんですか。
小倉:はい。僕は中学の時でした。
司会:でもそれだけですか、生涯で。
小倉:はい、それだけです。
司会:では、次の質問。「家を建てるなら君津住宅と決めている」。ここは大事なポイントですよ。決めてますか?
小倉:はい、僕はもう、当然ですよ。
司会:どういうお家がいいですか?
小倉:そりゃもう、素晴らしい家をね。いろいろ希望を出しながらですね。
司会:そうですよね、決めていると。深井選手は、今はマンションですか?
深井:そうですね。
司会:一軒家を建てたいという気持ちはあるんですか?
深井:そうですね、歳を取ったら。
司会:歳を取ったら建てる?
深井:はい、50、60歳くらいになったら、家を買ってスローライフしたいなって。
司会:それこそスタジオを併設した家なんていいんじゃないですか?
深井:おっ、いいっすね!
司会:山口選手はお家願望はありますか? ご実家は一軒家?
山口:はい。
司会:そういう自分の城を建てたいなんていう気持ちは?
山口:全くないです。
小倉:その前に聞いた方がいいですよ。
司会:えっ、何ですか?
小倉:幾つなんだっけ?
山口:28歳っす。
小倉:結婚願望はあるんですか?
山口:ありません!
小倉:オレも現役の時はなかったんで、「結婚しなさい!」って強く言えない。でも、いいよ。自分が結婚したいと思う時が、結婚する時だ。
山口:ありがとうございます。
小倉:だったら家のイメージはないよ。
司会:ああ、そうですね。独り者だとね。それじゃ、今はひとり暮らしを満喫して。でも、将来的には結婚するんでしょ?
山口:すると思いますよ。でも、今のところはない。
司会:今のところはね。では、追々家のことも考えてください。オーロイ選手も今はマンション暮らしですか?
オーロイ:はい。
司会:ノルウェーでは、大きなお家に住んでいると。
オーロイ:そうです。築100年くらいの古い物件なんですが、ドアや窓が低いんです。なので、自分の家なのにいつも頭を下げて出入りしてます。
司会:自分の家を建てるという計画とか、希望はあるんですか?
オーロイ:うーん、今のところはないです。
司会:でも、オーダーメイドでドアが3mくらいある家を建てるべきでしょう。
オーロイ:そうかもしれません。
司会:そういったオーダーの時にはね、君津住宅さんをお願いします。
オーロイ:巨大なお家を君津さんにお願いします。
司会:最後の質問は「試合中でもサポーターの声は届いている」。皆さん○を出していただいて、会場からも大きな拍手が起こりましたが。試合中どんな風に聞こえているのか、我々にはなかなか分からない部分なわけですが。小倉さんも含め、ピッチにいる人はどう感じているのか、すごく気になるところではあるんですけれど。小倉さんから聞きましょうか。まず、どの程度聞こえているんでしょうか?
小倉:うーん、よく聞こえるでしょ、ゴールラインの近くに行けば。昔、三ツ沢競技場ですごく近い位置から拡声器で「おいジミー!」って。
会場:笑い
司会:拡声器使わなくてもね、聞こえる時は聞こえると。
小倉:聞こえてますよ。だから、気をつけてくださいね。まあ、そんなに歓声が大きくないときだったら、よく聞こえてるんですよ。
司会:じゃ、「愛してます!」とかね。
小倉:「ピラティス!」とか。
深井:それ、絶対おかしい!
小倉:あとはまあ、難しいプレーをした時に拍手があったりするとうれしいですよね。海外だとよく、難しいトラップだとか、プレッシャーかけられた時につないで逆サイドとか、そういういいプレーに拍手が出てくると、もっとサッカーらしくなるかな、と思いますね。
司会:なるほど。
小倉:応援もそうですけど、拍手の使い方っていうのもポイントになってくるのかなと思いますね。
司会:本当にいいプレーをした時に、ちゃんと応えてくれるっていうのはね。選手もドヤ顔になりますね。
小倉:そうなんですよ。もう、サッカー選手っていうのはおだてりゃどこまでも伸びるんですから。
司会:そういった意味でメリハリが必要ですね。玄人好みのいいプレーをした時に、ドッと湧くと気分が乗るっていうのはあるんでしょうね。
小倉:だから、ホームの強みっていうのは雰囲気作りだよね。例えば半分しか入っていないスタジアムより満員の方が絶対モチベーションも上がるだろうし、その中で受ける声援っていうのは、絶対力になりますよね。
司会:なるほど。特にフクアリ(フクダ電子アリーナ)は音響も、距離も含めて、相当聞こえてくるものがあると思うんですが。深井選手は今、小倉さんが言ったようにいいプレーをした時に、拍手がドッと来ると燃えるというのは共感できるんでしょうか?
深井:そうっすね。乗ってる時はどんな応援でも乗っちゃうんですけど、ちょっとカウンター行けそうな雰囲気の時に、スローダウンすると「ハ~ッ」みたいな声は。ちょっと刺さるみたいな。
司会:なるほど。それが例え戦略的に、意図的にペースダウンしている時でも。
深井:はい。まあ、後ろも上がって来られないだろうなって状況で、一回落ち着いてって時に、「ハ~ッ」ってため息まじりの声が聞こえると。いや、分かるんだけど、今はちょっとって。
司会:ブレイクが欲しい時なんだって。
深井:はい。それぐらい聞こえてるんです。
司会:難しいですよね。ただ、乗っている時は、どういう声でも気にならないと。でも、スローダウンもそうですけど、ちょっとミスしちゃうとか、イヤな展開の時に、我々は外からどういう声がけ、応援がいいのかなと思うんですが。
深井:難しいっすね。
司会:だって、乗ってる時はこっちも「ワ~!」ってどんどんボルテージが上がるわけですけど、逆にダウンになった時にどうしたらいいんでしょうね。それこそ「ハ~ッ」ってなっちゃうと、選手も「ハ~ッ」ってなっちゃうでしょ。
小倉:いやいや、続けましょう! それを超えていきましょう。そうなるのは当たり前なので、それを受け止めて力に変えていくのは選手次第なんで。
司会:なるほど。
小倉:よし、超えて行こう! さっき深井が「ハ~ッ」って言いましたけど、仕方ないです。だって「ハ~ッ」ですもん。
深井:シュートを外した時の「ハ~ッ」は、ちょっと耳が閉じちゃってるで。
小倉:便利な耳だね!
深井:はい。まあ、ちょっとお願いしたいのは、相手のチャンスの時なんかは、相手チームにブーイング的な?
会場:笑い
深井:ちょっと威圧する的な? もっと言ったら「お前らボール持ったらヤバいぞ」みたいな、そんな雰囲気を作ってくれたうれしいですね。
司会:なるほど、相手を威嚇するくらいの雰囲気を作って欲しいと。
深井:はい。
司会:小倉さん、どうでしょう?
小倉:いやいや、ナイス深井ワールドですね。
司会:やっぱりそれは欲しいところなんですね。
深井:あってもいいのかな、とは思いますけど。
司会:あるにはあると思うんですよ、相手に対して「ブー!」というのは相当響いていると思うんですが、それがもっとあるといいと。
深井:そうですね。
司会:オーロイ選手は、いろんなところでプレーしていると思いますが、フクアリでの声援、ほかのスタジアムでもいいですが、Jリーグでの歓声というのはどう映っているんでしょうか?
オーロイ:ジェフユナイテッドのファンの皆さんは、ずっと続けて応援してくれるし、とてもよく聞こえています。そのおかげでもっと頑張ろうとモチベーションも上がっています。
司会:90分間声を出し続け。オーロイ選手にも当然、日本語で声援がかかるわけですけど、それは関係ない、大丈夫?
オーロイ:サッカーのサポーターの言語、熱意というのは、世界共通語だと思うので問題ないです。
司会:例えばノルウェー語で言って欲しい声援はあるんですか? これを言ってもらうとすごく燃えるとか。
オーロイ:日本語で大丈夫です。
司会:そうですか、分かりました。ということで、いろいろと語っていただきましたが、このあたりで皆さんからも質問をいただきたいと思います。では、それぞれの選手への質問を募りたいと思います。まず、深井選手への質問がある方、いらっしゃいますか?
Q1:先にひとつだけ関係ないことを言わせてください。三重から頑張って応援しに来てます。
会場:拍手
Q1:ファンの方々からたくさん差し入れなどをもらうことがあると思うんですけど、もらってうれしいもの、困ったものはありますか?
司会:これは大事ですよね、のべつまくなしにもらってもね。じゃ、まずうれしいものからお願いします。
深井:もらってうれしいものかぁ?、ワインかな。
会場:笑い
深井:もらって困るものは別にないっす。
小倉:僕もいいですか?
司会:どうぞ。
小倉:僕は現役時代ケガが多かったから、お守りをめっちゃたくさんもらいました。
会場:笑い
小倉:もう困りましたよ、神社に持って行くの。すごい量なんだけど、そこらへんには捨てられないから。
司会:確かにありがたいですけど、ちょっと重いですかね。
小倉:重いでしょ、粗末に扱えないから。そんなにあってもってねぇ。
司会:なるほどね。深井選手はもらって困るものはないと。何でもうれしい?
深井:そうですね、じゃあお守りってことで。
司会:あんまりケガしないですから大丈夫でしょう。同じ質問を山口選手にも聞いてみましょう。もらってうれしいものって何ですか?
山口:なんすかね…うれしいのはボディクリームとか。
小倉:お前、何言ってんだよ!
山口:意外と乙女なんですよ。
会場:笑い
司会:それ、用途は何なんですか?
山口:普通に練習終わってから塗るんですよ。
司会:マッサージ用の?
山口:いや、お風呂上がり用の。
小倉:何してんのよ、お前!
司会:よく分かっていないんですけど。小倉さん、サッカー選手はお風呂上がりに塗るものなんでしょうか?
小倉:しないですよ! そんなの着替えて終わりですよ! それってにおいがあるやつとかでしょ? なんだよそれ! 最近の若いヤツにはいるんですよ。僕は体臭勝負です!
司会:それこそにおいも千差万別で、好みとかありそうじゃないですか。山口選手は? 何でもいいんですか?
山口:何でもいいっすよ。これっていうのはないです。
司会:今そんなこと言っちゃうと、バーって送られてきちゃうんじゃないですか?
山口:うれしいです。
司会:本当? 意外な意見が出ましたね。オーロイ選手はいかがですか? もらってうれしいもの。
オーロイ:チョコレートが好きです。
小倉:えっ! チョコレート?
司会:かわいいなぁ。
オーロイ:本当にチョコレートが好きなんです。
小倉:チョコレートで思い出しましたけど、試合前に既製品以外の食べ物はやめてくださいね。「うーん、肉じゃが? 食べれないよ」ってこととかありましたからね。気持ちはありがたいですけどね。
司会:品質管理の問題なんかもありますから。
小倉:試合前はね、体調の問題もありますからね。
司会:そうね、肉じゃがはちょっとキツいかな。オーロイ選手は、これをもらうと引いちゃうな、というものはありますか?
オーロイ:あるファンの方なんですが、きっと僕が日本で洋服を探すのは大変だと思ってくれたと思うんですね。それで、Tシャツをプレゼントしてくれたんですけど、非常に大きくてゾウが着れそうなTシャツだったんです。
会場:笑い
オーロイ:なので、残念ながら着ることはできませんでした。
司会:なるほど。そんなにはデカくないぞって。
オーロイ:背は高いですけど、ゾウのようにはデカくないんで。
司会:では、次は山口選手への質問に行きましょうか。山口選手ご指名願います。
Q2:試合前のげんかつぎはありますか?
山口:基本的にはないです。あんまり、これをしたから勝つとかそういうのはないんですね。ただ、これはしないっていうのがひとつだけあって、爪を切らない。爪を切って負けたことが何回もあったから。
司会:ほぉ。それは試合前には切らないということですよね。普段から切らないわけじゃないですね。
山口:はい。
司会:深井選手はありますか?
深井:あ、来ましたね。今、山口選手だったんで油断してたんですけど。
司会:すいません。
深井:そうですね、ウォーミングアップ前に歯を磨きますね。
司会:みんな磨くんじゃないんですか?
山口:タイミングの問題でしょ。
深井:そうですね。みんなソワソワしてるんですよね、ウチのチーム。ロッカーロームに座ってるのって、慶(山口)と、オレと、あと外国人選手が何人かいるくらいで。みんなアップ場に行って体を動かしたり、ボールを蹴ったりしてるんですけど。みんな早いなって思って。オレはギリギリまで
司会:歯を磨いてる?
深井:そうですね、最近は歯を磨いてます。
司会:それは集中力が高まるとか、そういう理由があるんですか?
深井:いや、そんなことないと思います。ただ、スッキリしていいんじゃないかと。
司会:そうですね。歯磨き粉とか欲しいですか?
深井:ミント系とかいいっすね、スッキリ系で。
司会:オーロイ選手は何かげんかつぎはありますか?
オーロイ:歯磨きはおもしろいんですけど、何も思い浮かびません。
司会:小倉さんは何かあったんですか?
小倉:いや、僕も全然ないです。「やらなきゃいけない」ってなるのがイヤなんです。もちろん、ルーティンにする人もいますけど。
司会:歯も磨かない?
小倉:いや、朝は磨きますよ。この前、なでしこジャパンの選手たちと会ったんですけど、試合前に磨く選手が多いって言ってましたよ。
司会:そうなんですか。
小倉:「女子ならではなんだろうな?」と思ってたら、ここにもいました。
司会:なでしこは多いんですか。
小倉:話を聞いたら、そう言ってましたね。
司会:では、次はオーロイ選手から指名していただきましょう。質問がある方! そこの男の子。
Q3:どうしたらそんなに背が大きくなるんですか?
会場:笑い
小倉:いい質問!
司会:誰もが聞きたかったことですよ! ありがとう。
オーロイ:僕の両親に、一体どんなことをしたのか聞いてもらわないといけないかもしれませんね。
司会:何かよく食べていたものとかはないんですか?
オーロイ:牛乳はよく飲みましたけど。何かいい答えがあるといいんですけど、「こうすれば背が伸びる」っていうのは…ただ、僕からできるアドバイスは、僕ぐらい身長が高いと困りますから、そんなに高くならなくていいと思います。特に日本に住む予定だったら、本当にどこに行っても大変なので。もし、身長が伸びちゃったら、ぜひノルウェーに来てください。
Q3:ありがとうございました。
司会:では、次は小倉さんから指名していただきましょう。
Q4:今まで行ったなかで、アウェーで思い出に残っているスタジアムを教えてください。
司会:あえてアウェーですか。小倉さんが一番おもしろい話を持っていそうですね。
小倉:えっ、そりゃいっぱいありますけど、アウェーで?
司会:アウェーって、やっぱりホームよりきついというか、罵声的なものがありそうですけど。
小倉:そうですね、ブーイングだったりプレッシャー的なものはありますけど、サッカー専用スタジアムは距離感が近いので、臨場感がありますね。だからスタジアム的には好きですね。仙台のスタジアムとか。
司会:ユアテックスタジアム仙台?
小倉:そう、ユアスタとか。少し壕っぽくなっていて、それこそ舞台みたいな感じでアヤックスのスタジアムに似てると思って。アウェーでしたし、ブーイングも近かったですけど、好きでしたね。
司会:それはなかなかいい思い出、そこに行ってやりたいなという、モチベーションの上がるスタジアムだったわけですね。
小倉:はい。
司会:オーロイ選手から聞きましょうか。日本でもいろいろ行っていると思いますが、そのほかでもノルウェー含め、スタジアムでこんな事件があったというのは?
オーロイ:レアル・マドリッドの本拠地でプレーする機会があったんですが、それは自分にとっても思い出深い、貴重な体験でしたね。
司会:それは満員の観客の中で? あそこは何万人入るんでしたっけ? 5万人とか?
小倉:いやいや、もっとですよ。
司会:10万人くらいかな? そんな中でプレーしたんですか?
オーロイ:残念なことに自分がプレーした時は3万5000人くらいしか入っていなかったと思いますが、それでもやっぱり大きな思い出です。
司会:なるほど、印象深いスタジアムだったわけですね?
オーロイ:はい、やはり歴史と伝統のあるスタジアムなので、非常に光栄でした。
司会:山口選手はどうですか? アウェーのスタジアムで印象に残っていることというのは?
山口:埼玉スタジアムに行くと6万人くらい入っているじゃないですか。名古屋(グランパスエイト)にいたときは、あそこで割と勝ってたんですよ。そうすると、あのスタジアムがシーンとするんですね。それが気持ちよかったですね。
司会:相手を黙らせるというね。それが快感。特に大きなスタジアムだと喜びも大きいでしょうね。深井選手は?
深井:ずっと考えてたんですけど、違うチームにいた時には、臨海(市原臨海競技場)とかイヤでしたね。遠いから。
会場:笑い
小倉:おもしろいね。独特なんだね。
司会:移動はバスでスタジアムに入るじゃないですか、基本的に。結構ノロノロしちゃって始まる直前になっちゃうなんてことはあり得るんですか?
小倉:あるんじゃないですか。原則1時間ちょい前くらいに入らないといけないし、出さなきゃいけないんですけど。僕が名古屋にいた当時、ベンゲル監督がいたじゃないですか、あの人はものすごく細かくて。時間はキッチリしてましたね。だいたい何時間前くらいに入るの? 今?
山口:1時間40分前くらいです。
小倉:確かベンゲルは、90分とか80分前に入らないといけなくて、マネージャーが渋滞情報とかすごくチェックしていて、ナーバスになってましたね。早く着きすぎてもテンションがもたない、遅くなっても慌ただしくてダメ。だからすごくそこには細心の注意を払っていましたね。渋滞に遭遇したりすると、マネージャーが焦ってました。「あとどれくらいですか、大丈夫ですかね?」って。
司会:道路は読み切れない部分がありますから怖いですね。
小倉:怖いですよね。
司会:なるほどね。では他に質問がある方いらっしゃいますか?
Q5:深井選手に質問があります。90分近くなって皆さんが疲れてきた時に、いつも粘り強いプレーをされていると思います。サポーターとしてもとても励みになるプレーだと感じていますが、最後まで粘り強くサッカーができる秘訣はあるんでしょうか?
深井:いやー、難しい質問ですね。
小倉:いやーあるある。秘訣あるよ。
深井:やっぱりピラティス。
会場:笑い
深井:実際は気持ちみたいなところがありますよね、最後は。まあ、試合の状況みたいなのもありますけど、少しでも後ろの人たちが楽になるように頑張ってます。
会場:拍手
司会:そんな姿を見て、後ろのおひとり、いかがですか?
山口:後ろから見ていてですか? いやー、前の人が頑張ってくれているとやっぱり楽ですよ。
司会:ものすごい動くもんね、ビックリしますよ。
山口:やっぱりいちばん最初に目がいくのが深井君なんですよ。あれ、なんであんなに速いんだって。
小倉:そうですよね。ところで、このTシャツ、オリジナル?
深井:そうなんす、作って売ってるんすよ。
小倉:何て書いてあるの? 
深井:「勝つ者はけっして諦めない。諦めたら勝つことはない」みたいな。
司会:今の質問の答えに合致してましたね。そこに話を持って行った小倉さん。意味も分からなかったのに。
会場:拍手
小倉:一応オランダに行ってたんですから、何となくは分かってますよ! いやー、それにしても自分でTシャツのデザインして。カッコイイな?と思って。
深井:絶対思ってないでしょ!
小倉:いやいや、そんなことないですよ。
深井:小倉さん1枚買うって!
会場:笑い
司会:では、最後の質問にいきましょう。
Q6:皆さんは何歳からサッカーをやっているんですか?
小倉:いい質問!
司会:順番に聞いていきましょうか。深井選手!
深井:小3からです。きっかけは何だったかなぁ。近所の友だちがサッカーをやってたんで。ちょうど時代的に野球よりはサッカーって時だったんです。みんなサッカーに行っちゃったんで、取り残されるのはイヤだなと思って。
司会:みんながサッカーやるからオレもやろうと。
深井:そうですね。
司会:9歳、10歳くらいですね。
深井:はい。
司会:山口選手は?
山口:僕もあんまり覚えてないんですよ。ウチのお父さんがそういうのやってたんで、知らないうちに入ってました。
小倉:ちょっと待って、そういうのってどういうの?
山口:クラブチーム的な。
小倉:凄いね。英才教育じゃん。
司会:気付いたらやってた?
山口:気付いたらやってました。幼稚園の時には行ってたと思います。
司会:部活とかは?
山口:部活はやったことないんですよ、僕。
司会:ずっとクラブチーム?
山口:グランパスのユース。
司会:オーロイ選手はいつからですか?
オーロイ:チームに入ってプレーしたのは6歳の時です。
司会:それからはずっとサッカー一筋ですか?
オーロイ:サッカーは6歳から続けています。その間にハンドボールをプレーした時期もありましたが、基本的にはずっとサッカーを続けていますね。
司会:最初からデカかったの?
オーロイ:自分の人生で「背が高いね」と言われ続けてきたので、たぶんそのころも背は高かったと思います。
司会:小倉さんは?
小倉:僕は小学1年生です。4つ上の兄がいて、ずっとキャッチボールとか一緒にやってたんですけど、僕らの地域の野球チームは4年生からしかできなかったんです。危ないからって。じゃあ、近所の子がサッカーやってるし、足腰を鍛えるのも大事だからってサッカーを始めたんです。そして、3年生の時には6年生と一緒にやったりして。上手かったんです。
会場:笑い
司会:皆さん小さいときからずっとやっていたんですね。
Q6:どうもありがとうございました。
司会:まだまだお話を伺いたいところですが、あっという間に終わりの時間が来てしまいました。
小倉:いやー早いですね、あっという間の2時間でしたね。最後に皆さんにひと言ずつお願いしましょうか?
司会:それでは、深井選手からいきましょうか。お集りいただいたサポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
深井:短い時間でしたけど、楽しんでいただけたらよかったです。
会場:拍手
深井:ここ最近、勝ちきれなくて、毎回ストレスの溜まる試合を見せてしまっていますけど、残り14試合、ここから僕たちも皆さんもしびれるような戦いができると思います。皆さんからぜひ応援をいただいて、それを力に倒れるまで走りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。
会場:拍手
司会:ありがとうございました。では、山口選手。
山口:今日はありがとうございました。深井君が言いましたけど、最近なかなか勝てない試合が続いていますけど、昨日、ほかの選手とも言ってたんですが、これから14試合もありますし、まだまだいけると思っていますし、いかないといけないと思っているので、応援よろしくお願いいたします。
会場:拍手
司会:では、オーロイ選手。
オーロイ:今日はたくさんの方にお集りいただきまして、ありがとうございます。また、どこかで近いうちにお会いできたらいいなと思います。
会場:拍手
司会:ありがとうございます。3人の選手の方も言っていましたが、思いをひとつにして、残りの試合全部、全力で走りきるために、我々も一緒に戦っていきたいと思います。では、本日のゲスト、ジェフユナイテッド市原・千葉から深井正樹選手、山口慶選手、オーロイ選手でした。ありがとうございました!
会場:拍手
司会:小倉さん、熱いトーク、裏話満載でしたね。
小倉:はい。もうピラティスがずっと頭から離れなくて。
司会:相当な宣伝になりましたね。でも、ピラティスで中からも外からも鍛えて、あと14試合頑張っていただきたいですね。
小倉:ここからが勝負になって来ると思うんでね。夏場を過ぎて、この疲れの中、総合力でどのチームが抜けいくかというのがポイントになってきますから。
司会:はい。
小倉:昨日みたいな試合を勝ちきる、ドローの試合を勝ちきったりとか、負けた試合でも点を取る。そうやって取りこぼしのないチームがJ1に上がって来ると思うので、何とか頑張って欲しいですね。
司会:そのためにも、ここからのラストスパートが重要になってくると思います。
小倉:はい。1試合1試合、つなげて行きたいですね。
司会:では、小倉さん本日はありがとうございました。これからもフクアリに出没することも多いでしょうし。
小倉:そうですね。やっぱりJ1に上がっていただけると、出没率も高くなりますので、ぜひとも上がっていただきたいですね。
司会:そうですね。では、本日のホスト、小倉隆史さんでした。
小倉:ありがとうございました。
会場:拍手
司会:ということで、皆さんいかがでしたか。今回は大中小と3人の選手がいらしていただきましたが、それぞれに皆さん熱いですし、我々の声もちゃんと届いていることが再確認できましたね。昨日の結果は非常に悔しいですけれども、ホームゲームもまだまだ残っていますし、この大混戦を勝ち抜くんだという気持ちをみんなで持ち続けて、選手とサポーターが一丸となって、最後まで戦いましょう! 本日のプログラムはこれで全て終了です。ぴあトークバトル、本日のご来場、ありがとうございました。


取材・構成:宮崎俊哉(CREW)/撮影:新関雅士
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[GUEST]
FW9 深井正樹

[GUEST]
MF13 山口慶

[GUEST]
FW8 オーロイ

[HOST]
小倉隆史

[MC]
蒲田健