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ぴあトークバトルスポーツ快楽主義2007 Vol.59
どうなる!?ナビスコカップFINAL Suppoted by :
「Jリーグヤマザキナビスコカップ」決勝を6日後に控えた10月28日(日)、
川崎フロンターレの川島選手、谷口選手を迎えトークバトルが開催されました。
ガンバ大阪選手陣からのコメント紹介や、直前のFC東京戦の熱気もそのままに会場へ駆け付けた選手たちのトークで、
各チームのサポーターもヒートアップ!
大盛況のまま幕を閉じたイベントの模様をフルバージョンでお届けします!

<ホスト>
中西哲生(スポーツジャーナリスト)
1969年、愛知県生まれ。同志社大から1992年に名古屋グランパスエイト入り。1997年に川崎フロンターレへ移籍してからはキャプテンを務め、1999年のJ2優勝・J1昇格に貢献した。Jリーグ通算95試合7得点。現在はスポーツジャーナリストとして「ズームイン!!SUPER」(日本テレビ系)、「サンデーモーニング」(TBS系)「GET SPORTS」(テレビ朝日系)などに出演中。

<ゲスト>

清水秀彦(サッカー解説者)
1954年東京都生まれ。法政大学から日産自動車(現横浜F・マリノス)入りし、MFとして日産の黄金期を支えた。現役引退後は、横浜マリノス、アビスパ福岡、京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)で監督を務めた後、1999年から2003年までベガルタ仙台を率いた。現在はフジテレビ系列を中心にサッカー解説を行うほか、宮城県内でサッカースクールを主宰するなどサッカー指導にも力を注いでいる。

川島永嗣(川崎フロンターレ)
1983年、埼玉県生まれ。埼玉県立浦和東高等学校卒業後、大宮アルディージャに入団。2003年、U-20日本代表としてFIFAワールドユース選手権に出場し、スーパーセーブを見せチームのベスト8進出に貢献した。名古屋グランパスエイトを経て、2007年シーズンより川崎フロンターレに完全移籍。2007シーズン開幕から全試合フル出場を続けている。背番号1。

谷口博之(川崎フロンターレ)
1985年、神奈川県出身。横浜F・マリノスユースを経て、2004年川崎フロンターレに入団。昨季はボランチながら13得点を挙げ、優秀選手賞、ベストイレブンに輝いたほか、「ヤマザキナビスコカップ」でもニューヒーロー賞を受賞した。U-22代表として、北京五輪予選でも活躍が期待されている。背番号29。


後編
中西:じゃあ川島選手から見て谷口選手はどんな感じ?
川島:いや、頼もしいですよ。タクシーでこの会場に来る間、いろいろ話してたんですけど、1年下くらいだと思ったら実は22歳で、僕が言うのも何ですが、若いのにしっかりしてる。
会場:笑い
中西:しっかりしてると思いますよ、僕も。僕、どんなにいろんな人に言われたって、谷口選手のことをオリンピック代表に入れようとしてるんですけど。いろんなところで谷口選手を推薦して。残念だったね。まだ終わってないけど。
谷口:残念ですね。終わっちゃいました。
中西:終わってないよ。まだ2試合あるでしょう。谷口選手のヘディングとかが生きる時が来るから。
谷口:そうだといいですね。
会場:笑い
中西:今日、試合はどうだったんですか。いきなり点が入って。あんな早くに点が入るの珍しいですね。
川島:本当に前半の立ち上がりでチャンスがあってもなかなか入らない試合が多かった。それが最近入るようになって、ゲームもすごくラクです。
中西:そうですね。しかも点が入らなくて流れが悪くなってきて、ワンチャンスでいきなり点を取られたりしてましたもんね。で、ずっと追いつけなくて、後半40分過ぎにいきなりエンジンがかかって来て、そこからやっと1点取ったらまた取られてみたいな。また取りかえして引き分けとかよくありましたね。そういう意味で少しラクになった?
川島:だいぶラクになりました。
中西:谷口選手はずっと試合に出てるけど、疲れは影響しない? ずっと試合に出ていて、ACLあって、移動も大変で。
谷口:それは特にないです。
中西:ない? 谷口選手だけじゃないの?
会場:笑い
中西:谷口選手だって全部出てるでしょ、最近。
谷口:そうですね。
中西:休んでないでしょ。出てる方が体調いいタイプじゃないの?
谷口:はい。そうですね。
中西:今年の頭の方、試合に出てない時、ものすごく下向いてたから。試合に出てないと自信なくなっちゃうタイプですか?
谷口:どうですかね、あんまり覚えてないです。
会場:笑い
中西:河村(崇大)選手が来て、落合(正幸)選手が来て、いろんな選手交代で使ってて、あんまり試合に出てなかったじゃないですか。その時は「俺を使え!」と思ってるんですか?
谷口:いや、それは思ってないですね。
中西:自分がダメだと思ってるんですか?
谷口:そうです。まぁ、練習頑張ろうと思ってます。
中西:真面目なんですかね。普段はどんな感じなんですか? 僕、プライベートを知らないから。
谷口:普段はもっと喋るんですけどね。
会場:笑い
谷口:こういうところに来るとダメです。
中西:試合に出てない時とか、自信なさそうに見えるんですけど。ずっと出てる時はすごくいいのに。基本的に途中から出るタイプの選手じゃないでしょ。
川島:そうですね。でも出てない時でも、本当に真面目に練習をやってたし。全体の練習以外のところでもやってたし。ここだけの話、ちょっと真面目かなと。
会場:笑い
中西:清水さんは谷口選手どうですか。
清水:昨シーズンすごくよかったからね。やっぱりこう、まだ若いからね、登り切る時はガーッと上がっていくんだけど、いろんなことを覚えてきて相手のチームからマークされるようになって、もう1歩上に行く時は、そのままスーッと行かないから。そういう意味では今年は最初上手くいかなくってポジションつかんで。ワンランク上がって行くためには必要な時期だったんじゃないかな。お世辞ではなくて。一気には行かないし。アタッカーの選手じゃないから、逆にいろんなことを覚えた方がいい。ボランチなどを経験して覚えた方が、その次にはいいと思いますよ。アタッカーは点を取ればいいんですから。そういう意味ではよかったんじゃない。ここのところ、ずっと試合に出てるみたいだしね。素質があるわけだ。あとは喋りだけ伸ばしていけば。
会場:笑い
中西:別に喋りの素質は上げなくても。
清水:試合中、指示は出してるの?
谷口:いえ。
中西:出さないの?
谷口:出さないです。
中西:自分でコントロールとかしないタイプ?
谷口:そうですね。
中西:自分で好きに動きたい感じですか?
谷口:そうですね。
中西:じゃ誰が指示を出してるんですか?
谷口:指示を出してる人は後ろの選手とか。
中西:後ろの3人はもちろんそうだけど。
谷口:憲剛さんとかも指示出してます。
中西:で、「それで俺はどうすればいいんだ?」っていう感じ?
谷口:従ってます。
会場:笑い
中西:でも、学んだ方がいいと思いますよ。コーチングの部分とか、どういう風に動いたらどうなるとか。
谷口:はい。
中西:清水さん、谷口選手は攻撃の才能がすごくあるじゃないですか。
清水:昨シーズン、ずいぶん点を取ってますもんね。
中西:13点でしょ。
谷口:はい。
清水:俺が取ったわけじゃないからわからないよ。
中西:僕、谷口選手のゴールシーンを繋いで、去年の13得点をこの間全部見たんですけど、すごくいい点ばっかりですよ。ミドルシュートもすごいシュートだし、クロスボールにも入っていって、決勝ゴールとかも多いし。そういうイメージじゃないですか?
川島:いやもう、そういうイメージです。そのプレーのシーンと普段の彼のギャップがありました。
中西:前に行く時は考えて行ってるんですか? それを聞きたかったんだけど。
谷口:考えてないですね。
会場:笑い
中西:得点感覚はあるわけですよね。
清水:絶対すごいよ。僕が見た得点も「えっ、どうしてここにいたんだ?」って。
中西:そうそう。
清水:そういうところにポッと現れてヘディングしたりね。だから、そういう感覚を持ってる、考えてないんであれば。スーッと吸い寄せられちゃうんでしょ、そこに。
谷口:はい。
清水:大変な才能があるじゃないですか、それは。
中西:だって気がついたらペナルティーエリアの中でポストプレーとかしてるし。「お前が何でくさび受けてるんだよ」っていう。しかも結構いい落とし方をして。落とすの巧いなとか思って。フォワードだったの、前は?
谷口:フォワードはそんなにやってないです。
中西:横浜F ・マリノスのユースの時はどこやってたの?
谷口:ボランチとかトップ下とか。
中西:トップ下をやってたんだ。
谷口:はい。
中西:ずっとトップ下?
谷口:ボランチですかね。
中西:ヘディングは何で強くなったの? だってトップ下の選手はヘディングの練習とかしないでしょう。
谷口:あぁ…
会場:笑い
中西:昔から?
谷口:そうですね。
中西:昔からヘディング好きだったんですか?
谷口:嫌いじゃないです。
中西:背も大きかったんですか?
谷口:いや、そんなに大きくなかった。
中西:いつ大きくなったんですか?
谷口:高校生くらい。
中西:中学までは大きくなかった?
谷口:そうです。
中西:で、高校に入ってからヘディングが得意になった?
谷口:そうですね。
中西:点をバンバン取ってる感じ?
谷口:そんなに点は取ってないです。
中西:それで去年13点取ったのは自分ではどうですか?
谷口:まぐれです。
会場:笑い
中西:まぐれじゃないでしょう。
谷口:まぐれです。
中西:でも、今年だってある程度ね。去年ほど取ってないけど。
谷口:去年はマークがいなかったんじゃないですか。
中西:今年はそんなことない?
谷口:今年はそんなことないです。
中西:そんなにフリーでやらせてもらえない。でも僕の感覚なんですけど、谷口選手みたいなタイプの選手がいないと相手が崩れないです。
川島:それは後ろの選手から見てもそうですね。ボランチだったり、後ろの選手が前に出て来ると、誰がついていいかわからないじゃないですか。それでそこから段々崩れてくる。
中西:サッカーをやっていて、特に3-5-2のチーム同士でやってると、システムの中でしか動きが変わらないから、ポジションチェンジがあったにしてもセンターフォワードが横に動くくらいで、縦のポジションチェンジってほとんどしないじゃないですか。谷口選手みたいに誰かが前に行くと、周りがそれに準じてスペースを空けたり横に動けたりする。言い方は悪いですけど考えずに動いてると。
会場:笑い
中西:周りが勝手に反応して化学反応していって、それで全部崩れるんです。で、オリンピック代表もまったく同じで、3-5-2でやってると形が崩れないまま前に進んでっちゃうんで、対面した前の選手をかわすなり、その選手に勝てないと崩れないんですよ、特に3-5-2だと。イタリア・セリエAでもサイドバックも上がるし、中盤の前の選手もフォワードと入れ替わったりするじゃないですか。それがないから、谷口選手みたいな選手がいないと崩せないというのは絶対ありますよね。
清水:中村憲剛に対するマーキングをはがすという意味でもね。動きとしては重要な要素ですからね。サポートするだけでは絶対はがれませんから。出て行かないと、連れて行かないとはがれない。マンマークに近い相手には必ずそういう動きして、余った人間を1人出させないといけない。そういう動きはフロンターレにとっても大切になってくる。
中西:だから谷口選手はそのままで大丈夫です。
清水:できれば考えながらやった方がいい。
中西:考えずにやって、試合終わった後に「あぁ俺こういう動きしてたんだ」って勉強すればいいんです。試合のビデオを見て。見るでしょう?
谷口:見ますね。
中西:「自分はこういう風に動いてたんだ」。「じゃ、何で崩れたのか」って。「自分がこういう動きをしてたから崩れたんだ」。
谷口:はい。
中西:この間、横浜FC戦で点を取った時も、前へ出てヒールパスした。ああいうのも自分が前に出て、大橋選手(正博)を追い越したから、フォワードを追い越したからスペースできたんだから。それを自分でやってみて、「ああ、こうしたらいいんだ」って覚える。
谷口:はい。
中西:今度一緒にビデオ見ようか。
会場:拍手
中西:全部説明しますから。でも、今年は、Jリーグは厳しいリーグですね。
川島:そうですね。本当にACLもあって始まる前から厳しいし、簡単な1年にはならないと思ってましたけど、やっぱり実際にやってみて、いろいろな面で難しいと思いました。
中西:さっきイランの話が出たんですけど、移動も街もスタジアムもどうでしたか。対セパハン(イラン)のゲーム(2007年9月19日、イラン・イスファハン、セパハン 0-0川崎フロンターレ)の時とか。
川島:まぁ確かに移動も長かったですけど、本当にアウェイの試合でした。
中西:何か具体的にここがということはありますか。
川島:移動が丸一日、本当に24時間かかるんで。
中西:新幹線に乗って、飛行機に乗って。
川島:実際着いたのがちょうど24時間後。
中西:そうですよね。
川島:練習場もすごくデコボコで。
中西:相当デコボコだったんですか?
川島:ゴール前は固かったです。カチカチで。空気もすごく乾燥してたし。
中西:全然違うんですか? 標高1600mくらいでしたっけ?
川島:1600mくらいですね。僕はキーパーなんでそんなに走らないんで、そこまで息切れすることはなかったです。
中西:みんなのどが痛いとか鼻の中が痛いとか。谷口選手はなかった?
谷口:ないです。
中西:やっぱり谷口選手はオリンピック予選でどこか中東との試合に出た方がいいですよ。タフですからね、本当にもう。そういうところも頼もしいよね。
川島:頼もしいですね。
中西:ケロッとしてるものね。
川島:はい。
中西:他の選手はけっこう辛がってた人もいたじゃないですか。食事は?
川島:僕は全然大丈夫でした。
中西:庄司さん(春男、川崎フロンターレ強化部長)は「全然ダメだった」って言ってましたよ。僕は庄司さんと一緒に韓国の浦項に行ったことがあるんですけど、1年目に。その時に合宿したんですけど、浦項で食べた食事が死ぬほどまずかったんですよ。人生でいちばんまずいくらいまずかった。それで庄司さんといつも「あそこよりまずい所はない」っていう話をしてたんですけど、「テツ、あそこよりまずかったぞ」って。
会場:笑い
中西:谷口選手はどうでした? 全然食べられた?
谷口:はい。
会場:笑い
谷口:日本のご飯とかも炊いてもらったんで。
中西:現地のご飯は?
谷口:いや、結構いけました。大丈夫ですよ。
中西:何を食べたんですか?
川島:パスタとか、肉系。ちょっとパサパサでしたけどね。少し酸っぱかった。
中西:酸味があるの?
川島:味付けの問題で。
中西:サラダとかは? 肉だけ?
川島:サラダはあんまりなかったです。温野菜とか。
中西:白いご飯は炊いた?
谷口:はい。
中西:日本の食事とかあったんですか? 例えばふりかけとか。
谷口:カップラーメン。
中西:カップラーメンを食べたの?
谷口:僕は食べてないです。
川島:ある選手は食べ過ぎで怒られてました。
中西:誰? まぁいいです。で、結局セパハンにPKで負けたんですけど(2007年9月26日、等々力競技場、川崎フロンターレ0(4PK5)0セパハン)。谷口選手、もうキーパーが先に動いてたじゃないですか。左に蹴るの決めてたんですか?
谷口:はい、決めてました。あのコース、自信あったんですけど。
中西:PK、自信ありそうだもんね。
谷口:自信あったんですけど。
中西:外したことありました? 今まで。
谷口:無かったです。
中西:しかも自信を持って蹴りに行ってたものね。
谷口:はい。
中西:左に蹴るって決めてました?
谷口:はい。
中西:キーパーが先に動いてたでしょ?
谷口:はい。動きました。
中西:で、やばいと思ってギリギリに蹴ろうと思ったの?
谷口:はい。そしたら外しちゃいましたね。
中西:あの試合は谷口選手、すごく出来がよかったからね。素晴らしく。
谷口:・・・
中西:号泣してたじゃないですか。あの時は自分としてはどう?
谷口:いやもう、PKが終わった時点でロッカールームに帰りたかったんですけど。
中西:そうでしょうね。あいさつしなきゃいけないもんね。
谷口:佐原さん(秀樹)が横にいてくれたからよかったですけど。ひとりだったら下向いてたからどこに行くかわかんない。
会場:笑い
中西:まぁ、下向いてるから。あれだけ泣いたことあります?
谷口:無いですね。はい。
中西:そういう経験は、できないですからね。
清水:思ったところに蹴って外したのなら仕方がない。細工して悔いが残るよりはいいでしょう。高い授業料を払ったと思ってね、次に蹴った時は絶対に大丈夫ですよ。
中西:ナビスコカップでは延長PKというのもあるんですけど、そうしたら蹴ります?
谷口:監督が蹴らせてくれるなら蹴りたいです。
会場:拍手
中西:そういう気持ちがあれば絶対大丈夫。いつも左に蹴ってたの? そんなことないでしょ?
谷口:ほとんど左へ蹴ってますけど。
中西:言わない方がいいよ。逆にカムフラージュになるかな。まぁ右もあるよね?
谷口:右はほとんどないです。
会場:笑い
中西:関塚監督に「蹴らせるな」って言っておいて。
川島:僕が10番目に蹴って、タニが11番目。
中西:PKを蹴るのは嫌いなの?
川島:嫌いじゃないですけど、どちらかというと止める方に専念したい。
中西:止められなかったね、この間ね。
川島:そうですね。
中西:どうですか、「1本くらいは!」という感じでしたか?
川島:1本だけでも止めればチャンスあるなと思ったんですけど。あんまりカンが良くなかった。
中西:実際やってみて、セパハンはどうでした?
川島:あれだけチャンスを作れていたんで。
中西:あとは決めるだけっていう感じでしたよね。
川島:そうですね。向こうも本当に最後の最後まで頑張って守っていたんですけど。でも勝てる試合だったかなと思う分、負けた時は悔しかったです。
中西:僕は終わったあと、20分くらい動けなかったですね。入れ替え戦の次にショックだった。ホントに全然動けなくて。僕を見ていた人も多分いると思うんだけど。頭を抱えて20分、もう動けなかったです。あまりにショックで。谷口選手と同じくらいショックでした。そんなことないよね。谷口選手の方がショックだよね。すみません。決勝戦のセパハンで谷口選手は気をつけた方がいいと思う選手いますか? レッズが今度やりますけど(2007年11月7日、ACL 決勝第1戦、イラン・イスファハン、セパハン-浦和レッズ)。
谷口:セパハン?
中西:だってレッズにそういう情報を教えてあげた方がいいじゃないですか。やっぱり勝ってほしいじゃないですか、ACL。
谷口:4番の選手(ナビドキア)はすごくいい選手でした。
中西:いい選手だったね。だいたいチャンスは彼のところからだったよね。
谷口:はい。
中西:レッズは勝てるかな?
川島:ゲームとしては、準決勝の相手よりもセパハンの方がやりやすいんじゃないかなと思います。
中西:まぁ第1戦ですよね、アウェイで。あの幅の広いグラウンドで。
川島:そうですね。暗いんですよ、ピッチが。
中西:言ってましたね。暗いんですか?
谷口:暗かったです。
中西:けっこう横が広く感じた?
谷口:はい。
中西:規定よりけっこう長い。しかもマッチコミッショナーが「それでいい」なんて言ってそのままやってたみたいですけど。やっぱり広かった?
谷口:サイドは広かったですね。
中西:グラウンドは良かったですか?
谷口:はい。
中西:照明が暗いだけ? 相手のサポーターはどうだった?
川島:石を投げてた。
中西:石? 清水さんがイランでやった時も石を投げられたとおっしゃってましたね。
清水:僕らの時はカップウィナーズカップで優勝しちゃったんですよ。
中西:最悪ですね。帰れないじゃないですか。
清水:そう。センターサークルから出ていけないですよ。石だとか物を投げられちゃって。センターサークルのところに座って待ってて、ベンチからみんな逃げて。軍隊の人が見てて、サポーターが全員はけてバスが来るまで1時間半くらい待ってた。行けないからずっと待ってるんですよ。投石されちゃうから。
中西:僕はアジアカップウィナーズカップの時、香港で試合して、尖閣諸島問題のど真ん中の時に行ったんで、空港に着いてもずっと警備がついてて。チェックインのフロアに僕らしかいなくて、ピストルを持った人が立ってて。1.5軍くらいのチームで行ってて、僕がグランパスのサテライトでキャプテンで行ってたんですけど、トウモロコシの芯ばっかり投げられて。最初のコイントスとかする時も。タッチライン際に行くと危なかったですよ。でも、石は恐いですね。いい経験になりましたね。もう1回出たいですよね。
川島:そうですね、はい。
中西:サポーターもすごくいっぱい来てくれて。イランにいかれた方いらっしゃいますか?
会場:拍手
川島&谷口:ありがとうございます。
中西:聞いてて感動するよ。集音マイクにフロンターレの応援ばっかり入ってたからね。
川島:僕は試合の当日に朝、散歩に行ったらファンの方に会いました。
中西:嬉しいよね。
川島:はい。
中西:ここまで来てくれないよ、普通。だって僕、韓国に行ったじゃないですか。その時は普通にフロンターレのサポーターがたくさんいましたからね。近いというイメージで。あの悔しさを忘れずに。天皇杯もまだあるし、来年もACLに行けるように。再来年のACLか。ではナビスコカップの話をしましょうか。ガンバですけど、どうですか実際。アントラーズとガンバとどっちがよかったですか?
川島:アントラーズは今年も9月に1回アウェイで負けてるんで(2007年9月1日、県立カシマサッカースタジアム、鹿島アントラーズ4-1川崎フロンターレ)、その借りを返したいなというのもありましたけど、ガンバもリーグで順位が上のチームで、常にやり甲斐があるかなという感じです。
中西:谷口選手はどっちがいいですか、アントラーズとガンバと。
谷口:僕もガンバが。
中西:やりたかった?
谷口:はい。
中西:一昨年、リーグ最終戦で負けてますしね(2005年12月3日、等々力競技場、ガンバ大阪4-2川崎フロンターレ)。目の前で優勝されちゃったじゃないですか。そういうのないですか?
谷口:それもありますね。
中西:ないな。
会場:笑い
中西:僕がヘンなこと言っちゃったな。でも、サポーターの方はイヤでしたよね。ホームの等々力で優勝されちゃって。4-2でしたね、あの時ね。大逆転優勝で。谷口選手はガンバとはやりやすいですか?
谷口:そうですね、中盤の選手が巧い選手が多いんで、パスを回されちゃいますね。
中西:回されちゃうんだ。
谷口:回されちゃいます。
中西:誰に一番気をつけてるんですか?
谷口:やっぱり遠藤選手とか、二川選手ですね。
中西:あのへんがしっかりボール回して来るし。
谷口:はい。
中西:あとは明神選手とかミドルシュート巧いんで、気をつけた方がいいですよ。
谷口:はい。
中西:マジで。
谷口:そんなにいっぱいムリです。
会場:笑い
中西:1人で3人マークしろなんて言ってないじゃない。気をつけた方がいいよ。
谷口:はい。
中西:さっき清水さんと2人でナビスコ準決勝マリノス戦の話をしてたんですけど、1点取られてちょっとイヤな感じになったじゃないですか、2戦目。伊藤宏樹選手のシュートが決まった時、どうでした?
川島:練習でもあんまり枠に来てなかったですからね。
会場:笑い
川島:まさかあんなシュートが飛び出すとは。
中西:谷口選手はどうですか。
谷口:初めてあんなシュート見ました。
中西:練習、試合を通じて?
谷口:はい。
中西:練習の時もあんまりシュートが枠に来ないんですか?
川島:来ないですね。
会場:笑い
川島:いいとこを狙って来るんですけど、でも「あ、惜しい」みたいな感じで外れちゃうことが多い。
中西:打った瞬間に入ったという感じでした?
川島:あのボールがこぼれた瞬間に「打つのかな?」と思ったんですよ。「わっ、打った」と思ったらすごいシュートが行ったから後ろで喜んでました。
中西:谷口選手は? あのシュートが決まって結構「行ける」という感じになったんじゃないですか? すごい時に出たなと思いませんでした?
谷口:何か持ってますよね。
中西:持ってますよね。ああいうところで出るってことはね。で、中村憲剛選手にご褒美に物を買ってもらうって。どうなってるんですか?
谷口:宏樹さん、結構雑誌とかで探してましたよ。
会場:笑い
中西:「何にしようかな」みたいな。
谷口:はい。
中西:「時計にしようかな、靴にしようかな、カバンにしようかな」みたいな感じで。実際マリノスとやる前にACLで負けて、「絶対勝ってやろう」という感じでした?
川島:チームとしてなかなか勝てない試合が多かったんですけど、ACLも負けて、リーグ戦も順位的に下がっちゃって、本当にナビスコに絞るしかなかったし、みんなやっぱり初タイトルに向けて目標が一つだったので、やっぱり準決勝に勝って決勝に進みたいという気持ちだったと思います。
中西:準決勝1戦目(2007年10月10日、日産スタジアム、横浜F ・マリノス1-2 川崎フロンターレ)、谷口選手が4バックぎみに行ったじゃないですか。あれは何も本当に言われてなかったんですか。
谷口:言われてないです。
中西:いきなり当日?
谷口:そうです。あんまり僕は変わらないです、ボランチなんで。
中西:後ろはバランス的には? ずっと練習してなかったの?
川島:4バック自体は合宿でキャンプの時からずっとやってるし、試合の途中で少し守備的に入る時にもずっとやってたので、突発的にやったわけじゃないです。別にキーパーとしてもそんなに戸惑いもなかったし。
中西:清水さん、第1戦は理想的な試合運びでしたよね。
清水:ACL でアウェイゴールというのもわかってきただろうし。やっぱりそこで点を取りに出たのが正解でしたね。あれを変に守って自分たちのホームで行こうではなくてね。
中西:1点取られた時はイヤな感じじゃなかったですか?
川島:そうですね。どうなるかと思いました。まぁ失点が1だったんで、とりあえずこれ以上失点をしないようにしようと気持ちを切り替えました。
中西:でも結局勝って。谷口選手はこれで第2戦行けるかなと思いました?
谷口:はい。
中西:そうしたらいきなり1点取られて。
谷口:あれ?って。
中西:僕もやばいなと思った。大丈夫かなと思ったんですけど、実際はそのあと伊藤選手のスーパーゴールといろんな点が入って。決勝というのは川島選手は初めてですか?
川島:今まで僕は選手としてタイトルを獲ったことがないです。
中西:決勝はすごくいい雰囲気になりますよ。谷口選手はどうですか、タイトルがかかったゲームって。
谷口:Jリーグに入って初めてです。
中西:プロになって初めてですよね。あとはこの間もお話ししたんですけど、国立ですもんね。国立競技場は谷口選手はどうですか。2回目? 国立って当然人が入ってる時と入ってない時で全然違うんですが、入っていたらものすごく良い雰囲気になる。清水さん、国立は日本で一番と言っていいくらいいい雰囲気ですよね。
清水:聖地と言っては何ですけど、本当に独特の雰囲気がありますよね。やっぱりあそこでチャンピオンになったら最高だと思いますよ。
中西:国立競技場の思い出とかありますか?
川島:ないですね。初めて国立で試合したのは、オリンピック予選の韓国戦(2003年7月23日、国立競技場、日本1-1韓国)だったんですけど、その時はあんまり納得の行かない試合だったんで。
中西:じゃ、そのリベンジを。相手のガンバは昨日のゲームでマグノ・アウベス選手とバレー選手が復帰しましたけど、それは?
川島:戦力的に考えたら確実に向こうのチームにはプラスだし、こちらも警戒しなきゃいけない選手だし。やっぱりいるのといないのとでは違いますね。
中西:バレー選手とマグノ・アウベス選手と播戸選手と、誰が出てくるかわからないですけど、清水さんはメンバーを代えないとさっき予想してましたけど、一番イヤなのは誰なんですか?
川島:2人ともブラジル人で、日本人の選手にないようなパワーとか技術があるし、かといって播さん(播戸)が出てきてもすごいゴールに執着してくる部分もあるんで、誰がやりやすいというよりも、意識して止めていきたいという方が強いです。
中西:谷口選手はどうですか、自分の後ろですけど。イヤですか、バレー選手とマグノ・アウベス選手。
谷口:どっちもイヤです。
中西:自分でやっていて、こっちの方がイヤだなとか思ったことあるんですか。
谷口:どっちもイヤです、あの2人。
中西:シュートをどこからでも打てますからね。バレー選手なんか結構距離があってもいきなりとんでもないシュート打ってくるものね。ミドルとかもね。
川島:僕は大宮の時に一緒にやってるんですよ。その時は初めて自転車を買ったかなんかで、すごく喜んでました。
会場:笑い
中西:可愛いところあるね。
川島:そこでちょっと足を鍛えさせちゃった。
中西:自転車でね。ナビスコカップ決勝の指定席はもう全部売り切れで。自由席はまだ若干あるみたいですけど。
川島:バイバイン計画で。
中西:フロンターレのサポーターで国立が満員なんてね。
川島&谷口:よろしくお願いします。
会場:拍手
中西:本当にいいサポーターですよ。僕らの時は少なかったけど、いいサポーターでしたよ。知らないと思いますけど、最初は30人くらいだったんですよ。1997年はそれぐらいから始まってるんで。でもその頃も海外でも来てくれたし。フロンターレのサポーターは本当に僕は素晴らしいと思いますね。恩返ししなきゃいけないんじゃないですか。今年1年間いろんなところについて来てくれた。
川島:そうですね。そういう意味でも本当にみんなで国立で喜びたい。
中西:祝勝会は等々力でやるらしいですね、終わったら。
川島:らしいですね。
中西:試合の半券を持っていたらそのまま行けるって。
川島:まずはチケット持って国立まで来てもらって。
会場:笑い
中西:まだ若干自由席があるらしいですからね。周りの人でフロンターレサポーターを巻き込んで来ていただいてね。当日は僕は行けないんですけど。
川島:まさか結婚式とかで来ないとかじゃないですよね? まさかね。
会場:笑い
川島:あんな大事なフロンターレの試合の日に結婚式とか入れてないですよね?
中西:すみませんでした。ホントにビビりました僕は。勝った瞬間めっちゃ嬉しかったけど。めっちゃヤバいなと。
川島:その日は20分くらい呆然として。
中西:僕は真剣に悩んでた。大丈夫です。携帯でチェックしながら。それではここからは質問コーナーに移りたいと思います。
客1 :7-0いうと去年の甲府戦(2006年3月18日、小瀬スポーツ公園競技場、ヴァンフォーレ甲府1-0川崎フロンターレ)を思い出してしまうんですけど、大丈夫ですよね、谷口さん?
中西:全然わかってません。何か説明してあげてください。
谷口:あぁ・・・あれはバレーにやられました。
中西:すごいですね。そういうことも全部記憶されてるんだ。
谷口:あのシーンは僕がコースを空けちゃったんですけど、遠かったから空けてみたら。
会場:笑い
中西:だから、空けるなって。さっき言ったでしょう、遠いところから来るって。
谷口:こんなところから打ったら外れるに決まってると思ったら、後ろ見たら入ってた。
会場:笑い
中西:すごいシュートだったよね。
谷口:すごいシュートだったですね。
中西:ボーッとしてますけど、2度と同じ過ちは繰り返さないと思いますので。空けちゃダメだよ。
谷口:はい。
中西:マグノ・アウベスもダメだよ。
谷口:はい
客2 :谷口選手は2005年の最終戦(2005年12月3日、等々力競技場、ガンバ大阪4-2川崎フロンターレ)とか、今年のガンバ戦(2007年4月7日、万博競技場、ガンバ大阪2-2川崎フロンターレ)でも点を取ってるのでいろいろ思い入れがあると思うんですけど。それなりに手応えとか、やってやろうというのはあるんですか。
谷口:・・・
会場:笑い
中西:難しい質問ですね。手応えとか、やってやろうとか。この間も超巧いループシュートとか決めたじゃないですか(2007年9 月30日、等々力競技場、川崎フロンターレ1-1ヴァンフォーレ甲府)。
谷口:はい。
中西:ああいう点とかもセンスを感じるものね。
谷口:でもあのシュートは、キーパーの位置がおかしかったから。
中西:おかしいのも見えてるのは偉いと思うよ。シュートを打つ時、見えてる人あんまりいないから。じゃあキーパーの位置がおかしかったらいいシュートを決めてね。
谷口:はい、決めます。
中西:でも、点を取れるチャンスはあると思いますよ。点を取ったら勝てるじゃないですか、本能で。
谷口:はい。
中西:決まったら一緒にビデオ見ようね。
谷口:はい、本能で。
中西:本能で点取ってください。
谷口:質問の回答になりましたかね?
中西:そういうことはちゃんとわかってるよね。まぁ何とかすると思いますから。
客3 :川島選手は、得点されたりすると結構ディフェンスの選手と怒鳴りあってるというイメージがすごくあるんです。そのへんのチームワークをよくしてとか、システムをちょっと動かしてとか、ガンバ戦に向けて考えていらっしゃいますか。
川島:基本的に僕は生まれてから今まで1回も怒ったことがないんで、そのへんはちょっとわかりかねますが。
会場:笑い
川島:基本的にシステムとかは監督が決めることなんで、その指示に従うだけですけど。本当に点を取った後とかに失点するシーンが少なくないんで、そういうところでしっかりもう1回チームを集中させるためにディフェンスと話し合ったりとか、「もう1回集中しよう」という話をしています。怒ってはいないですよ。
中西:怒ってない?
川島:怒ってないです。
中西:今日の試合で痛がってたけど、できるんですか?
川島:もう全然平気です。
中西:佐原選手も痛んでたけど全然問題ないし。どういうシステムになるかわからないですけど、失点0ならPKでしか負けることはありませんから。谷口選手は今度はPKを入れるし、ね?
谷口:今度はPK入れます。
会場:拍手
中西:止めるよね?
川島:もちろん。
中西:3発くらい。
会場:拍手
川島:逆に飛ばないように。
中西:いつも思うんですけど、キーパーってどうやって飛んでるんですか?
川島:それは企業秘密です。
中西:僕いつも思うんですけど、手の届く範囲のボールにだけ反応すればいいんじゃないかって思っちゃうんですけど。
川島:それも難しいんですよ、やっぱり。ボールが出てからだとなかなか間に合わないんで。
中西:距離が近いから。そうするとやっぱりある程度予測して。
川島:そうですね、企業秘密です。
客4 :今年見た試合で印象に残っているのが、ACLの最後のセパハン戦なんですけど、PKで負けが決まった時に、川島選手が転がっているところに村上選手(和弘)が駆け寄って行って手を差し伸べたり、谷口選手が泣いている時に佐原選手が肩抱いて歩いてたりとか、いいチームだなというのを本当に感じるんですけど、一方でたくましくなっていったと思うんです。お二人には「俺たちは強くなった」っていう自信はありますか。
中西:川島選手はどうですか。
川島:僕は今年からフロンターレに来て、もうすぐ1年が経とうとしてるんですけど。
中西:どうですか、フロンターレ。
川島:本当にいいチームだと思うし、やってるサッカーとかチームメイトだけじゃなくて、サポーターも含めていいチームだと思うし。すごくいい雰囲気の中でやっているというのはあるんですけど、少し厳しさが足りないのかなと感じたところがあって、それが勝てない時期が続いたり、ACLの試合で海外に遠征したりして、厳しい時期を乗り越えることによって、チームとして成長していると実感できる部分があるし。なかなか成長できるチームって少ないと思うんですよ。そういう意味で、本当に1試合1試合しっかり課題を持って、成長を見据えてやれるのはうちのいいところだと思うし。今もシーズンの終わりにさしかかってますけど、シーズンの始めにくらべると、本当にたくましくなってきているなと思います。
中西:大丈夫?
川島:いいこと言いましたね。
中西:谷口選手は?
谷口:そんなん喋れないですよ。
中西:いやいや普通に話してくださいよ。成長したという感じはありますか。
谷口:・・・
中西:感じてないですか?
谷口:それは思います。成長させてもらってます。
会場:拍手
中西:チームの雰囲気とかもいいんじゃない?
谷口:はい。
中西:谷口選手は他のチームを知らないから。フロンターレはいいチームなんだよ。
谷口:そうですね、フロンターレはいいチームです。
中西:誰が復唱しろって言ったの。僕はいろんなチーム見ますけど、フロンターレはすごく仲がいいし、雰囲気としてはすごくいいチームだし、サポーターもこれだけ温かいし、ホームのスタジアムの雰囲気も素晴らしいし。スタッフの方もボランティアの方も素晴らしいし。そういうの見てても本当にいいチームだと思いますよね。
川島:僕も3チーム目ですけど、他のチームと比べてもいいチームだと思います。
中西:成長したところをタイトルで見せてください。
川島:そうですね。やっぱり結果を出さないと意味がない。
中西:それをぜひ。
川島:みんなと一緒に。
中西:みんなと一緒に喜んで。
会場:拍手
中西:いいなぁ。僕もJ2優勝したんですけどね。あれはタイトルと言わないと言われた。
客5 :川島選手に聞いてみたかったんですけど、等々力だとこの間のセパハンのPK戦なんかでもそうだったんですけど、コーナーキックやPKで川島選手へのコールの時と、相手へのブーイングの時と両方あると思うんですけど、どちらの方がやりやすいですか。
中西:すごく具体的な質問ですね。
川島:まぁ基本的には応援された方がやりやすいですね、気持ち的には。
中西:そうだね。
川島:ブーイングされると「俺かな?」って。
中西:そんなことないよ。基本的には自分たちの選手を応援するっていう姿勢で。その方がいいですよね。
客6 :今回中西さんも女優さんと結婚するということですけど、川島選手や谷口選手も女優さんやモデルさんと結婚したいという野望はありますか。
中西:野望か・・・聞かなきゃよかったかも。でも、聞いちゃったから。
谷口:どうやって知り合ったんですか。
会場:笑い
谷口:ソフトバンクのCMに出てましたよ。
中西:すごい出てたね。
谷口:可愛い。
中西:可愛い? 年が離れ過ぎてて問題なんですけど。ちょうどひと回り違うんで。同じ干支なので。
谷口:どうやって知り合ったんですか。
会場:笑い
谷口:それは聞いておかないとね。
会場:拍手
中西:急に喋るようになるなよ。サッカー番組です。
川島:俺らもサッカー番組に出ようか?
中西:うちの妻の友達を紹介します。
谷口:ホントですか?
中西:野望って、2人とも結婚まだしてないですよね?
川島:まだしてないです。
中西:女優とかモデルとか。
川島:結婚自体をまだあんまり考えてない。
中西:サッカーを頑張る?
川島:そうですね。
中西:他に何を頑張るんですか。谷口選手は?
谷口:そうですね。サッカー頑張ります。
中西:野望はない?
谷口:野望は・・・ありますわ!
会場:笑い
中西:谷口選手はもうトークバトルに毎回来て。みんなウケてるから。
司会:それではみなさんから一言ずついただいて終了したいと思います。
中西:ではまず清水さんから。すみません、今日はあまりお話する時間がなくて。
清水:いえ、とんでもない。
中西:森勇介選手の話をいっぱいしていただいて。多分、今、彼があるのは清水さんのおかげだと思いますけど。フロンターレはどうですか、今回?
清水:希望的な観測ですけど、ディフェンスが悪いという意味じゃないですけど、ガンバもフロンターレも非常に攻撃に特徴のあるチームだし、できれば点の取り合いを見たいなと。絶対にいい試合になると思いますよ。見ている人が本当に喜ぶような試合をしてください。今日はどうもありがとうございました。
会場:拍手
中西:そして谷口選手。どうでした?
谷口:楽しかったです。
中西:よかったです。それは嬉しいです。決勝でもゴールを取って。
谷口:頑張ります。
会場:拍手
中西:川島選手。どうでしたかトークバトルは。
川島:本当に大勢のサポーター方に来てもらって。あとは国立を満員にしてもらって、僕らもピッチで頑張るので、応援よろしくお願いします。
会場:拍手
司会:本当にあっという間の2時間になりましたけど、ぜひ試合も頑張っていただいて、このカップをゲットしてください。清水さん、どうもありがとうございました。大きな拍手をお願いします。川島選手、谷口選手、頑張ってください。
会場:拍手
司会:最後に中西さん、一言お願いします。
中西:11月3日はきっと歴史的な日になると思いますので、ぜひとも絶大なる応援を選手たちに送ってほしいと思います。今日はどうもありがとうございました。
会場:拍手

取材・文/CREW  撮影/新関雅士

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