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ぴあトークバトル スポーツ快楽主義2009 vol.66
どうなる!? トップリーグプレーオフマイクロソフトカップ
トップリーグ上位4チームによるプレーオフトーナメント「マイクロソフトカップ」。
セミファイナルを目前に控えた1月21日(水)青山ベルコモンズ9Fクレイドルホールに
トップリーグ年間王者を目指し戦う各チームの監督が集結。熱きラグビーファンが見守る中、各チームの監督のトークもヒートアップ。
日本一のタイトル「マイクロソフトカップ」はどのチームにもたされるか!?
トップリーグ上位4チームの監督たちが繰り広げたトークバトルをどうぞ!

<ホスト>
村上晃一(ラグビージャーナリスト)
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より同誌編集長。98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)、スポルティーバ(集英社)などに主にラグビーについて寄稿。現役時代のポジションは、CTB/FB。京都府立鴨沂高校卒業後、大阪体育大学に入学。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。現在はスカイパーフェクTV J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。99年、03年のワールドカップでは現地よりコメンテーターを務めた。

<ゲスト>

和田賢一(東芝ブレイブルーパス監督代行)
1972年11月10日生まれ。東海大相模高校/東海大学出身

飯島 均(三洋電機ワイルドナイツ監督)
1964年9月1日生まれ。都立府中西高校/大東文化大学出身

清宮克幸(サントリーサンゴリアス監督)
1967年7月17日生まれ。府立茨田高校/早稲田大学出身

平尾誠二(神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督)
1963年1月21日生まれ。市立伏見工業高校/同志社大学出身


後編
和田:なんかあるらしいぞ。
村上:東芝はいつも通りですか?
和田:そうですね,いつも通りプラスですね。今回はそのトップリーグの反則数NO.1になりましたので。
村上:反則数が多いんですよね。
和田:奇策じゃないんですけど、反則を減らさないとゲームにならない。
清宮:さっき飯島監督が、「累積3枚は1回試合を休んだらもう0になるんですか?」って質問をしてきまして。
飯島:そう思っていたんです。それで清宮監督に聞きに行きました。知ってました? 4枚目からまた3枚と同じような・・・3枚目を切られた選手がひとつ休んで、また4枚目が出るとまた次の試合に出られない。
平尾:そうなん?
飯島:知らないでしょ? みなさん、知ってました?
清宮:僕らが知らないんだから、会場の人は知らないでしょ? 
会場:笑い
清宮:厳しいですよね。あとベイツ(スティーブン)も。
村上:ベイツ選手も2枚ですね。
飯島:イエローカードについてはですね、私たち最後の東芝戦のときに堀江選手が出してしまって。
村上:チームとして初めてですよね。
飯島:ロッカーですごく落ち込んでいまして。「負けたことよりもみんなにすまない、すまない」って。ただ、ファンのみなさんには申し訳なかったんですけど、彼はこのことですごく人間的に成長するようになったきっかけをもらったかなと思うくらい落ち込んでいました。
村上:三洋はそれまで誰もイエローカードをもらってないんですよね?
飯島:それだけ激しくないってことでしょうか。
村上:楽勝が多かったってことでしょうか? 
飯島:全然、楽勝じゃないですよ。
村上:東芝はベイツ選手が2枚?
和田:ベイツ選手、中居(智昭)選手。
村上:ちょっともう二人ね、平尾監督が期待してますよ。
平尾:こんなことで期待していたらどうしようもないわ。
村上:自力で勝てというか。
会場:笑い
飯島:神戸製鋼さんも激しいチームですからね、その危険性は十分にある。
会場:笑い
和田:前回もやっぱりカードが出まして。その時間帯にポコーンと取られていますので、そこを直さなければいけないところだなとは。
村上:三洋は反則が一番少ないんですよね。
飯島:そうですね。私は個人的には、たぶんそういう記録はないんだろうけども、選手としては最も反則の多い選手だったんです。今の選手は反則ということに関して、私以上にチームの全員が非常に厳しいです。
村上:そういえば現役時代の話が出ましたけど、現役で清宮監督と飯島監督は対戦してますよね?
飯島:私の引退試合はサントリーさんが優勝した試合で、ちょうど花園(近鉄花園ラグビー場)で最後のワンプレーで同点になってしまって(第48回全国社会人大会決勝トーナメント決勝戦、1996年2月11日サントリー27-27三洋電機)。
村上:それでトライ数で上回ったサントリーが日本選手権にいった。あれが飯島監督の引退試合なんですか?
飯島:そうです。あれが最後でしたね。
村上:清宮監督の見事なパスでね。
飯島:それで次の年、春に熊谷ラグビー場で乱闘して没収試合になったんです。
会場:笑い
清宮:両方とも僕や。
会場:笑い
飯島:没収試合には私は出てないんですよ。ただそういうときに・・・
清宮:没収試合は、こんな話はもの凄い脱線ですよ。でも、もう言っちゃいます。あのセミィ(タウペアフェ)と僕はガチガチやってたんですよ。ボールを持って走って行ったら、フライングボディアタックをしてきたのが見えたんですよ。もう完全に首にきてた。僕がしゃがんでよけたんですよ。コケたというかよけたというか。でも、ボールはそっちのけで、「貴様!」みたいな感じになったんですね。至近距離でセミィがこう来たら、後からうちの外人が飛んできたんですね。僕の頭越しに、ワーッて乱闘になって没収試合ですよ。
飯島:会社的にはすごい大変でしたよ。新聞にも書かれましたし。そういうような教訓もあって、今の反則規定があるんです。
会場:笑い
飯島:チームをなくすぞくらい、やっぱり会社の経営陣の方に怒られましたよ。
村上:どうなんですか?
清宮:ニュースとかになってました?
飯島:結構、新聞に大きく出て。
清宮:そうだよね。
会場:笑い
村上:和田監督代行と平尾監督の対戦はないですか?
和田:いや、ないと思いますね。やっぱり常に平尾監督に使われている。
平尾:でもたぶん、東芝・・・僕も何回かもちろんゲームしていますけれどもね、やってないですかね。入っていたかもしれないですけど、たぶんやったことはないですね。
村上:清宮監督と平尾監督は?
清宮:よくやっていますよ。
平尾:飯島監督ともやっているし。
飯島:私は7年間、最初は引き分けたんですけれども、神戸製鋼さんが7連覇した間、全部神戸製鋼さんに負けているんです。私、全国大会は結構出ていたんですよ。平尾監督は全然記憶にないだろうけれども。7試合中3試合はうちの方がトライ数は多いんですけど、やっぱり反則で負けてしまった。
平尾:そういうのは負けた方がよく覚えていたりするんですよね。
飯島:勝った方は覚えていない。
村上:僕、日本選手権で平尾監督の神戸製鋼に清宮キャプテンの早稲田がボロ負けしたのを覚えてますよ(第27回日本選手権、国立競技場、神戸製鋼58-4 早稲田大学)。
清宮:僕の頭と平尾監督の歯がぶつかってね。
平尾:それでそう、その歯の痛みを思い出すたびに・・・
会場:笑い
平尾:下の歯が、こうちょっと中にクイッと入ってるんですよ。治してないんですけど。清宮監督の頭が当たって血だらけになりました。
村上:あのときはセンターに泥(成彌)君というのがいてね。
清宮:そうなんですよ。もうね、顔で抜くんですね。
村上:平尾監督が泥をサーって抜くんですよね。報道陣が試合後、泥君に「抜かれたときはどんな感じでした?」って聞いたら、「カッコよかったです」って。
会場:笑い
村上:思いっきり脱線してしまいましたね。でもね、ちょっとこういう因縁がありますからね。なんかさっきの前提で話をしていると、東芝が勝つみたいな風になってましたけれどもね。
平尾:そんな気はないですよ。
村上:そんな気はないですか?
平尾:いやいや、そんな気はないというか。もう全然、こうやるってことだけですから。
村上:あの今シーズンちょっと変わったところで、外国人枠が3人になったりだとか。あと、ELV(試験的実施ルール)とかあるんですけど。外国人3人枠になって、かなりの変化はありましたか? 和田監督代行。
和田:変化があったというか、今年入ってきてくれた外国人選手は本当にフルに力を発揮してくれて。キーマンになって要所要所で。本当に外人がキープレイヤーだと本当に感じますね。デイビッド・ヒルにしても。
村上:ヒル、いい選手を取りましたね。
和田:本当ですね。僕もびっくりしましたよ。
村上:あんなにいい選手だとは思いませんでした。
和田:本当はセンターで使おうとしたんですよ。でも、廣瀬のケガもあってスタンドオフにして。これは凄いわと。一通り全部できますし、頭も賢いですし、ゲームメイクですね。
村上:彼は18歳からラグビーをやっているんですよね。
和田:そうみたいですね。『ラグビーマガジン』(ベース・ボールマガジン社)で知りました。
会場:笑い
村上:ちゃんとリサーチしてくださいよ。平尾監督はどうですか? 外国人3人枠というは?
平尾:そうですね、どこで使うかっていうのがね。僕らもちょっとまだまだ決めかねているところがあって。僕らはフォワード3人にするか、バックスで1人使うか。相手によりけりだとは思いますけど。ただ、その質たるやはやっぱり凄いチーム力に影響するので。凄い影響力がありますね。
村上:東芝戦のときはフォワード3人。
平尾:そうですね、3人使って。
村上:今回は?
平尾:ちょっと考えようかと。
和田:わかりました。
村上:清宮監督、3人枠になって、何か変化はありました?
清宮:もちろん、あのおもしろくなったと思いますね。日本人のチーム構成、日本人だけのチーム構成だと偏りが出てくるところを、外国人を入れることによってチーム力を上げることができるので。1年で急激にチーム力が変わる可能性がありますよね。来年は今回とは違うチームがポッと出てきても全然おかしくない。リーグに緊張感を与えてくれている。
村上:飯島監督はどうですか?
飯島:うちの場合、トニー・ブラウンとダニエル・ヒーナンいう中心の選手がいて。ちょっとケガがあってですね、出てないんですけれども。残りの選手も非常に試合もそうなんですが、練習とかの態度がよくてですね。そこで、若い選手にもだいぶいい影響を与えているかなと。
村上:3人使えることによって戦い方を変えたりということは?
飯島:私たちはちょうど日本の選手も育ってきているので、バランスということで考えると入れないときがあってもいいのかなと思って、何試合かは。コリ(ホラニ・龍コリニアシ)が帰化してるんで・・・見た目はなんか、また汚いと言われますけどね。
会場:笑い
飯島:日本人なんで、それでまぁ・・・
清宮:日本人じゃないから。
会場:笑い
飯島:まぁ、3人になったことでどうっていうのはあまり、ちょっとこだわりはないんですね。劉もいるから。余計なんか使えるような感じはします。
村上:劉選手も非常にいいロックですね。
飯島:本来はフランカーなんですけど、ちょっとコミュニケーションが取りずらいみたいで。バックローとかはもう少し綿密なコミュニケーションが必要なので、今はロックなんですけれども、将来はフランカーで使おうかなって。悩みどころですね。スピードもありますし、非常に闘争心もあって。ディフェンスも強くてですね、ほとんど穴がない選手ですね。
清宮:うちにも韓国人いるじゃない、李光紋。彼は友達なんですけど、本人いわく、「オレの方が上だ」って。「ちょっと見はポッチャリだけど」って。
会場:笑い
村上:認めているじゃん!
清宮:僕が言っているんじゃなくて。
飯島:ただ、韓国時代は李光紋の方がいい選手だってことを韓国ラグビー協会は言っていましたね。私は両方とも韓国に行って試合を観て、劉さんの方が上だなって思って劉さんをお誘いしたんですけど。
村上:清宮監督は観なかったんですか?
清宮:観なかった。
会場:笑い
村上:東芝は韓国の選手はいないですかね?
和田:いないですね。
村上:逆にアジア枠1人っていうのは?
和田:今後そういうことにも目を向けてやっていかないと、チームづくりっていうことに遅れてしまうかなと。
村上:韓国の選手の何がいいですか? 飯島監督。
飯島:何がいいって、人によると思うんですけど、大きいですよね。大きいですし、体力もあるし、運動能力は劉さんに関しては、うちに来る前は陸上のトップ選手だったっていうことで、100メートルを11秒代で走れますし。非常に体が大きいのにバランスがいい。ただまぁ、もちろんいい選手も悪い選手もいるのは同じだと思うんですけど。
村上:平尾監督は韓国の選手はいないですよね?
平尾:そうですね。でも、それはなんていうんですか、我々もそういうネットワークを持ってですね、やりたいとは思います。ただ枠があるからということで、その枠を必ず使わなければいけないということでもないですし。なんていうんですかね、あまり意識しすぎてもどうかなと。もちろんいい選手がいたら欲しいなとは思いますけど。
村上:えっと、ちょっといろいろな話をしてかなり時間が経ってしまいましたが、このへんでお客さんに質問を先ほど紙に書いていただいたものがありますので、それを見ながらまた話を進めていきたいと思います。
Q1.私の周りではラグビーはルールがとても難しいと言って、誘ってもなかなか観戦に付き合ってくれません。何かいい誘い文句があれば教えてください。
村上:清宮監督どうですか?
司会:ちなみにサントリーサンゴリアスのファンだそうです。
清宮:千葉の方ですか?
司会:千葉です。
清宮:そうですね、観戦ツアーを企画して。秩父宮の試合があれば、その前後でサントリーの選手と一緒にお茶、もしくは食事ができるとか。
会場:笑い
村上:企画してもらえたらサントリーは乗ってくれます?
清宮:もちろん。
村上:じゃあ、ファンのみなさんの企画に乗っかってくれるということで。
清宮:女性限定で。
会場:笑い。
村上:そっちですか。で、来るのは独身だけで?
清宮:いや、そんなことはないですよ。
村上:他に何かいいアイデアは?
平尾:まぁ、「いい男がおるで」みたいな。意外にビジュアル的なことも必要じゃないですか。きっかけがあれば、行ったら行ったで競技としてはおもしろいと思うので。初めはなんにも知らないし、ラグビーを観てもルールがわからないとかね。そういうことがやっぱりちょっとバリアになってしまって、なかなか初めの一歩が踏み出せないんじゃないかなって。もう少し単純なところで誘っていただいて。観ていただいたら緊迫感とかですね、こんな凄い音がする競技はなかなかないと思うんですね。初めの誘いの文句はね、「いい男がいる」とかなんか、そんなんでどうかなって思いますけど。
村上:神戸製鋼にはどんないい男がいてますか?
平尾:いっぱいおるやないですか。大畑(大介)とか後藤(翔太)とかもカッコイイし。
村上:そんなもんですか?
会場:笑い
平尾:不十分ですか?
飯島:因みに僕が高校生のときにですね、女性をデートに誘うときは「平尾さんを観にいこう!」と言うとですね、必ずみんな観に行ってましたね。
村上:持ち上げてます?
飯島:いや、本当です。
村上:去年のトークバトルで、清宮監督が宮本(勝文、前三洋電機ワイルドナイツ監督)さんを持ち上げて持ち上げて試合で叩きましたからね。
会場:笑い
村上:でも、本当にそういう時代でしたね。平尾監督は大スターでしたよね。
飯島:平尾さんが秩父宮から出てくると、ワーッて人だかりになってね。2歳しか違わないのになんだこの違いはって。
会場:笑い
飯島:同じラグビーをやっているのに。
平尾:当時は全然関係ない。
飯島:でも、それが自分の、ラグビーに対するモチベーションになるんですよね。
会場:笑い
飯島:平尾さんに勝ちたいという。
平尾:ちょっとひねくれとるでしょ? あまり健康的じゃないのよ。
村上:和田監督代行はどうですか?
和田:そうですね。平尾監督が言ったことが全てかなとは思う反面ですね、人と人が真剣な眼差しでぶつかりあうことというのは臨場感じゃないですけど、本当にグラウンドでしか、ナマでしか味わえないものを観に来てくださいって言ったらどうなんですかね。
村上:・・・そうですね。
清宮:あまり反応がないから。村上さん的にはダメなんだ。
会場:笑い
平尾:エエ男の方がいいかもしれないですね。
村上:そうですね。
和田:撤回します。
会場:笑い
村上:東芝のいい男をちょっと教えてください。
和田:顔が変わってますからね、痛いプレーをして。
村上:もうみんなガチガチ当たりすぎて顔がボコボコになっちゃてるんだ。
和田:年末のクボタ戦(2008年12月21日、フクダ電子アリーナ、東芝ブレイブリーパス40-10クボタスピアーズ)のときに大野が打ちましてみるみる顔が腫れて、渡邉(泰憲)が起き上がろうとする大野に「寝とけ」と。「ヤバイ」と。その後また廣瀬と大野がぶつかってですね、今度は廣瀬の膝がいっちゃったんですよ。そう考えると、その崩れた、崩れたって・・・
会場:笑い
和田:パンパンの顔になりながらの大野、廣瀬、あとは熱い男・冨岡(鉄平)とかですね。
村上:東芝って色気がありますよね。なんか、かっこいいですね、東芝の選手。
会場:拍手
和田:ありがとうございます。
司会:J SPORTSで今回のトークバトルはダイジェスト版が流れますので、誘うきっかけにこの番組を使っていただいて。
村上:男前の選手はちゃんとスーパーで入っていると思うので。三洋も出しましょうか、男前。
飯島:どうなんですかね。本人は言われるのを嫌がっているんですけれども、同じ名字だから言うわけではないですけど、ロックの飯島(陽一)。お母さんがハンガリーの方で、長野の出身でですね、カッコイイのが子供の頃凄いコンプレックスだったみたいで。だから、女性の話とかに参加したがらない。ただね、やっぱり見た目はね。
村上:サントリーのお男前は?
清宮:北篠純一。
村上:ああ、頷いた人もいますね。
清宮:男前? 出るんでしょ?
村上:出ます。
司会:顔写真付きで出ますので、これをきっかけに誘ってみてください。あとはスタジアムに来たら絶対に楽しいというのはわかると思いますので。
村上:ユウさんの声も聞けますしね。
司会:はい。間違えないようにがんばりたいと思います。では、次の質問にいきます。これは同じ質問がたくさんあったんですけれども。
Q2.相手チームからもし1人引き抜くことができるとしたら誰が欲しいですか?
村上:おもしろいですね。和田監督代行から順番にいきましょうか。
和田:僕はですね、やっぱり会場に来ていただく誘い文句としてイケメンってことは・・・
村上:しつこいですね。
会場:笑い
和田:神戸製鋼さんのビデオを観ているなかでパスカ・マパカイトロ選手ですか。非常にいいですね。
村上:平尾監督、そう言われてますけど。
平尾:いや、いい選手だと思います。今年は凄いやっぱりいいですよね。対東芝さんということを考えたらかなりイヤな感じはしますよね。
村上:平尾監督も他のチームから1人引き抜くとしたら?
平尾:ここのなかで?
村上:そうですね。
平尾:次、東芝さんと対戦させてもらうので、そうですね。やっぱりヒル(デイビット)選手。
会場:笑い
村上:菊池選手と交換みたいな?
平尾:いや、菊池は避けたいね。彼の一番いいポジションがどこかっていうのがあるんで。やっぱりこう専門的なスタンドオフとしては非常にこうなんていうか影響力がありますよね。外国人選手がちょっとこう、インサイトバックの方に1人いるとだいぶゲームの様子が変わるのは間違いないので。
村上:それはなんなんですかね、スタンドオフは外国人選手が多いですけど。
平尾:それだけ日本のインサイトバックのプレイヤーで、ゲームメイクを自分たちでできるっていう選手が僕は少ないと思うんですよね。パスがうまかったりキックがうまかったりする選手は多いと思いますが。状況に合わせてゲームの流れを掴むとか、もっと言うと変えてしまうとかですね。そういうような駆け引きとかですね、こういうものの能力っていうのは向こうの選手の方がレベルは高いなと思いますね。そういうところを感じますよね。
村上:清宮監督は他のチームから1人取れるとしたら誰ですか?
清宮:いいですか?
村上:はい。
清宮:今年のコリニアシ選手。龍コリニアシ。去年のシーズンだと、まぁまだまだ荒いところがあったんですけど、今年はもの凄い伸びてますね。
飯島:練習もしますし、頭がいい選手なので。毎年毎年伸びている。彼は24歳くらいまでは・・・
清宮:25歳じゃない?
飯島:入って1、2年は出られなかった。
清宮:Bチームで試合をしていると必ず出てくるんですよ。
飯島:体もふた回り、2倍くらいは大きくなって。
清宮:去年、今年で一番伸びているのは彼じゃない。
村上:もらえるもんならコリニアシ選手が欲しいと。
清宮:うん、日本人らしいし。
会場:笑い
村上:飯島監督は誰か?
飯島:平尾監督じゃないですけど、デイビッド・ヒル選手が調子もいいし一番・・・
清宮:サントリーからじゃないの?
会場:笑い
村上:ここまでみんな、そう言い合っているのに。
飯島:最もいい状態、たぶん彼のラグビー人生の中でも一番いい状態だし、調子も乗っていると思うから。サントリーさんで非常に怖いのはライアン・ニコラス選手。あれだけの大きさで、思い切りだったりとかスピードとか非常に素晴らしい選手で、わかっていても止められない選手ですね。
村上:先ほどの記者会見でも、清宮監督はキーマンはニコラス選手と言ってましたね。では、次の質問。
Q3.今年は地方開催の試合が多くありましたけれども、ここは凄いという競技場があれば教えてください。村上さんも含めて。
村上:どこがいいかっていう話ね。神戸と豊田スタジアムは素晴らしいですよね?
飯島:凄いですよね。
村上:じゃ、神戸のホームスタジアムの素晴らしいところは?
平尾:いいと思いますよ。
村上:どういう風に、こう他とは違うんですか?
平尾:やっぱりサッカーのワールドカップにも使われたし。もの凄く、こうなんていうんですかね、クリアしなければならないハードルが高かったんですね、競技場として。屋根を付けなければいけないとか。さまざまなところから、非常に設備としての満足度は使う側にすれば高い競技場ですね。
村上:インタビュールームも広いし。素晴らしいですね。豊田スタジアムはお尻が温かくなるんですよね? スタンドのイスがね、寒くないんですよ。
飯島:トヨタさんと試合をする前にそれにみんな感動して、一般の人がいるのに、「ここ温かいぞ! 温かいぞ!」って。
会場:笑い
村上:座ってもたれると温かくなる。
飯島:凄いんですよもう。上の方まで高くて。上の方は怖くないかなっていうくらいこう反り立ってて。
村上:この間トヨタとの試合のときに飯島さんとかウロチョロしてましたもんね、スタンドを。
飯島:そうでした?
村上:和田監督代行はどうですか?
和田:環境というか、鹿児島の鴨池(鹿児島県立鴨池陸上競技場)で試合をしたときに、施設じゃないんですけど、鹿児島の方々の応援ですか。私たちが合宿をはっているというのもあるんですが、本当にホームとして戦えるような。ただ、負けたんですけどね。
会場:笑い
和田:神戸製鋼さんに負けたんです。鹿児島のグラウンドで、できたっていうのはそういう面でよかったです。今はその設備の話でしたけど、サポーターを含めるとよかったです。
司会:お送りしてきました「ぴあトークバトル」もですね、お別れの時間が迫ってまいりました。村上さん、もうあっという間のトークバトルだったんですけれども。お別れの時間が迫ってまいりましたので、最後に監督のみなさんにお立ちいただいてですね、今日集まっていただいたみなさま、そしてテレビを観ている方に、一言ずつメッセージをいただきたいと思います。すみません、みなさんお立ちになって前の方でお願いできますか? よろしくお願いします。
村上:たっぷりしゃべってください。
司会:和田監督代行からお願いします。
和田:初めてのトークイベントということで、参加させていただきまして、凄くいい貴重な時間をいただいたなと。また、不慣れなものでなかなか思うようにしゃべれず申し訳ないです。本当にみなさんのですね、ラグビーに対する熱い気持ちが伝わってきました。私たちはグラウンドで、また観にいきたいと、ラグビーってやっぱりいいなと思うようなゲームをしてみなさんの期待に応えたいと思っておりますので、2月1日から始まるマイクロソフトカップにみなさんの絶大なる応援をよろしくお願いします。
会場:拍手
村上:では、平尾監督お願いします。
平尾:僕もこの企画に出るのは初めてでした。この企画は見るより出る方がおもしろいですね。また来たいなと思いました。出られるように、またがんばりたいと思います。マイクロソフトカップに出られることを大変光栄に思いますし、ましてや1試合目に東芝さんとやらせていただけることを大変光栄に思っています。しっかりとしたゲームをして、マイクロソフトカップをさらに盛り上げたいと思います。どうもありがとうございました。
会場:拍手
司会:お二人に握手をしていただいて。
会場:拍手
司会:2月1日秩父宮ラグビー場で対戦いたします。
村上:清宮監督、お願いします。
清宮:花園ですが、サントリーはそうやって勝ったかということをみなさんに観て楽しんでいただけるような試合をして、東京でファイナルをやりたいなと思います。ハイ、がんばります。
司会:ありがとうございました。
会場:拍手
飯島:本当に先日はですね、みなさんの期待を裏切るようなラグビーを終了間際にしてしまったので。あの20年くらい前かな、平尾監督のところのウィリアムス選手(イアン)に50m独走されて負けてしまった試合(第43回全国社会人大会決勝トーナメント決勝、神戸製鋼18-16三洋電機)のことを何回も言われるんですけれども。後世に語り継がれるような試合をしてですね、ぜひ優勝したいと思います。よろしくお願いします。
会場:拍手
司会:では、握手をしていただいて。
会場:拍手
司会:花園での対戦、楽しみにしております。お送りしてきました「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義vol.66~どうなる!? トップリーグプレーオフトーナメントマイクロソフトカップ~」。これにて終了させていただきます。たくさんの興味深いお話を聞かせてくれました4チームの監督のみなさんに今一度 大きな拍手をお願い致します。素晴らしい戦いを期待しています。
会場:拍手
村上:最後の方で、飯島監督がやっと調子が出てきたんですけどね。調子が出てきて最後、マイクまで飛ばして。飯島監督は遠いのでそろそろ帰らないといけないので。
司会:平尾監督もですよね。
村上:平尾監督もこれから神戸に行かれる。
司会:今日、バースデイパーティがあるんじゃないですか。
村上:そうですね。
司会:トークバトルも終了なんですけれども、村上さん、いよいよ2月1日からマイクロソフトカップセミファイナルがスタートですけれども、今日のトークバトルを振り返ってどうでしょうか?
村上:やっぱり意外にみなさん仲がいいので、もうちょっと僕は平尾監督と清宮監督をバチバチいかせたかったんですけど、ほとんど気が合ってまして、控室でもわりと和やかに話されていたので、ちょっと期待通りにいかなかったんですけれども。本当に、花園の三洋とサントリーはわからないですね。これはもう全然わからないです。東芝と神戸はちょっとやっぱり東芝の方が上かなとは思うんですけど。でも、一発勝負はどうなるかわからないですし。三洋とサントリーがここで当たるっていうのが。開幕戦でやったときは三洋が勝ちましたけど、あのときはトニー・ブラウンもいましたし、また全然違う試合になると思いますね。
司会:楽しみですね。2月1日、村上さんは?
村上:僕は花園ですね。別に観たいとこにいくわけじゃないですからね。決まってるんですよね。東芝とサントリーかなって思ったんですけど。
司会:残念ながら花園の方はナマで観ることができないという方も多くいらっしゃるかもしれませんけども、ぜひJ SPORTSを通じて熱狂を感じていただきたいと思います。
村上:マイクロソフトカップはテレビマッチオフィシャルが導入されます。ビデオレフリーですね。これはセミファイナルもファイナルもありということなんで、そのへんのこう微妙なトライはちゃんと映像で確認して判定すると。
司会:これはトップリーグでやるのは初めてですか?
村上:一回ね、代表選で試しでやって、今回トップリーグでは初めてですね。
司会:今日お集まりのみなさまに最後一言お願いします。
村上:はい、マイクロソフトカップは非常におもしろい試合になると思いますし、この4チームはきっとこの後の日本選手権でもまた主役になっていくと思いますので、ぜひグランドとJ SPORTSでご覧いただければと思います。また僕も会場にいますので、声をかけていただけたらと思います。ありがとうございました。
司会:村上さんでした。どうもありがとうございました。Thank You Very Much!
会場:拍手
司会:村上さんは花園なんですけれども、僕は秩父宮ラグビー場でいつも通りですね、選手紹介からいろいろと叫びたいなと思います。特にいつも毎試合、僕が会場でよく心がけていることなんですけれども、やはりフィールドに立つ選手一人ひとり、やっぱり魂を込めて僕はいつも選手コールをしているんですけれども、いつも通りかより一層魂を込めてですね、スタメン発表をしたいと思いますし、みなさんが盛り上がられるような場内MCもしていきたいと思いますので秩父宮に来られる方はですね、一緒に盛り上げて選手たちに戦うパワーを送ってそして素晴らしいゲームを期待しましょう。よろしくお願い致します。「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義vol.66~どうなる!? トップリーグプレーオフトーナメント マイクロソフトカッ プ~」。最後までお付き合いどうもありがとうございました。パトリック・ユウでした。それではまたみなさん、スタジアムでお会いしましょう! Thank You Very Much ! バイバイ!

取材・文/CREW 撮影/新関雅士

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清宮克幸
平尾誠二