後編 | 水内:どういう生活でした? あそこって、コンドミニアムでしょ? 大竹:そうですね。 水内:毎日一緒に4人で、いてウノとかやるの? 会場:笑い 大竹:浄さんはウノをやってました。 会場:笑い 水内:え、入らないの? 大竹:僕はメンバーじゃないので。 水内:え? 「一緒にやろーぜ」とか言われないの? 大竹:いや、もう決まってるんですよ、やるメンバーが。 水内:それ、入れてもらえないのって、結構面白いエピソードなんですけど。 会場:笑い 名波:いや、「入れて」って言ってないからさ。 水内:なんか面白いっていうか、「ずっとこう見てるんですけど、入れてくれないんですよねー」とかって。「入れてください」って言わなかったの? 大竹:いや、言えないですね、ちょっと。 水内:まだそんなに気を遣ってる感じ? 大竹:いや、そういうわけじゃないんですけど。 水内:嫌いなの? 会場:笑い 大竹:違います、違います。もう白熱してるんですよ、結構。 水内:あ、もう入れないんだ? 大竹:入っていけなかったですね。 水内:ウノは比較的、メンバーが決まってるなかでやるからね。さあ、野澤選手。爆笑エピソードがあったという。 名波:「大爆笑!」ってね、さっき楽屋の方で言ってたからね。 水内:「これは面白いですよ」って言ってたよね、どんな? 名波:滑らないですからね、鉄板ですよ。 会場:笑い 水内:因みに、合宿はどこでやったの? 野澤:沖縄です。 水内:フィンランド代表と、対戦したもんね。 野澤:そうですね、沖縄で10日間くらいやったんですけど。 水内:沖縄のどこでやったんですか? 野澤:恩納村(おんなそん)っていうところで。 水内:恩納村ね、字だけわかる。 野澤:わかりますか? 水内:なんかあの“恩”っていう字でしょ? ソンは“村”ね。 会場:笑い 野澤:そこでなんですけど、あの反町監督になって、練習のなかでソフトボールとラグビーをやりました。 名波:ふーん。 野澤:で、そのラグビーをやるのに、ラグビーボールを買いに行くっていうので・・・ 水内:ラグビーボールじゃなきゃダメなんだ。 野澤:ラグビーボールでちゃんとラグビーをやりたかったらしくて。でも、なかなか見つからなかったらしくて、沖縄県全体のショップを回ってラグビーボールを見つけてきたみたいです。 水内:あったんだ? 名波:あったの? 野澤:ありました、はい。 水内:え? 名波:からの? 野澤:からの、ソフトボールのときの反町監督の始球式のフォームが一番面白かったです。 水内:どんな感じだったんですか? 野澤:なんかこう、上野(由岐子、ルネサステクノロジ、北京オリンピック金メダリスト)選手バリにこう腕を回して投げたんですけど、球はショボかったですね。 水内:うまく投げられなかったんだ? 野澤:はい。 水内:それと? 野澤:からの? 名波:今自分で言った? 水内:ソフトボールの道具はあったんだ? 野澤:ソフトボールの道具もたぶんどこかでレンタルして。前の日に、左投げのヤツはいるかみたいな質問をされて。みんなで何の話なんだと話してたら、次の日ソフトボールでしたね。 水内:別にいいじゃん、左だろうが右だろうが。 野澤:グローブの右利き、左利きがあったんで。 水内:名波はどっち? 名波:左。 水内:大竹選手は? 大竹:左ですね。 水内:因みに、僕も左なんだけどね、足だけ右なんだよ・・・ごめんね、いろんなスポーツをやるわけなんだ、反町監督って。 野澤:そうですね。もちろん遊びの部分も含めてなんですけど、ただラグビーのトレーニングが一番キツかったですね。みんなよくわからないし、走って。 水内:タックルしようがないしね。ヘッドギアは借りなかったの? 野澤:ヘッドギアはしなかったですけど。 水内:ラグビーは初めて聞いたね。レッズはバレーボールとバスケットをやってるよ。 野澤:あ、そうなんですか。 水内:球を使うってことが、なんか大事なんだって。 名波:ピクシー(ドラガン・ストイコビッチ、名古屋グランパスエイト監督)もそうだもんね。 水内:そうそう、球技ってやっぱり・・・ほら、サッカーだけうまくても野球が下手なヤツとかいるでしょ? 名波:いるね~、いるいる。 水内:オンナ投げのヤツとか。お前ちゃんと肘から出せよって。野球できる? 大竹:ボチボチできます。 水内:ボチボチできる? ま、キーパーだからね。 野澤:そうですね。 名波:野澤選手はなんでもできそうなタイプだよな、バレーとかバスケも。 野澤:ある程度は。 水内:そうだね、アルビレックス新潟でナンバー1だもんね。なるほど、わかりました。次にいきまして、3番目は「今シーズンの新加入選手と、ご飯を食べに行った」。まぁ、野澤選手は自分が新加入ですもんね。周りが全員新加入だもんね、自分から言わせれば。 野澤:まずは親睦を深めるには、メシを食いに行くことが。 水内:移籍自体は初めてじゃないと思いますけど、どうですか? ずっとアルビレックス新潟で実績のあるなかで湘南ベルマーレに行って、年下はもちろん、年上は? 野澤:年上が5人くらいですね、ブラジル人二人も含めて。 水内:あ、トゥット選手とか? 野澤:ジャーンもいますし。 名波:アジエル選手は? 水内:アジエル選手は結構、若いんだよね。 名波:下なんだ。 水内:どうですか? 日本人のなかでは結構ね。 野澤:そうですね、上の方なんで。 水内:ものすごい上の望(加藤)さんは辞めちゃったからね。 野澤:コーチとして、今は一緒に混じって紅白戦やってますね。 水内:あの人は、まだ現役復帰を狙ってるね。どうですか、もう大丈夫だと思いますけど。最初の頃っていうのは、なんかそういう術みいたいなのってあるんですか? こうやったらうまくいくなみたいな。 野澤:すごい若いチームでみんな冗談も言い合ってるし。監督もそこらへんは全然ノータッチというか、一緒になってくれるんで、すぐに打ち解けられました。全然大丈夫でしたね。 水内:監督を知ってるっていうのも大きいよね。 野澤:そうですね、はい。 水内:やっぱり直接言われたの? 反町監督から。 野澤:いや、直接電話とかそういうのはありませんでした。でも、呼ばれました。 水内:で、もうすぐに行こうと? 野澤:はい。 水内:反町監督のもとで。 野澤:はい。 水内:淳(鈴木、アルビレックス新潟監督)さんより反町監督だと。 会場:笑い 野澤:これ、ヤホーに流れるんですか? 会場:笑い 名波:ヤフーだよ、ヤフー。 野澤:あ、はい。なのであの・・・はい。5年振りにまた一緒にやらせてもらって。 水内:やっぱり反町監督も、この5年間でオリンピックの監督をやったりして、いろいろと経験を積んで変わりました? 機械を使うことになったっていうのはわかりましたけど。 野澤:そうですね、あまりベースは変わらないんで。僕とか一緒に新潟から来た寺川(能人)なんかは、今やってるミーティングはもう100回くらいは聞いてるミーティングだって言ってます。 水内:基本的に言ってることは一緒なわけだ。そういう意味では、すごくもう馴染んで。湘南の街はどうですか? 野澤:湘南の街ですか? いやー、まだわからないですけど。なにか聞いた話によると、あまり平塚で湘南と言うと・・・ 水内:怒られるよ。 野澤:怒られるみたいなことを聞いたんで。 水内:江の島の方じゃないと湘南って言わないと。 野澤:なので、「どこ?」って聞かれたらちゃんと「平塚」って答えるようにしてます。 水内:なるほどね。じゃ、選手同士とももう本当にみんな仲良くなって? 野澤:雰囲気は凄くいいです。 水内:ゴールキーパーはどうですか? 他の選手もそうですけど、ゴールキーパーの練習とか。 野澤:そうですね。キーパーコーチも今年から新しくなった。 水内:誰がやってるんですか? 野澤:齋藤誠一さんっていうんですけど、凄く若いし。 水内:ま、でもそういう新しい環境で今シーズンはやるわけですけれども、J2は長いですよ。 野澤:そうですね。 水内:楽しみな部分はありますか? 野澤:新潟時代、J2の経験もあるんで、またすごい久しぶりに戻ってくることになりましたけど、上がる楽しみっていうのはありますね。 水内:逆にJ1に上がってね。 名波:昇格したときにいたんだもんね? 野澤:そうですね、はい。 名波:そういう経験もあるから非常に大きな戦力だとは思いますよ。 水内:味わいたいよね。 名波:因みに僕は、湘南ベルマーレをJ2の2位に推してますからね。 水内:あ~。 名波:というのも、アジエル選手がJ1レベルの外国人だから。彼の力と寺川選手と、坂本(紘司)選手でしょ、ボランチが。 野澤:はい。 名波:もう、いいチームになると思いますけどね。 水内:1位じゃないんだ? セレッソが1位なんだ? 名波:セレッソは抜けてる、サブも含めてね。そこがやっぱり51試合っていうスタンスで考えると。湘南ベルマーレも3位に入ればいいんだからね。 水内:自動入れ換えですからね。だから、去年のジュビロは落ちてるんだよね。 名波:言わないで。それは言わないで。言われると思ったけどさ。 会場:笑い 水内:大竹選手、笑っちゃダメでしょ? 会場:笑い 名波:大人の対応! 水内:アイツ結構、傷ついてるんだぜ。「あんなことまで言っちゃった」みたいな。なるほど、わかりました。さ、大竹選手。大竹選手は今シーズン新加入の選手とご飯を食べにいきましたか? 今シーズン、何人くらい新加入選手は入ったんですか? 大竹:今シーズンは4人ですね。 水内:4人のうち自分より下は? 大竹:下とはもう普通に行きましたね。あとはチームみんなで食事に行く機会があって、そのときに一緒に行きましたね。 水内:誰と行ったんですか? 大竹:みんなで。 名波:それは行ったうちに入るのか? 強制的に全員、一緒だぞって感じでしょ? 水内:なんかついてったら、みんなで食事だったみたいな。自分がこう、後輩を誘ってご飯を食べたとかさ。 大竹:そしたら、後輩の2人と行ったくらいですかね。 名波:でも、行ってるんだね。 水内:誰を連れてったの? 大竹:米本(拓司)と草民です。 名波:おごったの? 大竹:そこは、はい。 名波:そういうことをみんな知りたいと思うからさ。 会場:笑い 名波:「割り勘で」って言ったら、お客さんもみんな笑うと思うよ。 水内:まぁ、でもプロ2年目ですからね。給料上がったでしょ? 大竹:は、はい。 水内:それは、ご馳走してあげないとね。 大竹:そうですね。 水内:中村北斗選手なんかは一緒にご飯は食べてないんですか? 大竹:ご飯は食べてないですけど、もうかなり仲良くなりました。 水内:どう? 使える? 大竹:凄いです、やっぱり。 水内:凄い使える? 大竹:はい・・・あ、はい・・・凄いです。 会場:笑い 水内:彼の身体能力はまたすごいですからね。じゃ、ご飯を食べに行ったんだね。でも、去年新人で入って、かわいがってもらえた先輩とか、いつも一緒にご飯を食べに行く先輩とかはいないの? 大竹:えっと、長友(佑都)クンと梶山クンにはすごいかわいがってもらいましたね。 水内:そういう場合は梶山選手払い? 梶山選手と長友選手は同い年かな。 大竹:いや、長友クンが1コ下ですね。 水内:梶山選手払い? 大竹:はい。 水内:ですよね~。おいしいものを食べさせてもらってる? 大竹:はい。いろいろ連れてってもらいました。 水内:そういう選手には、ずっとついていきなさい。 大竹:はい。 水内:名波さんもついていくとかわいがってくれるよ。 名波:ご飯代は出しますよ、バンバン。ただ、「本がないです」って電話をかけてきても、「自分で買えよ」って。そこは甘やかさないところ。 会場:笑い 水内:それはな。でも、かわいがられるでしょ、先輩に。自分では思わないだろうけど。 大竹:はい。 水内:僕もよく言われたんですよ、「かわいがられるでしょー」って。 名波:水内はそういうタイプだよね。 水内:思いっきり長いものに巻かれますから。でも、大事なことですからね。後輩もかわいがって。ちょっとうまいヤツだったら、無視すればいいし。 名波:水内はそういうタイプだよね。 会場:笑い 水内:いやいや、そんなことない。次に4問目ですけど、「チーム内に気になる選手やライバルや嫌いなヤツがいる」・・・あ、嫌いなヤツはなかったわ。大竹選手は? まず気になる選手。いろいろな意味の気になるでいいですよ。 名波:大竹選手はNOにしなかった? 大竹:はい、NOです。まずは自分が。人とかじゃなくて、自分ががんばるしかないんで。あんまり気にしてらんないなと思って。 水内:自分の持ち味を出して試合に出るってことだね? 大竹:はい。 水内:気になる選手は特にいないんだ? あの選手はなんであんなんなんだろうとかさ。例えばそうだな、僕がレッズにいたときは、なんで岡野(雅行、TSWペガサス、香港足球聯賽)選手は髪を伸ばしてるんだろうみたいな。 会場:笑い 名波:気になるね。 水内:気になるでしょ? で、入ってきたばかりのときに「なんで?」って言ったら、「わかんない」。それが一番わかんない。「わかんない」って言ってね。「なんか、長いじゃない、邪魔じゃん。だから、髪の毛を結わいて試合をしたの。そしたら周りが見えすぎて危ない」って。 会場:笑い 水内:脇の方から人が近づいて来るって気づくと危ない。わかんない方がいいとかって言って。そういうのを気になっちゃうわけ、オレは。そういうのもいないんだ? 大竹:今、思い出せないんで。 水内:では、宿題ということで。今度3月14日にレッズ戦で会うから(埼玉スタジアム、浦和レッズ-FC東京)。オレは行ってるから。そのときに誰が気になるかを。 大竹:わかりました。しばらく宿題ということで。 水内:野澤選手は、気になる選手は? いっぱいいるでしょ? みんな新しいもんね。 大竹:そうですね。ここ本当はNOにしようと思ったんですけど、ちょっと水内さんが・・・ 水内:なんでオレのせいにするんだよ。じゃ、特にないんだ。 野澤:そうですね。でも敢えて言うなら、阿部ちゃん(阿部吉朗)の頭がデカイのが。 水内:阿部ちゃん? 阿部祐大朗選手? 野澤:じゃなくて、阿部吉朗。 名波:あぁ、ちっこいのね。 野澤:流通経済大学の。 水内:言葉が悪いですよね。彼、そうだね、頭でかいんだ。 野澤:でかいです。みんなから言われてます。 水内:去年、出場していたキーパーは誰だった、? 野澤:金永基クンっていって・・・ 名波:在日の? 野澤:はい。 名波:背の大っきいね、すごいひょろっと大っきい。 水内:野澤選手はレギュラーポジションは取れそうなんですか? 野澤:そうですね・・・ 水内:練習試合を通してきて。 野澤:ま、いい感じできてると思います。 名波:何を言わせたいの? さっきから何を言わせたいの? 水内:いや、別に。軽くこう現役選手から監督批判を・・・ 名波:毒! 毒流れるから。 水内:そうそう、流れてるんだった。あくまで僕が言ってるだけですからね。お客さん、メモとか取らないでくださいね。 会場:笑い 水内:さぁ、続きまして、「他チームに気になる選手やライバルがいる」。大竹選手、これもいない。 大竹:特にそうですね、やっぱりさっきも言った通り、自分ががんばろうと思います。 水内:自分なんだ。自分のこと好き? 大竹:好きではないですけど、別に。 水内:好きでもないんだ。じゃ、憧れた選手とかは? 大竹:小さい頃もそうだけど、小学校のときはやっぱり名波選手。 会場:拍手 名波:大竹選手にコカ・コーラを30箱くらいお届けして。 水内:でも、僕がなんか聞いたのは中村俊輔(セルティック、スコティッシュ・プレミアリーグ)選手だっていう話だけど。 名波:あれ? あれあれ? 大竹:ちょっと・・・最初は名波選手でした。 名波:最初はね、時代でね。時代背景を追っていけばそうなるよね。 水内:どっかでポコンって変わったからね。2000年くらいかな、パって変わったからね。日本のレフティーとはみたいな。 大竹:そうかもしれないです。 会場:笑い 水内:ちょっと泣き入ってるでしょ? 名波:大竹、言い返せよ。かわいいヤツだな。 水内:19歳でしょ? 19歳だからJリーグが始まったときが、2歳とか3歳とかだもんね。じゃ、何歳くらいのときからJリーグを観るようになりました? 何年生くらい? 大竹:Jリーグは2、3年生くらいですかね。 水内:7歳、8歳、9歳くらいか。 大竹:そのくらいですね。 水内:じゃ、そのとき名波さんはバリバリ? 大竹:そうですね。ジュビロが好きだったんですよ。 名波:You、来ちゃいなよ。 会場:笑い 名波:You、来ちゃいなよ。 水内:You、行っちゃいなよ。即レギュラーだって、ジュビロなら。 名波:なんで? 大竹:なんか7番のマフラーとか持ってて。 名波:You 、来ちゃいなよ、本当に。 水内:そのときさ、もしかしてヴェネチアに行ってなかった? 大竹:いや、まだ行ってないです。 水内:じゃ、本当に憧れだったんだ? 大竹:そうですね。試合を観に行ったりしてました。 水内:こっちであるときに? で、なんでFC東京に入っちゃったの・・・あれ、まだFC東京はなかったか、小学校のときは。 名波:ないね。 水内:でもまぁ、FC東京の下部組織からずっと先輩を観てきたけども、中村俊輔選手だったんだ、その後は。 大竹:いや、俊輔選手も好きだったんですけど、やっぱ名波選手も好きでしたよ。 名波:かわいいな~。 水内:名波の方が比重は上なの? やっぱり憧れで・・・ 名波:今、ドキッとした目が合って。 会場:笑い 水内:中村俊輔選手という、ちょっと自分の心をぐらつかす凄いのが出てきたけど、やっぱり原点は名波なんだ。 大竹:原点は名波さんです。 水内:膝悪いぜアイツ、ボロッボロだよ。そうかそうか。世界的には? 今でもそうだけど、憧れてる選手は? 僕らはたぶんマラドーナ(ディエゴ、アルゼンチン代表チーム監督)だろうと思うけど。 大竹:メッシ(リオネル、FCバルセロナ、リーガ・エスパニョーラ)ですかね。 名波:だよね。 水内:歳は変わんないでしょ? 大竹:そうですね、2つ上くらいですかね。 水内:そうだよね。そう考えたらメッシって凄いよね。でも、あぁいう選手にね、大竹選手も。今、左利きの選手たちは憧れてると思うよ、FC東京の大竹って。たぶん名波のことはもう速攻、わからなくなっちゃうから。だから、DVD出したんだよ。子どもたちの教材にするために。これ見本にしろみたいなね。なるほど、わかりました。野澤選手は他のチームに気になる選手は? 野澤:やっぱりキング・カズ(三浦知良、横浜FC)さんじゃないですかね。 水内:別にキングをつけなくてもいいけどね。 会場:笑い 名波:カズさんが気になるの? 野澤:気になるというかやっぱり・・・ 水内:ま、ライバルじゃないか。 野澤:いい意味でJ2にも注目を集めてくれるし。 水内:そうだよね。 野澤:でも、やっぱり試合とかやったら「おー!」ってなるし。 水内:まだお会いしてないの? お会いしてないというか、開幕戦だもんね。 野澤:はい。 水内:でも、出たらチャンスって感じ? 野澤:どういう意味ですか、それ。 水内:いや、よくわからないけど。カズさんが出た方が逆にいいって、相手チームが思ったりして。それでレッズは最終戦負けたからね。 会場:笑い 野澤:やっぱり最年長出場試合もかかっているし。 水内:そうだね42歳でしたっけ? 野澤:記念ゴールを決められないように。 名波:そうだね。 水内:でも決められたらさ、ずっと王(貞治、福岡ソフトバンクホークス球団取特別顧問)さんの世界記録756号とかもそうだけどさ、投げたピッチャーはずっと映るんだよ。 名波:ずっと映れるよ! 会場:笑い 名波:チャンス! チャンス! 水内:試合には勝てばいいんだよ。 名波:そうそう。 野澤:なるほど。 名波:2-0からやられるみたいなね。 水内:でも、そんなこと言ってるとさ、totoゴールがないからいいけどさ。入れられたくはないだろうけど。でも次の試合でさ、カズさんがどっかの試合で点を獲って、その試合ばっかりがバンバンバンバン流れたりしたらさ、「うわー」って取り返しのつかないことをやってしまったみたいなね。こればっかりはね。最初のチャンスだよ。だって、開幕だもん。 野澤:ちょっと記念ゴールを決められる傾向にあるので。 水内:そうなの? 他にもあるの? 野澤:闘莉王(田中マルクス、浦和レッズ)選手が水戸ホーリーホックにいたとき、帰化して1発目に決められてるんです。 水内:すごい人に決められたのならばともかく、なんか競り合ってポロっと落としたらカズさんの前だったりとか。 名波:そうだよね。「あれはキーパーが・・・」とか言われちゃうんだよ、コメントで。「だって、あれはキーパーがさ」って。 水内:もちろん嬉しいけど、「相手のキーパーにお礼が言いたいです」なんて言われたらさ。カズさんはそんなこと言わないと思うけど。 野澤:スーパーシュートを。 水内:逆に飛んじゃうんだね。正面に来たとき、バーって横に。たまにサッカーゲームであるじゃん。動かなきゃいいのに、動いちゃったみたいな。 野澤:あ、PKとか? 水内:そうそうって。1対1になって引っ掛けて退場しちゃうと映んないからダメだけど、PKとかいいよね。まぁでも、そういう意味ではJ2のなかではね、カズさんという存在は気になると思うし。あと藤田俊哉選手もね、J2へ行きましたし。J2は結構、いろいろな選手がいますからね。あとはまぁ、ライバル的な人はいますか? 野澤:ライバルですか? 水内:ライバルです。キーパーってどうなの? キーパー同士、チーム内はあるけど、相手チームのキーパーのことは気になるの? 野澤:僕はあんまり・・・ 水内:あんまりならない? 野澤:はい。 水内:日本代表のキーパーとかは気になる? なんであの選手を選ぶんだよとか。 会場:笑い 野澤:いや、そんなことはないです。 水内:あ、そうなんだ。あるのかなーって思って。名波とかはよく言ってるタイプだからね。 名波:全然、言ってない。ヤフーに流れるっつーの! 全然言ってないよ。 水内:「アイツはいらないでしょ」って。 名波:絶対言わないって。 水内:わかりました。さ、そして、「対戦が楽しみなチームがある」。これは二人ともあるみたいですけれども。大竹選手は対戦が楽しみなチームはどこですか? 大竹:そうですね。やっぱり2年連続優勝している鹿島アントラーズとの対戦が楽しみですね。 水内:去年、鹿島とやってどうでした? やっぱり強かった? 大竹:そうですね、1回は勝ったんですけど、。 水内:1勝1敗? 大竹:1勝1敗ですね。でも1回目とかは、本当に「これが王者か!」みたいな。 水内:最初に勝ったの? 大竹:最初に負けました(2008年7月13日カシマサッカースタジアム 鹿島アントラーズ4-1FC東京)。すごいと思いましたね、やっぱり。強かったですね。 水内:どんなところが凄かった? やっぱりプレッシャーが早かったりとか? 大竹:そうです。もうなんか、戦い方を知ってるというか、そういう感じです。 水内:誰がイヤな選手だった? 大竹:イヤな選手ですか・・・ 水内:イヤな選手って人間的にじゃないよ? マークされたりとか。この選手なんかうまいなとか。 大竹:やっぱり岩政(大樹)選手とか、強かったですね。 水内:強かった? 大竹:競ったときにゴンってやられました。 水内:ゴンってやられた。オレが初めて秋田(豊、京都サンガFCコーチ)さんと当たった感触と一緒だ。 会場:笑い 水内:ゴンじゃなかったもん。ボーンって吹っ飛んだもん。そしたら、向こうは「あー!」って言ってるの。 会場:笑い 水内:すごいからね、秋田さんはね。 名波:練習でも言うからね。敵がいないのにヘディングするとき、「あー!」って。 水内:すごいですよ。ずーっとあの人は、高校のときからあんな感じだからね。「あー!あー!あー!」って。 名波:危ない、危ない、危ない。 水内:でも、そんな鹿島とは4月12日に味スタ(味の素スタジアム)でありますよ。 大竹:はい。そこまでにもっと自分たちのサッカーをやっていって、どれだけできるかっていうのが楽しみですね。 水内:2戦目(2008年10月26日味の素スタジアム FC東京3-2鹿島アントラーズ)の手応えはすごくあったの、去年は。 大竹:そうですね。結構、1年間でもかなりいい試合ができたというか。自分たちのサッカーで勝つことができましたね、あのときは。 水内:FC東京も、変な話、いいときがあったり、ちょっと落ちたときがあったり波があったもんね。 大竹:そうですね。 水内:それは今シーズンでは、なくなりつつありますか? 大竹:そういうのをなくしていけば、やっぱり優勝争いができると思うので、そこを目指してやっていきたいですね。 水内:なるほどね。鹿島以外はどこか。鹿島しか眼中にないの? 例えば、モンテディオ山形とサンフレッチェ広島が昇格してきましたけど、あと他は? 大竹:他は僕的にはやっぱり東京ヴェルディとの対戦が楽しみだったんですよ、東京ダービーということで。でも、今年はできなくなっちゃったんで。 水内:寂しいよね。 大竹:寂しいです。 水内:しばらく昇格してこないかもしれないですしね。 大竹:いや、早く昇格してきて欲しいです。 水内:名波さんの3位以内にも入ってませんからね。 名波:いやいや、最後に迫ってくるだろうなと。 水内:やっぱりダービーは楽しかった? 大竹:そうですね。中学校のときとか、高校のときとかもすごい燃えましたね。 水内:東京ヴェルディも高校までは強いもんね。 大竹:そうですね・・・あ、いえいえ。 名波:イチイチだね。 水内:そうだよね。まぁ、でもそういう意味ではFC東京は・・・ま、いいや。ジュビロはもう名波がいないし、そんなに憧れもなく? 大竹:ちょっと半減しました。 水内:名波が辞めちゃたから半減しちゃったって。 名波:FC東京のホームで、5-1くらいだもん(2008年9月23日味の素スタジアム、FC東京5-1ジュビロ磐田)。 水内:負けたの? それは、上の方のチームと生き残ったチームとの差だよね。 大竹:そうかもしれないです。 水内:名波とは一緒にピッチの上では? 名波:あるある、あるよな? 大竹:ジュビロホームのときに。 水内:そのときはなんか話はしなかったの? 大竹:ちょっと削っちゃったんですよ、1回。なんか蹴っちゃったんです。そのときに謝ったんですけど、覚えてますかね? 名波:優しい対応しただろ? オレなんて言った? 「いいよ、いいよ」じゃない? 大竹:はい。 名波:そうでしょ? 水内:覚えてたんじゃなくて、恨んでる。 名波:そういうことしないから! 水内:大竹選手も、削っちゃった・・・あぁ、蹴っちゃったんですけど、意図的でしょ? やったの。 会場:笑い 大竹:そんなことないです。 水内:そんなことない? 大竹:はい。 水内:でもそのときに、「憧れです」とは言えないもんね。 大竹:そうですね、そこはまだ。 水内:蹴って、そこで「憧れでした」みたいなのはちょっとね。「スミマセン! 憧れなのに!」とかはちょっとね。 大竹:そこは言えなかったです。 水内:でも、名波もそういうのが耳に入ってればね、終わった後にユニフォームくれたのに。 名波:本当に、もう。本当にそういうことするよ、オレ。 水内:そうだよ。 名波:本当にする。水戸ホーリーホックの選手とかザスパ草津の選手とか全く面識のない人に、結婚するからなんかくれって言われてユニフォームあげちゃったからね。 水内:そうだよ。 名波:メッチャいい人みたいな感じ。 水内:さっき言われてたじゃん、本送るからって。 大竹:はい。 名波:本送るよ。 大竹:ありがとうございます、本当に。 名波:本当に送るから。なんか恥ずかしくなるね。 水内:さっき楽屋では、何もそんなこと言わなかったですね。 大竹:ちょっと言えなかったです。ここで言おうかなって思ってたんで。 水内:たぶんね、すごい喜んでるんだろうね、彼。さっきもすごい喜んだでしょ? よかったね。 大竹:よかったです、僕も嬉しいです。 水内:よかった、よかった。野澤選手は? 楽しみなチームは。さっきね、横浜FCとも言ってましたけど。 野澤:そういう意味で神奈川ダービーの開幕戦が楽しみです。 水内:そうか。神奈川ダービーね。 野澤:神奈川のチームはたくさんありますけど。 水内:今、3試合あるわけじゃないですか。 野澤:はい。 水内:ダービーって、やっぱりホーム&アウェイで全部できないけど、ホームが2回でアウェイが1回とかってなるけど、どう? 選手からすると、初めてだと思うんだけど。 野澤:最後の3試合目はどうなるんですか? 水内:知らない。 名波:知らないの? 水内:でも、決まってるんじゃないの? 名波:試合時間は決まってないけど、会場は決まってるんじゃないの? 水内:あれでもイヤだよね。場所によっちゃさ、移動が大変だったり。 野澤:そうですね。そういうのがあると思います。 水内:だって湘南ベルマーレは、新幹線がすぐそばに通ってるんだけど、駅に行くのが大変だもんね。 野澤:そうです。 水内:新幹線からはすぐだけど、すぐ乗れるわけじゃないから、駅まで行かないといけないからね。 野澤:だいたい羽田で、飛行機移動。 水内:J2はね。ジュビロもたいへんでしょ、移動するの。新幹線が多いと思うけど。 名波:本当にたいへん。ただ、あの新幹線でスッとスッと行けるんだったらまだいいけど。 水内:スッとスッとね。 名波:コストの問題もあるから。 水内:そうかそうか。 名波:駅がまだ近いからね。あと静岡空港がもうすぐできる予定だから。飛ぶ予定だから。あのエコパの近く。エコパのもうちょっと、東京よりの方。 水内:飛行機、ちゃんと乗り降りするの、そこ。 名波:すると思うけどね。 水内:1日に1本ない場合があるからね。 名波:そうだね、それはあるね。 水内:他のチームはないですか? 野澤:他ですか。 水内:知ってる、J2のチーム? 野澤:知ってます、18チームですよね。 水内:18チームじゃない? 名波:だと思うよ? 野澤:やっぱりセレッソ大阪が強いですか? 名波:セレッソは強いね。 水内:なんかセレッソの情報を聞いておいたら、森島はいなくなったよ。 会場:笑い 水内:知ってた? 野澤:はい。ほかはありますか、いい情報は? 名波:ほか? セレッソ? 野澤:はい。 名波:あの、柿谷(曜一朗)選手とかね、若い選手もいるし。小松(塁)選手っていう、ここ何年かはJ2でコンスタントに点を獲っているフォワードのデカイ、足の速い選手もいるし。でも、さっき言ったトーク番組でやったなかでは、コンサドーレ札幌の評価が非常に高くて。札幌はオレは全然だったから。でも、外人がすごいフィットしてるらしくて。石さん(石崎信弘)だよね、監督はね。石崎監督だから、いろいろ把握してるから。 水内:監督の評価もあるんだろうね、そのJ2経験の。 名波:やるんじゃないのっていう。優勝とかを目標にするんじゃなくて、たぶん3位以内を目標にした、そういう数字を設定してくるから、やるんじゃないのっていう。そのへんがライバルになるなと思うの。湘南ベルマーレはオレ好きだけどね。 野澤:予想は、2位ですもんね。 名波:1位とか2位、3位は関係ないの。 水内:3位も、上がっちゃえばもう関係ないからね。大竹選手は今、「早くJ2の話なんかやめろよ」って思ってたでしょ。「オレには関係ねぇよ」ってね。J2とか興味ありますか? 大竹:はい、全然ありますよ。 水内:結構、友達とかいるんじゃないの? 大竹:います、同年代で。 水内:ベルマーレには知り合いはいないの、友達とか。 大竹:同年代の選手は、だいたい知ってます。 水内:誰かいい選手はいる? 大竹選手から見ていい選手。 大竹:アジエル選手です。 水内:アジエル選手って、外人かよ! 会場:笑い 水内:なんか日本人の掘り出しものの選手が聞けるのかなと思ったら、アジエル選手みたいな。彼は、左利きで、レッズにもいましたけれどもね。はい、では最後の質問ですけれども、「まだ人に言ってない今シーズンの目標がある」。野澤選手からいきましょうか。本邦初公開ですよ。 野澤:先ほども移動の話とかが出てたんで、ごっそりマイレージをたくさん溜めようかなと。 水内:そうだね、万単位で溜めたほうがいいよ。 野澤:冗談ですけど。 水内:いやいや、大事なことだよ。 野澤:あの、新潟のときにJ1に昇格したんですけど、やっぱり監督を胴上げするじゃないですか。そのとき、あのサポーターの方と喜んでるときに・・・ 名波:反さんを落としたよね? 野澤:勝手に始まっちゃってて、それで参加できなかったんですよ。だから、今年こそはその輪のなかに参加したいなと思います。 名波:でも、反さん落ちたよね? 野澤:落ちました、はい。 名波:覚えてる、それ。 水内:あれって野球なんかだと、胴上げの回数が多い分だけ、選手と監督の距離が近いとかって言われるんだって。この人はどうでもいいやって思うと落としたくなったりするわけじゃん。まぁ、落とすまではないかもしれないけど。やっぱり胴上げをしたい? 野澤:はい。 水内:それはまだ言ってなかったの? 野澤:はい、まだ言ってなかったです。これから出していきます。 水内:これからね。まぁでもね、監督を胴上げするっていうのは、なかなかないもんね。優勝するか、昇格するかですよね。なかなかそれはできないよね。意味なくやってもしょうがないしね。今日、やっておきますかみたいな。 会場:笑い 水内:カズさんが最年長というか、出場もそうだし、ゴールを決めたら、胴上げしちゃえば、やっちゃいなよ! 名波:プレー中にね、それいいと思うね。ブラジルとかってやりそうだもんね。 水内:そうそう。で、横浜FCの選手たちに言っておいて、彼らが先にやってベルマーレでオレもちょっと貢献したんだからって上げちゃいなよ。 野澤:いいっすか、入っちゃって? 水内:たぶん、なんかしらの処分は受けるよね。やめておいた方がいいね。でも、やっぱり胴上げをしたい? 野澤:はい。 水内:それはそうだよね。大竹選手は? なんかあります? 大竹:まだ言っていないっていうのは、数字的な目標なんですけど、去年は4得点3アシストということで、今年は5得点5アシスト以上を目指して。 水内:え? 会場:笑い 水内:ちょっとじゃん! 名波:ちょっと、ちょっとそれ。せめて倍でいこうよ。 水内:4点だから、二桁とか。厳しい? 去年は何試合出たんだっけ? 大竹:去年は23試合です。 水内:スタメンは何試合くらい? 大竹:3試合くらいですかね。 水内:そんなもんなんだ、スタメンで出たの。やっぱり、スタメンで20試合くらい出るとかね。 大竹:そういうのはもう公に言ってるんで。 水内:言ってるんだよね、言ってるからね。 大竹:だから、そういう数字的な目標ですね。 水内:5点・・・でも、試合時間が延びればやれるっていう自信はあるでしょ? 大竹:あります。まずはそこを目指してやっていきたいんで。 水内:もうちょっと大きく言っておこうよ。 大竹:言っておきますか? 水内:ここにいる人たちはもう証人ですから。 大竹:じゃ、7得点7アシストで。 会場:笑い 水内:倍まではちょっとおこがましいから、プラス3で。 大竹:はい。 名波:今日一番の盛り上がりだね。 水内:アシスト3だったの? 大竹:アシスト3でしたね。 水内:アシストはこだわりたいことでしょ? 大竹:そうですね、もっとやっていかなければ。 水内:アシストはどうしましょうか? 大竹:アシストは、じゃぁ10くらいいきますか。 会場:笑い 水内:じゃ、10得点10アシストでいいんじゃないの? 名波:10アシストすれば某サッカー番組でやってるアシストランキングで上位にいっちゃうかもね。 水内:そうだよ。アシスト王っていうのが今、Jリーグではないじゃない。出ないからさ、記録としてね。でも、あぁやって番組でやってるんだからアシストは目指して。10-10でいこうよ。 大竹:そこを目標にじゃぁ、いきたいと思います。 会場:拍手 水内:そうしたら、オフはいいよ、名波さんのおごりでご飯を食べに行こうよ。 名波:全然、いいよ。 大竹:ありがとうございます。 水内:そこでさ、なんか本にサインを書いてもらおうよ。今日でいいじゃんって感じだね。なるほどね。いいじゃないですか。Jリーグもそうだし、ナビスコカップもあるし。シーズン通して10得点10アシスト。いいそれで? 大竹:それで大丈夫です。それを目指します。 水内:「とりあえずいいです」みたいな? 大竹:いえいえ、それを目指します。 水内:10アシストすればさ、それで平山選手がヘディングで点を獲るでしょ? 大竹:獲ってくれると思います。 水内:だってやっぱ、上げやすいでしょ? あれだけ大きいヘディングする選手がいれば? 大竹:そうですね。動き出しとか観やすいですよね。 水内:ちょっと羽生(直剛)選手だと観えずらいんだね。 会場:笑い 水内:パッと顔を上げたときに羽生選手がピューっと通っても観えません、みたいな。 名波:言えないよ、それは言えない。 大竹:僕の方が小っちゃいんで。水内;そうかそうか。でもね、ぜひぜひそういうゴールというのが観られると思いますし。フリーキックなんかも直接ドンドン狙うでしょ? 大竹:狙っていきたいです。 水内:右ができるのは誰? ナオ(石川直宏)? 大竹:ナオさんとか、梶さん。 水内:梶山選手か。左はいないでしょ? 大竹:左はいないですね。 水内:規郎(鈴木、ヴィッセル神戸)選手がいなくなったから。 水内:いいじゃないですか、ドンドン狙って。 大竹:やっていきたいです。 水内:ということで、7つの質問は全て終わりましたけれども。ここからは質問コーナーにいきたいと思います。よろしくお願いします。 司会:では、お疲れ様です。 水内:トイレに行ってたの? 司会:トイレに長時間いかせていただきました。ということで盛り上がっているのですが、ここからは質問コーナーです。 水内:どうしましょうか? 二人の選手に対する質問にしましょうか。せっかくですからね。「野澤選手に質問のある人」って言って誰も手を挙げなかったら寂しいですけどね。みなさん、挙げてくださいね。意外に挙げないんだよね、こういうのね。 司会:では、質問のある方どうぞ。 Q1.FC東京の大竹選手のファンなんですけれども、大竹選手に質問で、大竹選手はいつも目的意識が高くて、将来はオリンピック代表とか、日本代表になって欲しいんですけど、Jリーグで活躍したら、この先は海外でもプレーをしたいと思っているんですか? その場合はどこのリーグでどこのチームでやりたいのか教えてください。 水内:海外はどうですか? 大竹:そうですね、もう昔から海外のサッカーとかをよく観てて、そこでやりたいとは思っていたので。まずは、やっぱりJリーグでしっかりとできる技術を身につけて、それから海外に挑戦してみたいですね。 水内:どこが好きなんですか? 大竹:スペイン・リーグ(リーガ・エスパニョーラ)が好きなんで、そこに行ってみたいですね。 水内:好きなチームとかは? 大竹:やっぱりバルサ(FCバルセロナ、リーガ・エスパニョーラ)のサッカーが好きですね。 水内:メッシーみたいなね、同年代の選手もいれば。もう行っちゃえば? 大竹:まだまだなんで。もっとがんばって、うまくなってからですね。 水内:でもいずれはね、海外にきっと出て行くのかな。名波はいくつのときに行ったんだっけ? 名波:27歳くらい。 水内:若いときに行けたらいいよね。 名波:そうですね。 水内:もう早いとこ。「早いとこ」って言ったら、FC東京の人に怒られちゃうけどね。そういう契約はしてるの? 大竹:いえいえ。 水内:まだしてないの? 大竹:はい。 水内:なんか相談事があったら言いな。 大竹:はい。 水内:怒られるな。ということでね。では続きまして、野澤選手に質問がある方? Q2.ゴールキーパーの野澤選手に質問なんですけど、対戦したフォワードでもミッドフィルダーでもディフェンダーの方でもいいんですけど、一番イヤだった選手。その選手のどこがイヤだったかを教えてください。ゴールマウスに立ってて、獲られなくても。競り合ったときでも。岩政選手だったり秋田選手みたいに。叫び声とかでもいいですけど。 水内:どうですか、守ってて。 野澤:やっぱりフォワードになっちゃうんですけど、大久保嘉人(VfLヴォルフスブルク、ドイツ・ブンデスリーガ)選手とかは、昔セレッソ大阪のときにやってたときは結構イヤでしたね。 水内:裏を抜けてくるとか? 野澤:速いし、シュートも強いし。 水内:なるほどね。競り合ってて、コーナーキックで上がってきたボールに対してイヤだなっていうのはあったの、闘莉王選手とか。 野澤:それは、そこらへんのでかい選手はみんなイヤです。 名波:逆にさ、個人的なもんじゃなくてさ、チーム戦術のなかで野澤選手がこう出て行くときに、人を立たせて押さえるチームとかもあるんだよ、意図的に。 野澤:そうですね。もう前に人がいられると壁が。 名波:ね、そういうチームもイヤだよね。意外とこう、小さい選手が多かったりするけど、でもデカイ選手を立たせるチームもあるから。 水内:オレ、だいたいゴールキーパーの邪魔をしろって言われるタイプだね。 野澤:どうやって邪魔してたんですか? 水内:マークがついてくるじゃん。そしたら、キーパーの周りをグルグル回ってるの。 野澤:言葉とかはないんですか? 水内:言葉とかはない。でも、横で岡野が「すみません、すみません」って謝ってるの。で、どうしたんだろうって思ったら、「オナラしちゃった」って。「オマエ、バカじゃない」って。 会場:笑い 水内:宮本(恒靖、ヴィッセル神戸)選手とかもいて、宮本選手にマークがいて、なんか岡野が「すみません」って謝ってるの。「何やってんだよ!」って言ったら「オナラしちゃった」って。ま、そんなのはどうでもいいんですけどね。そんなチームが勝てるわけないですよね。ここで質問コーナーの方は終わらせていただきます。もう本当にあっという間ですよ。稀に見る楽しさでしたよ。僕が楽しけりゃいいのかって話なんですけど。 司会:楽しそうでしたね。 水内:もちろん、同級生の名波もそうですけど。お二人とも対照的な感じで。 司会:あの、ちょっとまだ緊張されてるような感じですけど。 水内:大竹選手、緊張してますか? 大竹:もう大丈夫です。 水内:もう大丈夫ですか。たぶん帰るときは、「名波お疲れ!」って言ってますよ。 会場:笑い 水内:大竹選手、どうでしたか? 大竹:なんか司会がうまかったので・・・ 会場:笑い 名波:オマエは偉い! 水内:偉い! おい、名波なんとかして大竹選手を盛り上げようよ。 名波:もうみなさんで盛り上げていきましょう。 会場:笑い 水内:ありがとうございます。 司会:まだ10代だから、そんなに気を遣わなくても・・・ 大竹:遣ってないので大丈夫です。 水内:大事なんだよ。こういうことが言えるっていうのはね。本当に今、ちゃんとしゃべらない若い子がいるわけですよ。こうやってしゃべるってことは大事ですから。生意気になっちゃダメだよ。 大竹:大丈夫です。 水内:野澤選手、どうでしたか? 野澤:楽しかったです。ありがとうございました。 水内:どうですか? こういったアルビレックス新潟とは違う空気だと思うんですけど。 野澤:そうですね、みんな都会の人だなと思いました。 水内:そうでもないよ。結構、埼玉の方から来てるよ、岩手とか。 水内:でも楽しんでいただけましたか? 野澤:はい。 水内:ぜひJ2の方もみなさん、注目していただいて。特に開幕戦(2009年3月8日平塚競技場、湘南ベルマーレ2-1横浜FC)。カズさんに何分に獲られるんだって。 会場:笑い 水内:それは冗談ですけどね。7日、8日どっちですか? 野澤:8日です。 水内:観れるね。 野澤:待ってます。 水内:え? 何? 横浜FCホーム? 野澤:平塚です。 水内:なるほどね。そして名波さん、どうですか? 名波:本当に進行がうまくて、みなさんも楽しめたと思うんですが、僕自身も本当にもうすごいリラックスしたまま2時間が過ぎたなと思います。 水内:ありがとうございます。大竹選手、最後にメッセージを。せっかくですから、今シーズンの意気込みとみなさんにメッセージを。大丈夫? 言える? 大竹:へい。 水内:今、「へい」って言った。 大竹:今年、FC東京は優勝というのを目指してやっていきたいと思っています。個人的にはさっき言ったように10得点10アシスト以上を目指してがんばっていくので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。 会場:拍手 水内:野澤選手、お願い致します。 野澤:今年J1に絶対上がって、個人的には大竹選手と試合ができるように。こういう縁があったので、対戦を楽しみにしているので。J2も過酷ですが、湘南ベルマーレの応援もよろしくお願いします。 会場:拍手 水内:名波さん、もう引退されて今後の仕事もいろいろやられると思いますけど、何かアピールを。 名波:僕個人というよりも、やっぱりJリーグっていうのはまた3月7日からスタートしますので、J1、J2と熱戦を繰り広げてくれると思いますし、ここ過去何年間か最終節で優勝が決まるということで、今年も拮抗した試合っていうのが多いと思いますが、みなさんご贔屓のチームを中心に楽しんでいただければいいと思います。それとともに、大竹選手、野澤選手のこの両選手を陰ながら見守って欲しいなと。 水内:いいじゃん、全面的に応援してもらえば。 名波:それはオレたちがやる仕事だからね。オレたちはもうこの二人をバンバン推していきますけれども、みなさんも応援して欲しいなと。二人が代表に入る日を夢見ながら今日は挨拶と代えさせていただきます。 水内:結婚式じゃねぇだろうが。 会場:笑い 司会:でも、優しいですね。 水内:優しい? その優しいの意味がわからない。 司会:なんて言うんでしょう。ちゃんと思ってらっしゃるというか、この短時間で。 水内:そりゃそうですよ、これも縁ですからね。あとはこの二人がオレたちのことをキライにならないでいただければ。 司会:ということで今日はみなさん本当にありがとうございました。FC東京から大竹洋平選手。湘南ベルマーレから野澤洋輔選手。そして、名波浩さんでした。ありがとうございました。 会場:拍手 水内:まだですよ、まだ帰らないでください。 司会:楽しんでましたね。 水内:楽しみましたね。僕、毎回いつも楽しんでるんですけど。 司会:本当に楽しいですね、トークバトル。 水内:今日は非常に楽しく。あの、みなさんもにもすごくいい雰囲気で聞いていただいて。まぁ、あんまり僕がグダグダ言っていると文句を言われるときもあるんですけれども。今日はなかったですね。ま、冗談ですけどね。でも本当にすごくみなさんに熱心に聞いてもらえて。 司会:そうですね。 水内:僕が言ってることは基本的にくだらないことなんで、聞き流してもらってもいいんですけれども。 司会:バラエティ班ですからね。 水内:そうですね・・・・って、コラッ! 会場:笑い 水内:まぁ、でも二人ともね、すごく人間性も出ていましたね。 司会:すごくねぇ、しっかりしてますね、19歳。 水内:そうですね、しっかりしてますね。野澤選手はもう慣れている部分もあるし。 司会:でも、本当にアルビレックス新潟ではもう大人気で。 水内:そればっかりじゃないですか。移籍したっつうの! 司会:そうでした。湘南ベルマーレでも大人気になるかと。 水内:なるでしょうね。新潟からも応援に来るでしょうし。あとは名波さんもですね、彼があんなにしゃべるって、イメージがありました? あんまりないと思うんですよ。 司会:私、初対面だったんです。 水内:あぁいう感じのね、彼を引き出したのは僕の腕かなと。 会場:笑い 司会:あ、でも陰から「水内さん、すごく進行がうまいね」と話してました。 水内:まぁ、褒められて伸びるタイプなんでイヤな気はしませんけれども。 司会:ツバ飛びましたよ、今。お客さん、大丈夫ですか? 36歳ですよね。 水内:そうですね。なんだよ? 別にいいじゃないですか。 会場:笑い 水内:確かに去年、年男ですよ。 司会:そうですか。 水内:でも、岡野は年男って知らなかったからね。 司会:え? 年男自体を知らなかったんですか? 水内:そうそう。去年ね、オレたち年男だねって言ったら、「年男って何?」って。 司会:なんて教えたんですか? 水内:だから、12年に1回来るんだよって言ったら、「うるう年ね」って言うから、「違うよ! それは4年に1回だよ」って教えてあげたんですけど。今、香港でそれを勉強してるんじゃないですかね。 司会:サッカー選手で良かったですね、岡野選手。 水内:それもどうかと思いますけど。 会場:笑い 司会:いい方ですよ、すごく。 水内:あんまり引っ張ってもあれなんで。 司会:水内さん、今週からJリーグが開幕しますけれども、最後に一言お願いします。 水内:はい、先ほど名波さんも言ってましたけれども、本当に選手たち、非常に質の高いサッカーをやってくれると思います。我々は本当に口で言ったりするだけで、応援するだけの立場なんですけれども、あとは選手の声を伝えたりとか、表情を引き出したりということができればと思います。みなさまにはスタジアムに足を運んでいただいて、サッカーというものをより定着させてもらえたらと思います。ぜひこれからも、今日来た野澤選手、大竹選手をよりご贔屓に。そして、名波と水内をよりご贔屓にしていただけたらと思います。今日はありがとうございました。 司会:ありがとうございました。本日のホスト役は水内猛さんでした。ナビゲーターは枦山南美でした。ありがとうございました。 会場:拍手
取材・構成:宮崎俊哉(CREW)/撮影:新関雅士 |
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| トークバトル来場者全員に「コカ・コーラZERO」をプレゼント。 | <司会>枦山南美(フリーキャスター) | <ホスト>水内猛(スポーツキャスター) | <ゲスト>名波浩(ジュビロ磐田アドバイザー) | <ゲスト>大竹洋平(FC東京) | <ゲスト>野澤洋輔(湘南ベルマーレ) | トークも終始2時間、大盛り上がり。 |
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